最近では使われる機会の減った鉛筆も、自分が小学生の時分には最もポピュラーな筆記具で、夜寝る前には明日に備えて手動(若しくは電動)の鉛筆削り器でガリガリガリと数本削るのが当時の子供達の”儀式”だった。時には鉛筆の両端を削り、(両端の芯を出させる事で)1本に2本分の役割を持たせる事も。当時住んでいた名古屋では、この両端削りを「貧乏削り」と呼んでいたのだが、「泥棒削り」という呼称が他地域で用いられていた(る)事を最近になって初めて知った。
自分の場合は「両端の芯を出しておけば片方の芯が折れた場合でも、もう片方で直ぐに対応出来る。」という理由から「貧乏削り」をしていたのだが、「両端を削るのは結果的に使用出来る部分を減らすのだから、この不経済さは『金持ち削り』と呼んでも良さそうなのに、何故『貧乏削り』と呼ぶのだろうか?」という疑問を持っていた。そして今回、「泥棒削り」なる新たな呼称の存在を知り、余計にこれ等の呼称が付けられた理由が判らなくなった。そこでWikipediaで調べてみた所、次の様な説明が。
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鉛筆は複数本用意するのが基本だが、貧困により2本目の鉛筆が確保出来ない場合、鉛筆の両端を削れば、2本分として使える。これを貧乏削りと揶揄する。貧乏削りは有効利用出来る長さが短くなり、不経済な使用法でも在る。
又、学用品としての鉛筆は削らない側の端部の一面の塗装を薄く削ぎ、露出させた木地面に氏名が良く書き込まれた。この記名は盗んだ鉛筆を「貧乏削り」すれば違和感無く削り落とす事が出来る。そこで、その様な窃盗の証拠隠滅が疑われる使い方を「泥棒削り」と揶揄した。
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「泥棒削り」という呼称に関しては、その理由に納得の行く所が在るが、「貧乏削り」に関しては不経済さから、「やはり金持ち削りが正しいのではないかなあ。」と感じる。何はともあれ、地域によってその呼称が様々というのは良く在る事だ。
今回この話を取り上げたのには訳が在る。一昨日書いた記事「消しゴムは美味しくなかった」に多くの書き込みを頂戴したのだが、kihara様の書かれていた内容にビビビッと来る物が在った為。さて、次のマークを皆さんは何と呼ばれていただろうか?
今から30数年前*1、このマークは「20世紀少年」の”ともだちマーク”の如く到る所で目にする事が出来、名古屋ではこれを「ラブピース」と呼んでいた。ところがkihara様はこれを「スマイリー」乃至は「ニコちゃん」と記されており、自分はこの2つの呼称を目にするのは全く初めてだった為、「同世代のkihara様と違う呼称を使っていたという事は、これも地域差が在るという事なのだろうか?」と思った。
Wikipediaによるとこのマークは「スマイリーフェイス」と紹介されており、「スマイリー、ニコちゃんマーク、スマイルマークとも呼ばれる。」と記されていた。日本では1971年にサンスター文具が「ラブピース」という名称でバッジを販売したと在り、それ故に自分は「ラブピース」とあのマークを呼んでいたのだろう。
又、こちらのサイトには「近年リバイバルで発売され、ニコちゃんとかスマイルとか呼ばれていた。」と書かれている。新たな名称で発売された可能性も在るが、もしかしたら”あの頃”も地域によっては「ニコちゃん」等の別呼称が存在していたのかもしれないなあと思った次第。
*1 「30数年」では無いが、ひし美ゆり子さんのブログ「あれから40年・・・アンヌのひとり言 」にほのぼのとした思いにさせてくれる記事が載っていた。4月21日付の「あれから40年・・フルハシとアンヌの会話」がそれで、「ウルトラセブン」で共演されたフルハシ隊員こと”まむちゃん”との電話での遣り取りが紹介されている。同じ時代を生きて来た”同士”という雰囲気が伝わって来て、ウルトラ・シリーズを見て育って来た者としては何とも言えない。
自分の場合は「両端の芯を出しておけば片方の芯が折れた場合でも、もう片方で直ぐに対応出来る。」という理由から「貧乏削り」をしていたのだが、「両端を削るのは結果的に使用出来る部分を減らすのだから、この不経済さは『金持ち削り』と呼んでも良さそうなのに、何故『貧乏削り』と呼ぶのだろうか?」という疑問を持っていた。そして今回、「泥棒削り」なる新たな呼称の存在を知り、余計にこれ等の呼称が付けられた理由が判らなくなった。そこでWikipediaで調べてみた所、次の様な説明が。
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鉛筆は複数本用意するのが基本だが、貧困により2本目の鉛筆が確保出来ない場合、鉛筆の両端を削れば、2本分として使える。これを貧乏削りと揶揄する。貧乏削りは有効利用出来る長さが短くなり、不経済な使用法でも在る。
又、学用品としての鉛筆は削らない側の端部の一面の塗装を薄く削ぎ、露出させた木地面に氏名が良く書き込まれた。この記名は盗んだ鉛筆を「貧乏削り」すれば違和感無く削り落とす事が出来る。そこで、その様な窃盗の証拠隠滅が疑われる使い方を「泥棒削り」と揶揄した。
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「泥棒削り」という呼称に関しては、その理由に納得の行く所が在るが、「貧乏削り」に関しては不経済さから、「やはり金持ち削りが正しいのではないかなあ。」と感じる。何はともあれ、地域によってその呼称が様々というのは良く在る事だ。
今回この話を取り上げたのには訳が在る。一昨日書いた記事「消しゴムは美味しくなかった」に多くの書き込みを頂戴したのだが、kihara様の書かれていた内容にビビビッと来る物が在った為。さて、次のマークを皆さんは何と呼ばれていただろうか?
