日本シリーズ進出を逸したジャイアンツだが、来季に向けて様々な動きが出て来た。マーク・クルーン投手(ベイスターズ)や小林雅英投手(マリーンズ)、井口資仁選手(フィラデルフィア・フィリーズ)等、他チームの主力選手に触手を伸ばし捲っているという”噂”は以前から飛んでいたが、今日の報道によるとアレックス・ラミレス選手(スワローズ)やセス・グライシンガー投手(スワローズ)の”身辺調査”をしているとか。何でも欲しがるクレクレタコラ病が又再発したのかと思うと頭が痛い。補強自体を否定するものでは無いし、自チームでどうしても賄えない部分を余所から補うのは悪い事では無い。問題は長期的ヴィジョンを持たず、無節操に”ビッグ・ネーム”に飛び付く事。昨年オフに主力選手が次々に離れ、補強らしき補強をしなかったファイターズが、今季”も”優勝した事実をジャイアンツのフロントには直視して貰いたい。
そして日本シリーズ進出を無様な形で逸した事で、ジャイアンツのコーチ陣の”粛清”も始まった様だ。1軍のブルペン担当をしていた斎藤雅樹斎藤雅樹投手コーチを2軍に、その代わりに現在2軍の香田勲男投手コーチを1軍に異動させるという。斎藤投手コーチには2軍のチーフ格として指導に当たらせるという事で、これは報道にも在る様に将来を見据えた配置転換かなという気がしている。
だが問題は内田順三打撃コーチ(60歳)と伊勢孝夫打撃コーチ補佐(62歳)を首にするという事。伊勢打撃コーチ補佐も然る事乍ら、内田打撃コーチの指導能力の高さは当ブログでも何度か指摘しており、何で首にするのか全く理解出来ない。「指導者の若返りを図りたい。」という球団側の方針という事だが、今季は両リーグトップの「打率.276、191本塁打」を記録した打線を作り上げた功績を完全に無視した、指揮官に責任を及ばせない為の蜥蜴の尻尾切りとしか思えない。効率良く得点出来なかったというので在れば、それは指揮官の采配にこそ問題在りだと思うのだが。
彼等の代わりに2軍から昇格するのが岸川勝也打撃コーチ(42歳)というのも驚き。*1今季の2軍のチーム打率はイースタン・リーグで最低だった筈。やはり2軍の打撃コーチを務めている岡崎郁氏と共に、岸川氏も原監督の御友達として有名な存在で在る事を考えると、「1軍で何をしているのか判らない篠塚和典打撃コーチや西岡良洋守備走塁コーチといった御友達が首にならないのも当然か。」と思ってしまう。内田打撃コーチの解任は、来季のジャイアンツに大きなマイナスを生じさせるだろう。
*1 適切な打撃アドヴァイスをすると言われている大道典嘉選手を兼任コーチにした方が余程ましではないか。唯、能力が在る人間が得てして”潰される”ジャイアンツだけに、無能なコーチ陣が彼を潰しにかかる可能性も高そうだが・・・。
そして日本シリーズ進出を無様な形で逸した事で、ジャイアンツのコーチ陣の”粛清”も始まった様だ。1軍のブルペン担当をしていた斎藤雅樹斎藤雅樹投手コーチを2軍に、その代わりに現在2軍の香田勲男投手コーチを1軍に異動させるという。斎藤投手コーチには2軍のチーフ格として指導に当たらせるという事で、これは報道にも在る様に将来を見据えた配置転換かなという気がしている。
だが問題は内田順三打撃コーチ(60歳)と伊勢孝夫打撃コーチ補佐(62歳)を首にするという事。伊勢打撃コーチ補佐も然る事乍ら、内田打撃コーチの指導能力の高さは当ブログでも何度か指摘しており、何で首にするのか全く理解出来ない。「指導者の若返りを図りたい。」という球団側の方針という事だが、今季は両リーグトップの「打率.276、191本塁打」を記録した打線を作り上げた功績を完全に無視した、指揮官に責任を及ばせない為の蜥蜴の尻尾切りとしか思えない。効率良く得点出来なかったというので在れば、それは指揮官の采配にこそ問題在りだと思うのだが。
