「週刊新潮(3月17日号)」に「広岡達朗に批判され長嶋一茂が送りつけた警告書」という記事が載っていた。事の経緯としては、ジャイアンツの球団代表特別補佐に就任した一茂氏が、公の場で「堀内監督は好き嫌いではなく、実力優先主義で選手起用すべき。」等とコメントした事に対して、広岡氏が某週刊誌上で「監督に譲歩しろというのは素人的発想。」と切り返した所、一茂氏より「侮辱された。」と弁護士を介して警告書が送られて来たというもの。
球界きっての一言居士で知られる広岡氏だが、その発言の根底に彼の個人的な好き嫌いが見られる事が多く、首を捻らざるを得ないものが少なくないのだが、今回誌面で述べている事は概ね同意してしまう内容だった。
初っ端に「彼(一茂氏)をジャイアンツOBとは思っていない。」と述べているのは、正直どうでも良い話。ジャイアンツOBだろうがなかろうが、組織を良くしようと働く人間であれば良い事。「ジャイアンツで実績を残していない。」とか「OB会に出席していない。」という思いが背景に在る様だが、これこそがジャイアンツ至上主義といった古臭い考え方そのもの。球界の活性化を妨げる思考と言える。
広岡氏が述べている事で同意してしまうのは、「一茂氏が推し進めている事が、本当の意味でのファンサービスなのか?」という点。ファン・サービスと称して、練習の合間合間にサイン会を行なったり、”ジャンケン大会”を行なう事が真のファン・サービスなのだろうか?と彼は指摘しているのだ。
ジャイアンツ選手のファン・サービスの悪さは、ジャイアンツ・ファンの自分も以前から感じていた。練習後にサインを求めるファンを、無下にあしらう選手の姿を実際に目にした事も何度か在る。なので、サイン会等を行なう事自体は悪くは無いと思う。問題なのは、緊張感を持続して臨むべき練習の合間合間に迄行なう事や、「そこ迄迎合する必要が在るの?」とも思えるジャンケン大会等の”余興”に在ると思う。
ファン・サービスが重要なのは確かだが、TPOを取り違えてしまうと、却ってマイナス効果ではなかろうか。
又、これはあくまでも個人的見解だが、選手とファンの関係が余りに近過ぎてしまうのもどうかと思う。雲上人の様な存在になってしまうのは論外だが、手が届きそうで届かない存在にファンは魅せられるのではないか?
一茂氏の役割がイマイチ不明確なのも気になる所。ファン・サービス向上に特化しているのかと思えば、上記した様に現場介入とも思える発言も多々見られる。これでは越権行為と取られても仕方ないだろう。「首脳陣と選手の間に入って、風通しの良い組織にしたい。」という彼の意気込みは買うが、そこ迄の役割を彼は負わされているのだろうか?
「キャンプでは選手達と意見交換し、首脳陣とのパイプ役を務めたい。」といった趣旨の発言をしていた彼。しかし、現実は球場にちょこっと顔を出しただけで、選手達の宿泊先とは離れた高級ホテルに帰る彼に、冷めた視線を送る選手も少なくなかったと聞く。同宿して色々意見を聞いて貰えると期待していた選手にとっては、彼の覚悟の程を疑わざるを得ないものだったのだろう。
一茂氏の処遇を明確化しないと、ジャイアンツは空中分解し兼ねないと思うし、こういった曖昧なポジションの存在は、球界にとっても決して良い影響を及ぼさないと思う。
球界きっての一言居士で知られる広岡氏だが、その発言の根底に彼の個人的な好き嫌いが見られる事が多く、首を捻らざるを得ないものが少なくないのだが、今回誌面で述べている事は概ね同意してしまう内容だった。
初っ端に「彼(一茂氏)をジャイアンツOBとは思っていない。」と述べているのは、正直どうでも良い話。ジャイアンツOBだろうがなかろうが、組織を良くしようと働く人間であれば良い事。「ジャイアンツで実績を残していない。」とか「OB会に出席していない。」という思いが背景に在る様だが、これこそがジャイアンツ至上主義といった古臭い考え方そのもの。球界の活性化を妨げる思考と言える。
広岡氏が述べている事で同意してしまうのは、「一茂氏が推し進めている事が、本当の意味でのファンサービスなのか?」という点。ファン・サービスと称して、練習の合間合間にサイン会を行なったり、”ジャンケン大会”を行なう事が真のファン・サービスなのだろうか?と彼は指摘しているのだ。
ジャイアンツ選手のファン・サービスの悪さは、ジャイアンツ・ファンの自分も以前から感じていた。練習後にサインを求めるファンを、無下にあしらう選手の姿を実際に目にした事も何度か在る。なので、サイン会等を行なう事自体は悪くは無いと思う。問題なのは、緊張感を持続して臨むべき練習の合間合間に迄行なう事や、「そこ迄迎合する必要が在るの?」とも思えるジャンケン大会等の”余興”に在ると思う。
ファン・サービスが重要なのは確かだが、TPOを取り違えてしまうと、却ってマイナス効果ではなかろうか。
又、これはあくまでも個人的見解だが、選手とファンの関係が余りに近過ぎてしまうのもどうかと思う。雲上人の様な存在になってしまうのは論外だが、手が届きそうで届かない存在にファンは魅せられるのではないか?
