
「“アニソン(アニメ・ソング)界の帝王”、“アニソン界の兄貴”等と呼ばれた歌手・水木一郎氏が6日、肺癌にて74歳で亡くなられていた。」事が、昨日明らかとなった。
水木氏は昨年4月末に肺癌が発覚して以降、入退院を繰り返し乍ら、放射線治療や薬物療法を行う等、闘病生活は1年7ヶ月余りに及んでいた。其の間、脳転移、リンパ節転移、髄膜播種等に罹患。だが、“生涯現役”を目標に病と闘い続け、11月には日本歌手協会が都内で開いた「第49回歌謡祭」に車椅子で登場。「生涯現役を目指しているから。遣りますから。」と挨拶した上で、「マジンガーZ」の主題歌【動画】を熱唱したと言う。
歌手のライヴに行く事が稀有な自分だけれど、今年7月の記事「負けないで!!!」の中で書いた様に、彼のライヴには合計で7回足を運んでいる。「15年前の2007年、お台場のZepp Tokyoで行われたライヴ」が初めてで、以降、「2011年のミニ・ライヴ」、「同年のライヴ」、「2017年のライヴ」、「2018年のライヴ」、「2019年のライヴ」、そして具体的な年は忘れたが、「2008年から2010年の間に、アニソン関係のイヴェント会場でのミニ・ライヴ」の7回。
幼い頃からアニメや特撮番組を見捲り、育って来た自分。なので、アニソンや特撮ソングを数多く歌って来た水木氏は、自分にとって特別な存在。「アニソン=水木一郎氏」というイメージが、自分の中には確立されている程だ。
YouTubeで見られるが、「Changeの瞬間~がんサバイバーストーリー~」という番組に出演されている彼の姿【動画】を目にした時、とても嫌な予感がした。“元気でパワフル”というイメージが強い彼が、「浮腫んだ顔に、掠れた声。話し方もたどたどしく、『大丈夫かなあ・・・。』という思いが湧いた。」ので。
今月2日、「マジンガーZ」や「秘密戦隊ゴレンジャー」【動画】等、数多のアニソンや特撮ソングを手掛けた作曲家・渡辺宙明氏の追悼ライヴが渋谷のNHKホールで開催された。「直前迄、足を運ぼうか、どうしようか。」と悩んでいたのは、此のライヴに水木氏が参加すると報じられていたから。結局、感染の不安から足を運ぶのは見送ったけれど、こんなにも迷ったのは、生で水木氏の姿を見て、「病に負けないで!」と応援したい気持ちで一杯だったから。(「体調不良。」という理由で、結果的に水木氏は参加しなかった。)
嫌な予感は在ったものの、「パワフルな兄貴なら、必ずや復活してくれる!」という期待が、心の何処かに在ったのだけれど・・・本当に残念だ。
11年前の記事「40周年記念ライヴだゼーット!!」の中で書いたけれど、改めて「水木一郎氏が歌って来たアニメ&特撮番組の主題歌ベスト10」を記す。
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「水木一郎氏が歌って来たアニメ&特撮番組の主題歌ベスト10」
1位: 「マジンガーZ」
2位: 「バビル2世」【動画】
3位: 「ぼくらのバロム・1」【動画】
4位: 「行くぞ!BD7」【動画】
5位: 「ルパン三世 愛のテーマ」【動画】
6位: 「セタップ! 仮面ライダーX」【動画】
7位: 「アストロガンガー」【動画】
8位: 「ハカイダーの歌」【動画】
9位: 「がんばれロボコン」【動画】
10位:「白獅子仮面の歌」【動画】
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兄貴のパワフルな歌声を又、生で聞きたかった。
思い出に残る名曲の数々、本当に有り難う御座いました。兄貴の歌は必ずや、後世に歌い継がれて行く事でしょう。安らかに御眠り下さい。合掌。