先日、或る人がこんな事を言っていた。「最近の山本晋也っておかしくない?」と。これは、正に自分も同じ事を思っていた。最近の彼の言動からは、「変節」や「日和見主義」といった匂いしか感じないのである。
彼を最初に見たのは、今から20年以上前に始まった「トゥナイト」という深夜番組の中でだった。アポロキャップにサングラス、おちょぼ口の上にはチャップリンを思わせるちょび髭。見るからに胡散臭さを感じさせる風貌だった。そして、彼は毎週(確か木曜日)、性風俗ネタをレポートしていた。面白おかしく”裏世界”の性風俗を取り上げながらも、表には出ない現実を取り上げていた。それは、享楽であったり、悲哀であったりもした。一貫していたのは、彼のスタンスが反体制的なものであり、お上に対するアンチテーゼを吐き続けていた事だった。だからこそ、彼は「監督」ではなく、片仮名の「カントク」という肩書きが似合っていた。
ところが、最近の彼の言動はどうにも体制的であり、迎合的にしか感じられない。権力に擦り寄って行く姿そのものなのだ。
「青少年の性の乱れを大いに嘆く」姿からは、性を面白おかしく報じていた過去はすっかり抜け落ちているかの様。彼の十八番分野となった「北朝鮮問題」では、声を大にして彼の国を糾弾し、拉致被害者の救済を熱く訴える彼。にも拘らず、公然の秘密と言っても良いのだが、北朝鮮利権に貪りついていた政治家の野中広務が出演すると、これ以上は出来ないだろうといった位のヨイショしまくり。挙句の果てに、「真実の人、野中先生が政界を去られたのは国家的損失」とまでのたまった。野中氏が北朝鮮にベッタリだった事は、拉致被害者の会のみならず、多くのマスメディアで喧伝されているのだから、彼が知らないとは思えないのにである。
女優の中村メイコが登場すると、「これは、これは、中村メイコお姉様、御久し振りでございます。」とコメツキバッタ宜しくお追従の連発。俳優の森繁久彌の事に触れた時も、「森繁先輩(高校の先輩でもあるらしいが。)は芸能文化の至宝。」というコメント始まって、これ又お追従の大安売り。何だか、和田アキコを見ている様な”痛さ”。そこには、”カントク”の肩書きを捨て、文化人としての”監督”で生きようとしている姿しか見えなかった。
嗚呼、山本晋也よ何処に向かって行くのか。
彼を最初に見たのは、今から20年以上前に始まった「トゥナイト」という深夜番組の中でだった。アポロキャップにサングラス、おちょぼ口の上にはチャップリンを思わせるちょび髭。見るからに胡散臭さを感じさせる風貌だった。そして、彼は毎週(確か木曜日)、性風俗ネタをレポートしていた。面白おかしく”裏世界”の性風俗を取り上げながらも、表には出ない現実を取り上げていた。それは、享楽であったり、悲哀であったりもした。一貫していたのは、彼のスタンスが反体制的なものであり、お上に対するアンチテーゼを吐き続けていた事だった。だからこそ、彼は「監督」ではなく、片仮名の「カントク」という肩書きが似合っていた。
ところが、最近の彼の言動はどうにも体制的であり、迎合的にしか感じられない。権力に擦り寄って行く姿そのものなのだ。
「青少年の性の乱れを大いに嘆く」姿からは、性を面白おかしく報じていた過去はすっかり抜け落ちているかの様。彼の十八番分野となった「北朝鮮問題」では、声を大にして彼の国を糾弾し、拉致被害者の救済を熱く訴える彼。にも拘らず、公然の秘密と言っても良いのだが、北朝鮮利権に貪りついていた政治家の野中広務が出演すると、これ以上は出来ないだろうといった位のヨイショしまくり。挙句の果てに、「真実の人、野中先生が政界を去られたのは国家的損失」とまでのたまった。野中氏が北朝鮮にベッタリだった事は、拉致被害者の会のみならず、多くのマスメディアで喧伝されているのだから、彼が知らないとは思えないのにである。
女優の中村メイコが登場すると、「これは、これは、中村メイコお姉様、御久し振りでございます。」とコメツキバッタ宜しくお追従の連発。俳優の森繁久彌の事に触れた時も、「森繁先輩(高校の先輩でもあるらしいが。)は芸能文化の至宝。」というコメント始まって、これ又お追従の大安売り。何だか、和田アキコを見ている様な”痛さ”。そこには、”カントク”の肩書きを捨て、文化人としての”監督”で生きようとしている姿しか見えなかった。
嗚呼、山本晋也よ何処に向かって行くのか。
山本監督は、芸能プロダクションに所属してますから
あ、どこか忘れましたが。高見恭子さんとおなじとこ。
業界では、タレント扱いなのですよ。
だいたい世の監督さんは一匹狼なんですが。
大和田獏氏のテレ朝系のTVスクランブルに、週一レギュラーで
出演中ですね。
昔、好きだったのですが、最近はgiants-55さんのおっしゃるようにちょっと鼻についてきました。
もはや文化人とは思えませんです。
ワタシはもともとカレを文化人と思っていませんでした。軽薄であることがカレの妙味であると思います。高田純次と同じ引き出しに私の心の中では入っているので、言動に思想がないことについては昔も今も変わらず、ある意味一貫していて素晴らしいとさえ思っています(笑)。
風俗で働く女性のインタビューは、決して反体制というような高尚なものではなく、無責任という軽薄なポジションであったがゆえに、TVを見ているヒトは笑っていられたのだと思うのです。
確か、カントクには御嬢さんがおられたと思います。家族を養っていく為には、仕事と割り切ってやっていかなければならないのかもしれないですね。
でも、昔のカントクの姿を知っている身としては、今の迎合主義は寂しい限りなのも事実。でも、もしかして、昔のカントクの姿が寧ろ虚像の姿だったのかも(笑)。
これからも宜しく御願い致します。
ips細胞の山中教授のノーベル賞受賞から見なかったんですけど、頑張ってたんですね
晋也監督も、もう74歳ですか。御嬢さんでホラー漫画家の児嶋都さん(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E5%B6%8B%E9%83%BD)は確か1967年生まれでしたから、其れ位の年齢でもおかしくは無いのですが、後3年で「喜寿」を迎えると・・・時が経つのは速いものです。
今後とも何卒宜しく御願い致します。