一茂氏の役割がイマイチ不明確なのも気になる所。ファン・サービス向上に特化しているのかと思えば、上記した様に現場介入とも思える発言も多々見られる。これでは越権行為と取られても仕方ないだろう。「首脳陣と選手の間に入って、風通しの良い組織にしたい。」という彼の意気込みは買うが、そこ迄の役割を彼は負わされているのだろうか?
「キャンプでは選手達と意見交換し、首脳陣とのパイプ役を務めたい。」といった趣旨の発言をしていた彼。しかし、現実は球場にちょこっと顔を出しただけで、選手達の宿泊先とは離れた高級ホテルに帰る彼に、冷めた視線を送る選手も少なくなかったと聞く。同宿して色々意見を聞いて貰えると期待していた選手にとっては、彼の覚悟の程を疑わざるを得ないものだったのだろう。
一茂氏の処遇を明確化しないと、ジャイアンツは空中分解し兼ねないと思うし、こういった曖昧なポジションの存在は、球界にとっても決して良い影響を及ぼさないと思う。
ただ本人は張り切ってたとしても、彼のプレーヤーとしての実績もさほどではないので、選手やコーチを納得させることも難しそう。おまけにOBからも突き上げられ、まことに不幸なポストに見受けられます。
「巨人は変わらなければならない」と新球団首脳が考えているのは間違いなく、いいこともやってます(池永氏復権は一番いい例)。
しかし本気で変わるつもりなら、あのポストに一茂氏でなく「外様の大物」を三顧の礼で迎え入れ、フロントが全面バックアップするくらいでないと。「毒を飲む覚悟」がなければ変われないでしょうね。
「外様はダメ」の不文律があり、守らねばならない?大丈夫ですよ、昔「純血主義」をこっそりお捨てになられたじゃないですか、そのことを思えば何てことはないですよ。
じっくりお手並み拝見いたしております。
結局、ジャイアンツは優勝したいのか?人気が欲しいのか?
どっちかが、讀賣を去っていれば、スタンスははっきりしたのに、まだまだ改革への道は遠いと感じます。
次の監督に「讀賣出身者」以外の人を起用するのか、お手並み拝見です。
あっ!本題は一茂ですか?
う~ん、どうでしょう?
いわゆる、ひとつの。。。
わが巨人軍は永久に不滅です
って言うじゃない。
でも、今の巨人は仏滅ですから~
残念!
広岡さん、いまだにシゲオのホームスチールうらんでる斬り!