彼等の代わりに2軍から昇格するのが岸川勝也打撃コーチ(42歳)というのも驚き。*1今季の2軍のチーム打率はイースタン・リーグで最低だった筈。やはり2軍の打撃コーチを務めている岡崎郁氏と共に、岸川氏も原監督の御友達として有名な存在で在る事を考えると、「1軍で何をしているのか判らない篠塚和典打撃コーチや西岡良洋守備走塁コーチといった御友達が首にならないのも当然か。」と思ってしまう。内田打撃コーチの解任は、来季のジャイアンツに大きなマイナスを生じさせるだろう。
*1 適切な打撃アドヴァイスをすると言われている大道典嘉選手を兼任コーチにした方が余程ましではないか。唯、能力が在る人間が得てして”潰される”ジャイアンツだけに、無能なコーチ陣が彼を潰しにかかる可能性も高そうだが・・・。
>クレクレタコラ
45歳の上司がこの前酔って「そこの醤油取ってクレクレタコラ!」と叫んでいました。
応対したのは30の子でしたが、明らかに「?」という顔でした^^;。
この件に関しましては、広岡氏をはじめとするジャイアンツOB会の面々が、原監督の胸倉をつかみ上げるなり、小一時間問い詰めて頂きたいと思っております。
あと・・・それに加えまして・・・前回危惧しました通り・・・やっぱりあの御方が”暴発”しました!!
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/pro/news/20071023k0000m050129000c.html
「補強せずにいられるか!!」と吠えたくなる気持ちはわかりますが・・・、それで解決できるような問題ではないと・・・ご理解頂きたいのですが・・・。
ちなみに、上記のインタビューにおいて、あの御方は落合監督をカッチリ誉めていましたが・・・まさか・・・。
自分は野村謙二郎や前田智徳を輩出した広島カープのファンになって本当に良かったと思います。優勝とは程遠いですが選手は少なくともファンのために一生懸命努力していますから・・・。
原監督の同年代の仲良しばかりで固めるみたいですね
中日の場合も落合監督がコーチの人事権を握ってることもあり、落合人脈で固めてるのですが、コーチみなそれぞれに能力があるのはわかります。
巨人の場合は…コーチ陣に本当に能力があるのでしょうかね?
そしてナベツネの「補強せずにいられるか」「今年の外国人は全て外れ」発言。
ホリンズはそこそこやってたので残留して欲しい気もしますが
仰る様に、この時期は特に「飛ばし記事」が少なくないですから全てを鵜呑みには出来ないものの、ナベツネの発言(詳細はハニスポ様がリンクして下さった記事を御参照下さい。)を鑑みると満更根も葉も無い事では無い様に思えるのが怖い所です(苦笑)。
元々コントロールが良い投手では在りませんでしたが、今季のクルーン投手はコントロールがままならなく自滅しているケースが多く見受けられました。セーブポイントが付いた試合でも、四球を連発してアップアップなケースが少なくなく、余程今オフに鍛え上げないと来季は厳しいでしょうね。小林投手も往年のキレが今季は感じられず、同様に厳しい状況に在ると思います。ジャイアンツには持ち駒を鍛え上げるというう思考を持って貰いたいものです。
「クレクレタコラ」、自分なぞは結構普通に使っていますが、”ナウいヤング”には何が何だか判らないでしょうね。
内田順三打撃コーチ、一般的な知名度はハッキリ言って所謂”大物コーチ”程には無いかもしれませんが、個人的には素晴らしい打撃コーチの一人と認識しています。試合前に若手選手達を指導する彼の姿を何度か拝見しましたが、良く見られる「ファンの目を意識したコーチ振り」では無く、一心不乱にコーチしている姿が印象的でした。
山本浩二監督(当時)の熱烈な依頼でジャイアンツからカープへと彼が移った際には、「これはジャイアンツにとって大きな損失だ。」と残念に思っておりましたので、再びジャイアンツで指導してくれる事になったのが非常に嬉しかった。それが打撃コーチとしてしっかり結果を残したのに、「指導者の若返り。」という事だけでの今回の”仕打ち”には腹立たしさしか覚えません。こういう事をやっているから、ジャイアンツは嫌われるのでしょうね。広岡御大辺りが、原監督に一喝して欲しいと自分も思います。
