
一昨日行われた「サントリー ザ・プレミアム・モルツ ドリームマッチ2007」を途中からの観戦にせざるを得ない程、業務処理に専念した最大の理由は、何とか翌日、即ち昨日の午後を完全オフにしたかったから。東京ドームで行われる後半戦の開幕試合「ジャイアンツv.s.ベイスターズ」のチケットを入手しており、どうせならば試合前の練習から見守ってみたいと思っていた。
選手達の守備&打撃練習を堪能する一方で、大矢明彦監督の選手達に対する細やかな気配りが其処彼処で見受けられ、ベイスターズの選手達が「この監督を優勝させたい!」という声が上がるのも当然だなと感じた。又、グラウンドには深澤弘アナウンサー及び上重聡アナウンサーの姿も見受けられたが、両者共延々と関係者と駄弁っていて、肝心の練習を殆ど見ていない様だったのには幻滅。
そりゃあ毎日の様に練習を見ているのだろうから、今更じっくり見ても仕方無いという思いは在るのかもしれないし、それならば関係者から色々情報を聞き込んだ方が放送に活かせるという事なのかもしれないが、傍目から見ている限りでは世間話をダラダラしているだけの様に感じたし、そういった緊張感の無さを練習中に見せ付けられる選手達も気の毒な気がする。
さて、肝心の試合はジャイアンツの敗戦に終わった。負けるべくして負けた試合と言っても良いだろう。ベイスターズの選手達は状況に応じたバッティングを心掛けていたし、大矢監督の采配も「自らのチームに向いた試合の流れを、何とか変えさせない様に。」という配慮が感じられた。その真逆をやっていたのがジャイアンツ。打撃面では全般的に工夫が無かったし、二岡智宏選手に到っては彼の調子が良く無い時にしばしば見受けられる積極性の無さが目立った。
そして何よりも疑問だったのが、”やはり”原監督の采配。先発の金刃憲人投手は、初回から毎イニング出塁を許すという不調さ。4回表迄、何とかかんとか1失点で済ませていたが、大崩れする兆候をプンプン放っていた。ベイスターズの先発・工藤公康投手の調子も決して良くなかったが、ジャイアンツ打線の拙攻に助けられ無失点で乗り切っており、流れはベイスターズに向いたまま試合が進行していたと言える。そして迎えた5回表のベイスターズの攻撃時、1死1&2塁のピンチになった段階で「これはもう限界。金刃投手を交代させないと、大失点に繋がるぞ。」と嫌な予感がしたのだが、原監督はそのまま彼を続投。ヒットで1死満塁となり、村田修一選手に満塁ホームランを打たれての4失点という結果に。
李承選手のホームラン等で1点差迄追い上げて迎えた9回表、ジャイアンツの4番手投手としてマウンドに上がったのは姜建銘投手。この原采配自体は間違っていないと思う。何故ならば、前半戦の残り数試合に彼はそこそこの好投を見せていたからだ。姜投手がビシッと抑える事で、原監督は9回裏の反撃に望みを懸けたのだろう。しかし、如何せんこの日の彼は不調だった。1死1&2塁のピンチを迎えてしまった。試合の展開的に、これ以上の失点が致命傷になるのは素人目にも明らか。「当然、林昌範投手辺りに継投するだろう。」と思っていたものの、此処でも原監督は続投を選択。金城龍彦選手に3ランを浴び、実質的にこの時点でジャイアンツの敗戦は確定したと言っても良い。「自らのチームに向いた試合の流れを、何とか変えさせない様に。」という配慮をした大矢監督。対して「流れが全く読めていなかった原監督。」と言ってしまっては酷だろうか?