今から30数年前*1、このマークは「20世紀少年」の”ともだちマーク”の如く到る所で目にする事が出来、名古屋ではこれを「ラブピース」と呼んでいた。ところがkihara様はこれを「スマイリー」乃至は「ニコちゃん」と記されており、自分はこの2つの呼称を目にするのは全く初めてだった為、「同世代のkihara様と違う呼称を使っていたという事は、これも地域差が在るという事なのだろうか?」と思った。
Wikipediaによるとこのマークは「スマイリーフェイス」と紹介されており、「スマイリー、ニコちゃんマーク、スマイルマークとも呼ばれる。」と記されていた。日本では1971年にサンスター文具が「ラブピース」という名称でバッジを販売したと在り、それ故に自分は「ラブピース」とあのマークを呼んでいたのだろう。
又、こちらのサイトには「近年リバイバルで発売され、ニコちゃんとかスマイルとか呼ばれていた。」と書かれている。新たな名称で発売された可能性も在るが、もしかしたら”あの頃”も地域によっては「ニコちゃん」等の別呼称が存在していたのかもしれないなあと思った次第。
*1 「30数年」では無いが、ひし美ゆり子さんのブログ「あれから40年・・・アンヌのひとり言 」にほのぼのとした思いにさせてくれる記事が載っていた。4月21日付の「あれから40年・・フルハシとアンヌの会話」がそれで、「ウルトラセブン」で共演されたフルハシ隊員こと”まむちゃん”との電話での遣り取りが紹介されている。同じ時代を生きて来た”同士”という雰囲気が伝わって来て、ウルトラ・シリーズを見て育って来た者としては何とも言えない。
「ラブピース」という名は、そのマークの下に英語で入っていた記憶がありそこからだと思います。
一時流行りましたが、当時小さかったので
未だに「アレは何やったん」と判らないのです・・
「ピースマーク」という呼称も、そう言われてみると在った記憶が在ります。当時はバッジに下敷き、Tシャツ等、このマークが溢れまくっていました。何年か前にこのマークが又流行った様ですが、同じ物が一定感覚でブームになるのはまま在る事ですね。
鉛筆を転がすと言えば、鉛筆の”御尻”の6辺の塗装を薄く削り、其処に「好き、大好き、結婚、嫌い、大嫌い、絶交」といった文字を書き込んで、好きな女の子の名前を口にしながら転がして相性を占うなんて事が流行っていたっけ。コロコロと転がる音は確かに心地良かったです。
以前、「クイズ$ミリオネア」に新庄剛志氏が出演した際、答えが判らない問題には鉛筆を転がして、結局賞金1千万円獲得していましたね。
>スマイルマーク
これは私は「スマイルピース」と呼んでいましたが、ひょっとして私だけですかね?もちろん、ご多分に漏れず私も持っていました。
>ひし美ゆり子さんのブログ
ソガ隊員・・(涙)ご冥福を心よりお祈りします。
「ニコちゃんマーク」と呼ばれていたのですね。やはり住まわれていた地域によって、呼称が様々という事なのでしょう。以前「けったましーん」(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/c9dc5bfc1218114ebfa05c8dc8b24edc)という記事で触れたのですが、ガキんちょの頃住んでいた名古屋では自転車の事を「けったましーん」と呼んでいましたが、それから東京に転勤した際にこの呼称が使われていなかった事に驚いた記憶が在ります。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
「スマイルピース」ですか。これも初めて目にした呼称です。当時、あのマークは全国的に溢れていたと思うのですが、その呼称が色々在るというのは面白いですね。
ソガ隊員の件、本当に残念でなりません。ウルトラセブンの中でも「強い男」というイメージが在りましたし、私生活でも兄貴分的な存在だったと聞きます。病気を患われた事で、メンタル面で弱くなられたという事なのかもしれませんが、そういう時だからこそ今度は逆に、廻りの人間に頼って欲しかった・・・。合掌。
実を言うと、自分は当時これを「スマイル」と呼んでいました。
5年前、この流行のことを教え子(15歳)に話したら、教え子は「ああ『ニコちゃん』のことか」と言っていました。「ニコちゃん」という呼び名があることは、その時初めて知ったのです。
今回、コメントを書くに当たって、ネットで検索しましたら、「スマイリー」「ニコちゃん」という呼称が多く出てきたので、それをそのまま引用したという次第です。
「ラブピース」という呼称もあったような気がするのですが、はっきりと覚えていません。
この種のキャラクタグッズで他に記憶しているのは、キティとジミー&パティですね。1975年頃のことだったと思います。女の子がよくそれの文具を持っていました。
これも調べたら逆だw。
パティー&ジミーというらしい。
記憶がくるってきている...