ナベツネの発言は、自分も見て唖然とさせられましたよ。何度も書いている様に、「自チームが努力しても補えない部分を、余所から補強する。」というのは在りだと思うのですが、ジャイアンツの場合は無節操さばかりが目立ちますからね。確かに落合監督を高く評価している様ですが、何しろ今夏の段階では「原監督は監督として最高!永久に監督を続けて欲しい。」みたいな事を平然と言っていた御仁ですから、余り当てにはなりません(苦笑)。
CSに付いて「リーグ優勝が何の意味も無い。ああいう制度は良くないが、作った以上は仕方が無い。」とも述べていたそうですが、どうしてこういう事を言うかなあという思いです。これじゃあ単なる”負け犬の遠吠え”だし、みっともないったらありゃしない。
カープ・ファンのアイラブ肥後もっこす様ですから、自分なぞよりも遥かに内田打撃コーチの素晴らしさを御存知の事と思います。上でも書きました様に、山本浩二監督が「どうしても返して欲しい。」と原監督に頼み込んでカープに復帰させたのが彼ですからね。”ファンの目を意識した指導”をするコーチが結構居る中、選手と一体となって熱く指導していた内田コーチは貴重でした。若くても熱意の欠片も無いコーチが居るでしょうし、年齢で首にするというのはナンセンスだと思うんです。まあ実際には、御友達組閣をしたいという原監督の意向が重視されたというのが本当の所なのでしょうが・・・。
カープでは、チンタラ走りをする選手が思い浮かびません。凡打で在っても必死で塁迄駆ける。そういった姿勢が在るからこそ、凡打がヒットやエラーになる可能性を生み出す訳で、こういった姿勢はジャイアンツの選手達に見習わせたいです。
昨年オフに長嶋清幸コーチが解任された際、「落合体制が御友達集団。」という発言を彼がした事がかなり取り上げられていましたね。人間ですから気心の知れた連中で周りを固めたいという気持ちが湧くのは理解出来なくも無いですし、気心の知れた連中だからこそ自身のヴィジョンや戦略を徹底し易いというメリットも在るとは思います。でも御友達だけという事で”組閣”してしまうと、弊害ばかりが目立つもの。自分も落合体制は御友達という部分よりも、能力を重視した物と捉えております。
翻って原体制を見た場合、第一次政権の頃より「御友達最優先」というスタンスが非常に感じられるんですよ。「単にゴルフ仲間や飲み仲間を集めただけじゃないか。」という気が。「4年間で2度レギュラー・シーズンで優勝しているのだから、優秀なコーチ陣では?」という御意見も在りましょうが、それは”異分子”のコーチ達の頑張りと他チームより恵まれている”筈の”選手達の御蔭ではないかと(苦笑)。
来季は御友達で周りを固める様な原ジャイアンツ。非常に不安を感じますが、伊原ヘッドコーチを3塁コーチから外してヘッド職に専念させるという事を考えると、「原采配に少なからずの疑問を感じているフロントが采配面での”御目付け役”を配し、その上で原監督の望むがままの人事を許した上で、『もうこれで退路は断ったからな。これで来季勝ち上がれなかったら、これ以上の留任は無いぞ!』というフロントからの最後通告。」的な意味合いが在るのではないかと裏読みしております。
野球に取り組む真摯な姿勢からホリンズ選手には好感を持っているのですが、唯外国人選手としてはウッズ選手やラミレス選手等の様に”破壊的な力”を有していないとレギュラー選手としては難しいかなという気がしています。それならば”未来”を考えて、若手選手を起用して欲しいという気持ちがどうしても在りますので。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
『若返り』ですか?もう『若大将』の看板は時代遅れだし、60歳はまだまだ現役。指導者には、豊富な経験と、ある程度の年齢は必要だと思います。
と、60親爺のボヤキでした。