「今だから言うがね、最初から福岡の計画にはリアリティーが在ると思っていなかったよ。」一昨日、2016年夏季オリンピックの国内候補地が東京に決まった後に、石原慎太郎都知事がシニカルな笑みを浮かべながらコメントした言葉だ。
以前「”血笑鬼”グレート・東郷 Part2」という記事の最後にチラッと書いたが、相手が嫌がる言動を”敢えて”するという、この御仁の性癖は全く変わっていない様だ。国内候補地が東京になろうが福岡になろうが個人的にはどうでも良い事なのだが(寧ろ長期的なメリット&デメリットを考えた場合、国内にオリンピックを誘致する必要性が自分には殆ど感じられない。)、誘致合戦では敗者となった福岡に対して、「川に落ちた犬を棒で叩く」様な言動を為す神経がどうにも理解出来ない。
国会議員だった時代、遡れば青嵐会のメンバーだった時代より石原氏の言動に注目して来たが、「言動の勇ましさと反比例して、実際に為した実績は殆ど無し。」という彼への評価は全く変わっていない。その詳細は以前「愚か者達」(③ 政界の愚か者ファミリー)という記事で書いたので此処では触れないが、「自身に関わる事柄、乃至は他者を抑え付ける事柄に付いて”だけ”は熱心に行う。」、「自身及び身内には異常に甘く、他者に対しては異常に厳しい。」という思いしか彼には無い。
意図的に攻撃的な言動をする事で自身の存在価値を高めたいという”薄っぺらさ”が、自分にはどうしても受け容れ難いのだが、まあ彼にはそれ位しか選択肢が無いのだろう。唯、彼の言動を賛否どちらの立場にせよ、在り難がって取り上げているかの様なマスメディアのスタンスには、気持ちの悪さを感じてしまう。
「普段はあんなにも他者攻撃を繰り返している貴方が、選挙の時になると石原軍団を引き連れて、何とかの一つ覚えの様に『裕次郎が、裕次郎が』を繰り返してばかり。一体、裕次郎と政治がどんな関係性を持っているのか教えて貰えませんか?」位の質問を噛ます猛者がマスメディアには居ないものか。”声が大きい”だけの人物を、然も英雄の如く持ち上げるだけの報道には付いて行けない。
昨日、東京新聞の読書投稿欄に、一人の高校生が意見を載せていた。
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「高校野球の報道」
優勝校の取り上げ方が尋常では無いと思う。確かに私自身、決勝を見ていて素晴らしいと思った。だが、それなら高校野球全体を見渡して欲しいし、何より「佑ちゃん」等と投手の友人でも無いテレビ局が呼称するのには、気持ち悪ささえ感じた。
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「ハンカチ王子の卒業文集」でマスメディアの狂乱的な報道ぶりへの気持ち悪さを記したが、そう思っているのは自分だけで無かった様だ。
今日から9月。「秋篠宮家の第三子誕生」や「小泉純一郎首相の退陣」といったニュースが流されるで在ろう月だ。
前者の場合には、「”御”子様は、”御”綺麗で”御”聡明な”御”顔立ちをなされています。」といった無理無理な”敬語合戦”のみならず、「○○様は全世界の鳥類のデータを、全て完璧に覚えておられます。」といった類の”超人伝説披露合戦”を、あの不気味な猫撫で声でレポーター達は繰り広げるのだろうか?
そして後者の場合には、惜別フィーバーの盛り立てを担うべく、「退陣迄残り○○日。」と「宇宙戦艦ヤマト」の様なカウント・ダウンが連日の様に垂れ流されるのだろうか?
