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「俳優の坂口良子さん死去 ドラマ・映画で活躍」(3月29日、朝日新聞)
数多くの映画やドラマに出演し、親しみ易いキャラクターで知られた俳優の坂口良子(さかぐち・りょうこ)さんが27日に死去していた事が29日、判った。57歳だった。
北海道余市町生まれ。1971年、ミス・セブンティーン・コンテストで優勝し、雑誌モデルに。1972年、歌手デビューし、「アイちゃんが行く!」【動画】でドラマ初主演。「サインはV」【動画】、「前略おふくろ様」シリーズ【動画】、「池中玄太80キロ」【動画】等の人気テレヴィ・ドラマや、映画「犬神家の一族」【動画】、「人間の証明」【動画】、「帰ってきた若大将」【歌】等に出演した。2002年、「質屋の女房」で菊田一夫演劇賞。
昨年8月にプロ・ゴルファーの尾崎健夫さんと再婚。長女の坂口杏里さんはタレント。今月12日、自身のブログで、体調不良の為、静養中だと明かしていた。「昨年、腸閉塞を患い、略同時期にインフルエンザから肺炎になり、体調を少し崩していた。」と記している。
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先日、新聞に載っていた某女性週刊誌の広告で、坂口さんの体調が芳しく無いというのを目にしたが、年齢が若いし、何よりも健康的なイメージしか無い人だったので、「時間は掛かるだろうけれど、又、元気な姿を見せてくれるだろう。」と思っていた。其れだけに、今回の訃報には驚きしか無い。
坂口さんと言えば、テレヴィ・ドラマでは「サインはV」、そして映画だと「犬神家の一族」の印象が強い。「犬神家の一族」では那須ホテルの女中・はる役を演じていたが、「同ホテルに宿泊している金田一耕助(石坂浩二氏)と、和室の部屋で見せるコミカルな掛け合い。」(「金田一の言動に立腹したはるが、部屋から出て行く際にピシャッと襖を閉めるのだが、其の際に彼女の割烹着の裾が襖に挟まってしまう。少しすると、其の裾が外からスッと引かれる。」というシーンは、何度見ても笑えるし。)は忘れられない。
自分は「池中玄太80キロ」を全く見ていなかったのだけれど、同番組で共演した歌手・松尾和子さんには相当可愛がって貰っていた様で、松尾さんが亡くなった際に大泣きしていた坂口さんの姿を思い出す。松尾さんが亡くなったのは57歳の時で、今回の坂口さんも同じ57歳というのは、因縁めいた物を感じる。合掌。
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インターネット上で始まる、不条理な「戦争」。デモ、炎上、ステルス・マーケティング。市町村合併を巡って、市役所vs.反対派の静かなゲリラ戦が始まった。
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著者のプロフィール欄の記述を借りると、「日常の延長からふわりと逸脱した不条理な世界を、卓越した想像力で描いている。」というのが、三崎亜記氏の作風。「或る日届いた『となり町』との戦争の知らせ。僕は町役場から、敵地偵察を任せられた。」という粗筋の「となり町戦争」等、彼の小説は「日常の中にするりと、そして絶妙に滑り込ませた非日常で不条理な世界。」を描くのが上手い。「こんな事、実際には在り得ないでしょ。」と思う一方で、「でも、もしかしたら・・・。」という得体の知れない不安が沸き上がって来るのだ。
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「歴史上に、真実というものは存在しない。史実はあるがね。」。「真実と史実は、どう違うんですか?」。「史実とは、具体的な歴史資料によって、それが確からしいと認められたものだ。真実ではない。」。聡美の納得できていない表情に、老人はたとえ話を始める。「四百年ほど前、この国に船でやって来た国がある。その国の歴史の教科書には今も、この国を『発見』したと記されているそうだよ。我々はそのずっと前から、この地に住み続けているというのにね。」。「何が言いたいんですか?」。「言いたいことは二つだよ。一つは、史実とは誰かの視点によって定まった一方的なものでしかないということ。」。「もう一つは?」。「言い続ければ、それが真実になる、ということだ。」。老人は石碑の文字を誇らしげに見つめ、悪びれもしない。「真実とは、定まった形をしているわけではない。人々に無意識のうちに刷り込まれた情報が寄り集まり、真実として固定化される。」。
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情報誘導や世論誘導という物を、近年は強く感じる事が在る。少し前に芸能人達によるステルス・マーケティングが問題化したけれど、此の小説の中に登場する「然も味方で在るかの様にして特定の人達に近付き、散々煽っておき乍ら、最後は(当初の目論見通りに)裏切る。」なんていうのは、ネット上を中心に今後は、実際に増えて行きそうな気がする。
此の小説を読んで、人間に対する不信感を募らせてしまう人も多そう。自分の場合は読後に、「漠然とした不安」が残った。
総合評価は、星3.5個。
特にアイドルやヒーロー的な方が亡くなるのは寂しいです
坂口さんを含めこれ等の人は三度死ぬと言われますね
引退した時と死んだ時と我々の心から消えた時
だからきっと坂口さんは永遠に生き続けるでしょうね
別に他意は無い事を前提に言わせてもらえば俺は4つの年号を体験したいですね
別に長生きしても俺の未来や体調が明るいなんて有り得ないですけどね
幼少期、昔の歌手や役者が亡くなると、父母達が「彼の人“も”亡くなったんだ・・・。」と寂しそうな表情を浮かべているのを見て、「他人なのに、そんなに寂しく思う物なのかなあ?」と不思議に感じたものですが、此の年になると凄く気持ちが判ります。自身が幼い頃から知っていた人という事で、“自身が歩んで来た過去の一部”を喪失した様な寂しさなんですよね。特に元気なイメージが在った人程、ショックは大きいです。