少しずれますがサッカーは試合後勝敗に関わらず、選手はファンに挨拶をします。高校野球もそうですね。どうもプロ野球はまだまだ殿様商売に思えてしまうのです。
広岡氏と一茂氏との争いはどうでもいいです。
そもそも一球団のファンサービス向上についてこれだけマスコミが騒ぎ立てる事自体がおかしいのでは。しかもファンサービス、なんて言えないような毛の生えた程度のもの(関係者の努力を否定する気はないのですが、そう思えてしまいます)
これだったら広島のキャンプ生中継とか横浜の内野フェンス撤去など他球団の方が「改革」をやっているように思います。
巨人の場合改善、なにも今までがひどすぎたのでしょうから(巨人ファンの方から聞いた話です)悪くなるはずはありませんし。もっと踏み込んでください。球界の盟主を自認するなら。
長文、失礼いたしました。
日本のプロスポーツと呼ばれる世界で、相撲と並んでファン・サービスの意識が低いのが野球なのではないかと個人的に思っています。(相撲ファンの方には申し訳ないのですが。)Jリーグのファン・サービス意識の向上は、そんなに昔からではないという話も在りますが、それでも野球に比べたら雲泥の差なのでしょうね。
概してパ・リーグでは、方向性は別にして、ファン・サービスの意識が深かったと思っています。翻ってセ・リーグは、ジャイアンツへの依存体質が少なからず在ったが為に、フロント、そして少なからずの選手達の視点がファンよりもジャイアンツに向いていたと言えるのかもしれません。
皮肉にも、ジャイアンツ戦の視聴率が低下し続けた事で、セ・リーグの各チームがオリジナリティーを持ったファン・サービスの必要性に目覚めたという部分は在るのではないかと。
ジャイアンツのファン・サービスの悪さ加減は、自分も強く感じておりました。ですので、higu様が御指摘されている様に、「これ以上悪くなる事はない。」と自分も思います。そう思えてしまうのも哀しいですが(笑)。
一つ気になっているのが、ファン・サービスの内容に付いて、過度にメジャー色を取り入れる必要もないのではという事。内野フェンスを取り外し、臨場感溢れる試合をファンに体感して貰うという考えは理解出来ますが、ファールチップ等の危険性を考えると、必ずしも良い事だとは言えない気もしています。
勿論、グラブやヘルメットを用意する等、万全の安全策は取っている様ですが、子供や高齢者のファンには危険性が低く無いのは事実かと。それを認識した上で当該席に座るのだろうから、そこ迄懸念する必要はないと言われてしまえば、それはそうなのでしょうが・・・。日本独自のファン・サービスを作り出して行く!といった気概”も”見せて欲しいなと思う自分です。
かつてTVでダンカンが長嶋一茂に面と向かって「あんたを球
団代表特別補佐にするという事自体が、巨人に本気で改革す
る意志が無いという事だ。」「あんたは長嶋茂雄という日本プロ
野球の”財産”の利子のようなものだろう。」と言ったのを見た
事があります(構成台本だろうけど)。
なぜ長嶋一茂が「長嶋一茂という人間自体を否定したとも取
れる」この発言でなく、(あくまで言動への批判内の)広岡氏の
発言に噛み付くのか、自分には理解できません。
ダンカンの言っている事は、的を射ていると思います。(意識的に、「自分は他者とは見方が違う。」というのを打ち出し過ぎているのは、何か”江川な人”的な感じがして、どうかとは思っていますが(笑)。)
真にジャイアンツの改革を行ないたいので在れば、広岡氏の発言に対して真摯に耳を傾け、異論が在るのであれば同じ土俵で勝負(マスメディアを使って発言するとか。)すべき。法的対応というのは大人気ないと言うか、どうしても「何様?」といった感が拭えないというのが一般的な感覚ではないかと。
所謂体育界の先輩後輩のノリは好きでは在りませんが、とは言え球界の大先輩の”許容範囲”の発言に対して、法的対応を採ったというのはどうしても礼を失した行為の様な気が自分もします。
一茂が補佐普通の社会常識から言えば、絶対あり得ない人事。
バカが球団代表特別補佐なんかやってはいけない。その話があった時点で断るべきだ。
現役時代の実績が無くとも、監督として多大な功績を残された方も少なくないですから、「現役時代の実績」と「引退後の役割」とは全く切り離して考えて良いとは思っています。唯、一茂氏の場合は、その役割が未だにハッキリしない感が在り、その点に於いては現場介入的な言動は混乱を生じさせるだけという感じがします。広岡御大のこの発言が影響したのかどうか不明なれど、この後に一茂氏がこの手の発言をしなくなった様に思われるのは良かったと。原監督が実績を残している以上、現場への口出しをしたくても出来ないというのが実情かもしれませんが。
今後とも何卒宜しく御願い致します。