ワイドショーならば未だしも、ニュース番組では”在りのままの姿”を”普通に”報じて貰いたいもの。
気持ち悪い報道ぶりには、マスメディアに対してだけで無く、その報道対象となる人物に対しても、自分は”余計に”嫌悪感を持ってしまうだけなのだが・・・。
以前「”血笑鬼”グレート・東郷 Part2」という記事の最後にチラッと書いたが、相手が嫌がる言動を”敢えて”するという、この御仁の性癖は全く変わっていない様だ。国内候補地が東京になろうが福岡になろうが個人的にはどうでも良い事なのだが(寧ろ長期的なメリット&デメリットを考えた場合、国内にオリンピックを誘致する必要性が自分には殆ど感じられない。)、誘致合戦では敗者となった福岡に対して、「川に落ちた犬を棒で叩く」様な言動を為す神経がどうにも理解出来ない。
国会議員だった時代、遡れば青嵐会のメンバーだった時代より石原氏の言動に注目して来たが、「言動の勇ましさと反比例して、実際に為した実績は殆ど無し。」という彼への評価は全く変わっていない。その詳細は以前「愚か者達」(③ 政界の愚か者ファミリー)という記事で書いたので此処では触れないが、「自身に関わる事柄、乃至は他者を抑え付ける事柄に付いて”だけ”は熱心に行う。」、「自身及び身内には異常に甘く、他者に対しては異常に厳しい。」という思いしか彼には無い。
意図的に攻撃的な言動をする事で自身の存在価値を高めたいという”薄っぺらさ”が、自分にはどうしても受け容れ難いのだが、まあ彼にはそれ位しか選択肢が無いのだろう。唯、彼の言動を賛否どちらの立場にせよ、在り難がって取り上げているかの様なマスメディアのスタンスには、気持ちの悪さを感じてしまう。
「普段はあんなにも他者攻撃を繰り返している貴方が、選挙の時になると石原軍団を引き連れて、何とかの一つ覚えの様に『裕次郎が、裕次郎が』を繰り返してばかり。一体、裕次郎と政治がどんな関係性を持っているのか教えて貰えませんか?」位の質問を噛ます猛者がマスメディアには居ないものか。”声が大きい”だけの人物を、然も英雄の如く持ち上げるだけの報道には付いて行けない。
昨日、東京新聞の読書投稿欄に、一人の高校生が意見を載せていた。
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「高校野球の報道」
優勝校の取り上げ方が尋常では無いと思う。確かに私自身、決勝を見ていて素晴らしいと思った。だが、それなら高校野球全体を見渡して欲しいし、何より「佑ちゃん」等と投手の友人でも無いテレビ局が呼称するのには、気持ち悪ささえ感じた。
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「ハンカチ王子の卒業文集」でマスメディアの狂乱的な報道ぶりへの気持ち悪さを記したが、そう思っているのは自分だけで無かった様だ。
今日から9月。「秋篠宮家の第三子誕生」や「小泉純一郎首相の退陣」といったニュースが流されるで在ろう月だ。
前者の場合には、「”御”子様は、”御”綺麗で”御”聡明な”御”顔立ちをなされています。」といった無理無理な”敬語合戦”のみならず、「○○様は全世界の鳥類のデータを、全て完璧に覚えておられます。」といった類の”超人伝説披露合戦”を、あの不気味な猫撫で声でレポーター達は繰り広げるのだろうか?
そして後者の場合には、惜別フィーバーの盛り立てを担うべく、「退陣迄残り○○日。」と「宇宙戦艦ヤマト」の様なカウント・ダウンが連日の様に垂れ流されるのだろうか?
ワイドショーならば未だしも、ニュース番組では”在りのままの姿”を”普通に”報じて貰いたいもの。
気持ち悪い報道ぶりには、マスメディアに対してだけで無く、その報道対象となる人物に対しても、自分は”余計に”嫌悪感を持ってしまうだけなのだが・・・。
この次期にオリンピックをする意義がよく解かりません。
オリンピックというイベントだけならともかく施設を整備するのに莫大な予算を必要とします。そのお金は他にまわすべきです。
土建屋さんだけが喜ぶだけではないでしょうか。
日本では国体を開催した自治体はそのせいで財政赤字になる場合が多い。
私は以前よりスポーツ関係団体の体質に疑問をもってます。
アマチュアなんだから既存の施設で競技すべきです。
極端な特別視、表現は どこかの国の将軍様一家を思い浮かべてしまい聞いていて気持ち悪いものです。
レポーターは自分が近付いた事で興奮しているのか、アナウンサーの方々も自分達のコメントを朝鮮のTVアナと比較して聞いてみたら、どこか似ていることに気が付かないかなー。
もっと自然に普通に語れませんかねー?。
>石原
同感です。しかし31日までは東京に好意的だったマスコミもなぜか「ムリでは?」ムードになっていますね?調べたら強敵が多かったからでしょうか。石原氏と仲の良いフジテレビのニュースすら(木村太郎氏すら、と言ったほうがいいのかな)「この案はムリがある」という内容のニュースでした。
自分はオリンピックは好きではないので(あのJOC会長の表情からも出来レースが感じられました)、どうでも良いのですが…。住んでいる市でワールドカップもあったのですが、恩恵は自分にはなかったです。近所の見え張り婆さんがボランティアに応募して張り切っていたのを覚えてますが…。
>「”御”子様
まあそのイトコさん、姉さんたちの報道も凄まじいですからね。イトコさんは相撲取りの下の名前まで完璧に知っておられるそうです。記憶力に強いのが求められる家庭であろうとは想像に難くないですが…。120人の先祖の難読人名+その皇后あたり(これまた難読!)の名も覚えておく必要がありそうですから。