又、攻撃面でも「試合のポイントとなる場面で、最善の起用をしていない。」というのも原采配。5対2とジャイアンツが3点負けている状態で迎えた7回裏、無死一塁から西村健太朗投手の代打として原監督が起用したのは小関竜也選手。ジャイアンツに向きかかっている流れを一気に呼び込む為にも、此処は清水隆行選手や矢野謙次選手、大道典嘉選手等の起用がベターではなかったか?ジャイアンツの攻撃がこの回を含めて3回しか無い状況で、ランナーを塁に置いた状態で清水選手等を起用しなければ、この後は「ランナー無しでの起用。」乃至は「代打の切り札的選手を起用しないままに試合を終えてしまう。」というケース、即ち”死に駒”を多く残してしまう可能性は充分考えられた筈。実際、その後に代打起用したのは清水選手だけだったし、それも塁に誰も置かない状態という、実に勿体無い使われ方。前政権の頃からしばしば見受けられた事とはいえ、原監督は迷走し出すと「死に駒製造癖」が顔を出す。この悪癖、何とかならないものだろうか・・・。
選手達の守備&打撃練習を堪能する一方で、大矢明彦監督の選手達に対する細やかな気配りが其処彼処で見受けられ、ベイスターズの選手達が「この監督を優勝させたい!」という声が上がるのも当然だなと感じた。又、グラウンドには深澤弘アナウンサー及び上重聡アナウンサーの姿も見受けられたが、両者共延々と関係者と駄弁っていて、肝心の練習を殆ど見ていない様だったのには幻滅。

さて、肝心の試合はジャイアンツの敗戦に終わった。負けるべくして負けた試合と言っても良いだろう。ベイスターズの選手達は状況に応じたバッティングを心掛けていたし、大矢監督の采配も「自らのチームに向いた試合の流れを、何とか変えさせない様に。」という配慮が感じられた。その真逆をやっていたのがジャイアンツ。打撃面では全般的に工夫が無かったし、二岡智宏選手に到っては彼の調子が良く無い時にしばしば見受けられる積極性の無さが目立った。
そして何よりも疑問だったのが、”やはり”原監督の采配。先発の金刃憲人投手は、初回から毎イニング出塁を許すという不調さ。4回表迄、何とかかんとか1失点で済ませていたが、大崩れする兆候をプンプン放っていた。ベイスターズの先発・工藤公康投手の調子も決して良くなかったが、ジャイアンツ打線の拙攻に助けられ無失点で乗り切っており、流れはベイスターズに向いたまま試合が進行していたと言える。そして迎えた5回表のベイスターズの攻撃時、1死1&2塁のピンチになった段階で「これはもう限界。金刃投手を交代させないと、大失点に繋がるぞ。」と嫌な予感がしたのだが、原監督はそのまま彼を続投。ヒットで1死満塁となり、村田修一選手に満塁ホームランを打たれての4失点という結果に。
李承選手のホームラン等で1点差迄追い上げて迎えた9回表、ジャイアンツの4番手投手としてマウンドに上がったのは姜建銘投手。この原采配自体は間違っていないと思う。何故ならば、前半戦の残り数試合に彼はそこそこの好投を見せていたからだ。姜投手がビシッと抑える事で、原監督は9回裏の反撃に望みを懸けたのだろう。しかし、如何せんこの日の彼は不調だった。1死1&2塁のピンチを迎えてしまった。試合の展開的に、これ以上の失点が致命傷になるのは素人目にも明らか。「当然、林昌範投手辺りに継投するだろう。」と思っていたものの、此処でも原監督は続投を選択。金城龍彦選手に3ランを浴び、実質的にこの時点でジャイアンツの敗戦は確定したと言っても良い。「自らのチームに向いた試合の流れを、何とか変えさせない様に。」という配慮をした大矢監督。対して「流れが全く読めていなかった原監督。」と言ってしまっては酷だろうか?
又、攻撃面でも「試合のポイントとなる場面で、最善の起用をしていない。」というのも原采配。5対2とジャイアンツが3点負けている状態で迎えた7回裏、無死一塁から西村健太朗投手の代打として原監督が起用したのは小関竜也選手。ジャイアンツに向きかかっている流れを一気に呼び込む為にも、此処は清水隆行選手や矢野謙次選手、大道典嘉選手等の起用がベターではなかったか?ジャイアンツの攻撃がこの回を含めて3回しか無い状況で、ランナーを塁に置いた状態で清水選手等を起用しなければ、この後は「ランナー無しでの起用。」乃至は「代打の切り札的選手を起用しないままに試合を終えてしまう。」というケース、即ち”死に駒”を多く残してしまう可能性は充分考えられた筈。実際、その後に代打起用したのは清水選手だけだったし、それも塁に誰も置かない状態という、実に勿体無い使われ方。前政権の頃からしばしば見受けられた事とはいえ、原監督は迷走し出すと「死に駒製造癖」が顔を出す。この悪癖、何とかならないものだろうか・・・。

高橋投手が「小笠原さんと谷さんはホントに頼もしい」と言っているのですが、その理由です。
「巨人の選手って、どちらかと言えば負けを引きずるでしょ。146勝を目指すチームですから、ひとつの負けでショボンとなっちゃう。でも、あの2人は違うんです。負けても、『さあ、次、次』とすぐに気持ちを切り替えられる」
146勝を目指すチーム!
……
他チームファンの勝手な感想ですが、この感覚がある限り、開幕ロケットスタート→突然の失速、は繰り返されるような気がしてならないのですが……。