元タイガースの投手逮捕に思う

当ブログを覗いて下さっている（まめ）たぬき様のブログ「（まめ）たぬきの雑記」に、「高卒で人気球団に入るもんじゃないな」という記事が載っていた。強引に装飾品の売買契約を結ばせたとして特定商取引法違反の疑いで逮捕された元タイガースの投手に付いて触れた内容だ。この記事を目にする迄、このニュースも然る事ながら、タイガース・ファンの方には申し訳無いのだが、逮捕された元選手の存在すらも全く知らなかった。

ここ数年、元プロ野球選手が関与した事件を見聞する機会が多い様に感じられるのは非常に残念でならない。幼少時から野球一筋の人生で来たで在ろうプロ野球選手が、或る日突然に解雇され社会に放り出される事に同情を覚えるが、だからと言って罪を犯したエクスキューズに為り得ないのは言う迄も無い。未知なる世界で一生懸命頑張っている元プロ野球選手は、幾らでも居る筈。それ故に今回の様な事件に触れると、「情けないし、アホな奴だ。」といった感情が最後に湧いてしまうのが常なのだが・・・。

（まめ）たぬき様が触れられているbabychit様の「ベースボール短編集」の当該記事を拝読させて貰った。其処からは、今回逮捕された元選手とファンとして知己の間柄に在った者ではないと窺い知れない、彼の別の”顔”が見えて来る。「余りにも普通の兄ちゃんで在るが故の悲劇」と（まめ）たぬき様は書かれているが、同様の思いが自分にも過ぎる。

彼の同期には、赤星憲広選手や藤本敦士選手等が居る。嘗て「俺が阪神を強くする！」と夢を掲げた彼は、同期の活躍をどの様な思いで見詰めていたのだろうか？そして、歯車のズレを何処かで修正出来なかったのだろうか？

野球ファンとして、この類のニュースを見聞するのは本当に辛い・・・。