>気持ち悪い報道ぶりには、マスメディアに対してだけで無く、その報道対象となる人物に対しても、自分は”余計に”嫌悪感を持ってしまうだけなのだが・
同感であります。
反動でえげつない報道、都市伝説の類がごまんとありますものね。
以前にも書いた事なのですが、TVという媒体はそもそも露悪的な面を備えているし、それが全く無くては成り立たないものとは思っています。しかし、それはあくまでも程度問題で、近年の様な”馬鹿騒ぎ”は論外でしょう。
イエロー・ジャーナリズムと呼ばれる媒体が在りますよね。事実報道よりも、センセーショナリズムを重視している媒体とされるものですが、確かにその多くはどうしようも無いものが多いと自分も感じます。しかし中には結構真実を押さえている所も在るんですよね。為政者にとっては都合の悪い真実を押さえているからこそ、イエロー・ジャーナリズムという十把一絡げの範疇に入れ込まれ、事実が封じられがちなケースもそれなりに在るのではないかと。要は受け取る側の我々が、一方向だけの情報に頼る(安心する)のでは無く、様々な情報を積極的に取り入れ、その中から自らの頭で判断し、取捨選択して行く能力を高めて行かなければいけないという事でしょう。
ロサンゼルス・オリンピックの辺りから、オリンピックは完璧に”商売の種”と化しました。仰る様に経済波及効果を期待してのイベントなのですから、或る程度”完成された”国で開催するのでは無く、インフラの整備されていない”未だ完成されていない”国で開催する事で、この大イベントを起爆剤として整備推進に寄与させた方が余程世界的には有益だと思うんですけどね。
もうこれ以上無駄なハコモノを、我が国の中に作らないで貰いたいです。
全く同じ事を感じておりましたので、bagabon様の書き込みに思いっきり頷いてしまいました。
ワイドショーや報道番組で、北朝鮮の「将軍様万歳!」的な報道ぶりを取り上げ、口々に批判&嘲笑していたコメンテーター達が、次の瞬間には皇室報道に対して同じ様に「皇室万歳!」的な”過剰な”賛美を口にするのを見ていると、この人達の頭の構造は一体どうなっているのだろうか?と不思議でなりません(笑)。
皇室に対して賛否どういった意見を持とうが全く自由だし、どちらが正しいという事も無いと思っておりますが、皇室が好きな方に聞いてみたいのは、「あの画一的で過剰な賛美報道をどう感じておられるのか?」という事と「これ又画一的で不自然な、所謂皇室的な所作(手の振り方や笑い方等。)を目にして、本当に嬉しいのだろうか?」という事。海外の皇室(王室)の様に、もっとザックバランで自然な接し方(報じられ方)が為されれば、皇室に対する見方が良い方向に変わると思うのですけれどもね。
私見ですが、マスコミの低俗さに関しては、別段野球に関わる人達だけでは無く、全般的な問題の様に思います。好い加減に”馬鹿騒ぎ”は止めて貰いたいものです。
「ハンカチ王子」報道で一番思うのは、当事者の斎藤投手が可哀想だなあという事。この手の馬鹿騒ぎにすっかり乗せられてしまい、報じられている本人迄もが馬鹿騒ぎしてしまうケースは多々在りますが、そういった場合には「アホだなあ。」という思いしか無いのですが、斎藤投手の場合には「自分を律しよう。」、「世間の騒ぎに惑わされない様にしよう。」という思いが画面から伝わって来て、「もう好い加減”普通に”報じて上げなよ。」と思ってしまいます。
今、「他人を見下す若者たち」[著者:速水敏彦氏-教育学博士]( http://964.jp/Z404 )という本が売れているそうです。未読なので多くは語れませんが、この本を紹介している文章によると、現代を「『自分以外は馬鹿』の時代」と捉え、「現代人は自分の体面を保つ為に、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴等だ、取るに足らぬ奴等だという感覚を、何時の間にか自分の身に染み込ませている様に思われる。この様に若者を中心として、現代人の多くが他者を否定したり軽視する事、無意識的に自分の価値や能力を保持したり、高め様としている。」と。
全く同感だけれども、或る意味では自分自身にも当て嵌まる面も在り、其処は自戒させられる所でも在ります(苦笑)。本のタイトルは「若者たち」となっていますが、上記した様に別段若者達だけに見られる現象では無く、老若男女広い世代にこういった人が増えて来ている様に感じます。
「自分に甘く、他人に厳しい。」、「直ぐにいらつき、キレる。」、「悪いと思っても謝らない。」といった特徴は、小泉首相や石原都知事そのものの様な気も(笑)。
今回の国内候補地選びは、最初から出来レースの匂いがしましたよね。JOCのメンバーには青嵐会時代からの盟友・森喜朗前首相が居り、そもそも「東京で開催しては?」という話を石原氏の所に持っていったのも彼だという話が在りますから。もう好い加減、あのおっさんには引退&蟄居して貰いたいです。
皇室報道に於ける数々の”超人伝説”には、もう呆れ返るばかり。此処迄来ると、秋篠宮家に第三子が誕生の折には、「天から白馬に乗った御子様が舞い降りて来られた。」と平然と伝えるのではないかという心配も(笑)。
亡くなった皇太后が存命中には、散々「聖母の様に御優しい皇后(乃至は皇太后)様。」と報じていたマスメディアが、いざ昭和天皇が亡くなると、「美智子様に冷たく当たっていた。」といった報道が為される不可思議さ。人間なのですから、色んな部分を持っていて当然だし、それを”普通に”報じれば良いと思うのですが、それが出来ないのが又海外のマスメディアからすると「不思議の国・日本」を強く印象付けてしまうんでしょうね。
今後とも何卒宜しく御願い致します。