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「『振り込め詐欺』に新名称『母さん助けて詐欺』」(5月13日、スポニチ)
「振り込め詐欺」に代わる新たな名称を募集していた警視庁は12日、応募約1万4,000点から最優秀作品として「母さん助けて詐欺」を選んだと発表した。他の優秀作品は「偽電話詐欺」と「親心利用詐欺」。
東京都中央区の歌舞伎座で行われた発表イヴェントに参加した西村泰彦警視総監は「今日は母の日。詐欺に遭わない様、普段から御母さんと意思疎通を図って戴ければ。」と述べた。
新名称に付いては、現金を手渡しする最近の主流手口を的確に表していないとして3月下旬に募集開始以来、応募が殺到。4月下旬だった発表予定日を延期していた。其の後「急いで御金詐欺」、「金要る詐欺」等、判り易さを重視し、絞り込んだ約60点から3点を選んだ。
話題を呼んだ「サギノミクス」や「ふりーこみゅこみゅ」等は落選。犯罪抑止対策本部の小池康弘管理官は「サギノミクスは、犯罪の実態を言い表すという点で難が在る。ふりーこみゅこみゅは、面白さは在るけど、高齢者には何の事か判らないんですよね。」と笑い乍ら理由を説明。
優秀作品3点は、今後振り込め詐欺の名称と合わせ活用して行く。小池管理官は「のは重々判るので、『ニュースで読め。』と無理は言いませんが、名称の浸透に繋がるので、アナウンサーに読んで貰えるなら、其れに越した事は無い。」と話した。
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「電話を架けて相手を騙し、金融機関の口座に金銭を振り込ませる。」という詐欺手法が注目される様になったのは、1999年頃からなのだとか。「初めて見聞したのは、結構前だよなあ。」とは思っていたけれど、14年も前とは思っていなかった。当初は「俺俺詐欺」と呼ばれていたけれど、「手法の多様化により、『実態』と『名称』が合わなくなって来た。」という理由から、「架空請求詐欺」やら「融資保証金詐欺」、そして「振り込め詐欺」等と名称が移り変わって来た。そして今回、「母さん助けて詐欺」なる新名称が選ばれる事に。
「母さん助けて詐欺」、「詐欺手法を、上手く表している。」とは思うけれど、如何せん語呂の悪さ&冗長さを感じてしまう。又、人口に膾炙するフレーズにはセンスの良さも重要で、造語した方には申し訳無いけれど、「嘗て大々的に御披露目されたものの、全く定着する事無く、消えてしまった造語の『E電』。」と同じ運命を辿りそうな予感がする。(個人的には「サギノミクス」という造語に魅力を感じるが、本家本元の造語の“詐欺性”が明らかになりつつ在る中、流石に選ぶ事は出来なかったのだろう。)
「電話セールスはこうしてだまらせた」という記事の中で雫石鉄也様が「会社に架かって来る怪しげなセールス勧誘電話」に付いて書かれている様に、自分も此の手の迷惑電話(「某宗教団体の信者による投票依頼」等も含む。)を会社で受けた事は何度か在るが、自宅に所謂「振り込め詐欺」の電話が架かって来た事は無い。だからずっと他人事と思っていたのだが、何年か前に親戚の家に架かって来た事を知り、「身近でも起こったか。」と警戒心を強くしたもの。
其の親戚の場合、「娘」を装っての振り込め詐欺電話で、「もしもし、私XXX(名前)だけど・・・。」と泣き乍ら架かって来たそうだ。其の時点で親戚は「誰だ!」と一喝し、相手は速攻で電話を切ってしまった。親戚は何故、振り込め詐欺と見破ったのか?其れは、「其の娘が半端じゃ無い程気が強く、どんな事が起ころうとも泣くなんて事はしないのを判っていたから。」だ。
そして最近、別の身近な人間の下にも、振り込め詐欺の電話が在った事を知った。「中高年」という範疇に在る息子を持つ高齢者だが、其の息子を名乗る人物からの電話。「あーもしもし、俺、XX(名前)だけどさー。」で始まる電話だったが、此れも速攻で振り込め詐欺と見破り、一喝した所、相手は電話を切ったそうだ。何故見破ったのか?「其の息子は親に対して、『~だけどさー。』といった砕けた口調で話す事は、絶対に無かったから。」だ。
皆さん、御用心!
でもおれおれサギ以上の名称は無いと思うんですけどね
しかし子を思う親の気持ちを逆手に取って金を奪うとは言語道断ですな
こう言う人を騙して大金を手にした犯罪者は逮捕されて出所しても額に汗して働く事をしないと思います
しかし怖いのは電話をかける相手の家族構成を知ってる事ですね
どうやって息子や娘が居るって知ったんですかね
まぁ今や普通に個人情報が売り買いされてる時代だから不思議でも何でも無いんですけどね
俺もネットであるDVDを買ったら沢山のエロメール(後藤真希や綾波レイなどからもメールが来ました・・・)が届きました
絶対にDVD屋が流したんだろうな
日本中の業者に俺の性的嗜好がバレたのは恥ずかしいです!
卒業名簿を買い取り、其れを元にして電話を掛けて来るというのが、昔は主流だった様ですが、近年は「個人情報保護」の絡みで、そういうのは難しくなっているかもしれませんね。
盲点という事で言えば、街中で行われているアンケート。普通に「個人情報」を書き込んでいたりしますが、此れが売買されるケースも結構在るとか。
性的嗜好と言えば、性犯罪が起こって犯人が捕まった際、DVDのレンタル・ショップの人間がTVに出て来て、「彼の人は、こういう系統のAVを良く借りていました。」等と性的嗜好を暴露したりしていますよね。幾ら犯罪者とはいえ、そういう個人情報の暴露されてしまうというのは、AV好きの人間からすると「流石に気の毒だなあ。」と思ったりするのですが・・・。