銀幕大帝α

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オクス駅お化け

2024年04月11日 16時24分09秒 | 韓国ホラー

OKSU STATION GHOST/THE GHOST STATION

2022年

韓国/日本

80分

ホラー

PG12

劇場公開(2023/10/06)

監督:
チョン・ヨンギ
脚本:
高橋洋
イ・ソヨン
脚本協力:
白石晃士

出演:
キム・ボラ・・・ナヨン
キム・ジェヒョン・・・ウウォン
シン・ソユル・・・テヒ

<ストーリー>

駆け出しの記者・ナヨンは、ボーイフレンドのウウォンを助手として地下鉄オクス駅で起こった人身事故の記事を書くことに。やがて、ふたりの周囲で不気味な怪死事件が起こり始める。

あなたの近くにも
いるかもしれない

―感想―

冒頭の踊る女がインパクトあり過ぎる日韓合作のホラーで、舞台は韓国にある駅だけれど、どちからといえば日本の色が強く出ていた様に思える作品。

霊の出し方とか、何処か日本ぽい。

呪いの連鎖、これも何となく『リング』なんかを連想させます。

とはいえ、原作ありきだけれど、呪いの設定なんかは面白く考えられているなあと。

呪われると、体に「爪痕」が付き、1発で、あっこの人は霊憑きなんだと分かる様になっているが、誰もかれもがそうなる訳ではない。

霊=子供が現れる元凶となる、養護施設、井戸などを知っている事が前提で、子供の霊としてはそれぞれが持つ「四桁の数字」を、人間に読ませるてのが狙い。

その数字を読んだり、口に出したりして覚えてしまうと、あなたは人生終わりですよ、となる。

『リング』は呪いのビデオを他人に見せて自分は難を逃れようとしていが、本作では不本意に関わってしまった者達が恐怖に打ち負け血眼になりながら対象者を探し、どうにかして数字を無理矢理言わせようとする、てのが大きな見所となり、クライマックスでの高揚感にも繋がるんですね~。

例え友人だろうが、もうお構いなしになるのが、人の持つ「業」とでも言いますでしょうか、それでも主人公で記者のナヨンが目を付けた人物に関してはスカッとするものはあった(笑)。

俺でも、あんなパワハラ上司は願い下げだわ。

しかも、社長の癖に、部下(ナヨン)の手柄を絶対に褒めようともせず、逆に重箱の隅をつつくが如く怒鳴り散らかし、退職願をさっさと出せ!と叫ぶ有様。

まあ、そうなったのにはちゃんと社長の過去にあった出来事として理由を明かされはしますが、ナヨンとしては、んなもん知ったこっちゃねえよ!だわな。

俺も観てて社長の悪態には相当ムカついていたので、ナヨンが数字を知ってしまった際、誰を選ぶのかは直ぐに分かったから、思惑通り社長が数字を言った瞬間はナヨン同様に「っしゃ!」て心の中でガッツポーズ。

他人に嫌われたり恨まれたりする人間だけにはなりたくねえなwと思わずにはいられない瞬間でもあった。

80分という映画としては短い尺だが、色んな要素を詰め込みながらも分かり易く纏めていて観易かったし、オチで、んーー気持ちいい♪な思いを俺もさせて貰ったので良き良き。

脚本協力と言う形で白石晃士監督が参加しておりましたが、白石節は別に何処にも感じなかったなあ。

評価:★★★

24/04/11DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2024-04-10

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トンソン荘事件の記録

2024年03月07日 15時54分05秒 | 韓国ホラー

MARUI VIDEO

2023年

韓国

87分

ホラー

劇場公開(2023/10/27)

監督:
ユン・ジュンヒョン

『あいつだ』
脚本:
ユン・ジュンヒョン

出演:
ソ・ヒョヌ
チョ・ミンギョン

<ストーリー>

1992年、釜山の旅館・トンソン荘で働く男が、旅館の一室で恋人を殺害する。犯行は隠しカメラで撮影されており、当局は映像を封印するが…。

―感想―

韓国映画では珍しいファウンドフッテージもの。

内容を観て強いて例えるならば工藤が出てこない『コワすぎ!』か、名前と顔が中々一致しない『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』といった所か。

雰囲気は良い、バリバリに怖さを漂わせている。

男の子の幽霊が「僕を見付けて」と言わんばかりにぼんやりと映り込むのもゾクッとさせられる。

しつこく何度も見せられると飽きるものだが、何故だか毎度、背筋がゾワッとしてしまった。

けど、なんか余り面白いとは思わなかったんだよ。

多分それは、初めに書いた「名前と顔が一致しない」のが原因だったのかも。

韓国人の名前って、よく似ているから、台詞で名前が出てきたらそれはどいつだ?と先に考えてしまう事が多くて、展開が二の次というか、集中出来なかった部分もある。

キーとなるのは「お父さん」なのでしょうけど、結局どういうこっちゃ?と整理出来ないまま観終えたから、満足行く面白さてのを俺自身が抱けなかったんだろうなあ。

重要な人物は、捕まってたり、消息不明だったりして、直接カメラの前に顔を出してこないのもネック。

監督はその後行方不明、て聞いてもあっそう、だったし、それよりも一番不幸を背負ったのは女性スタッフでしょ、赤子が映った写真を触ったばかりに。

最後完全に気が狂ってたよね、彼女には同情しますわ。

これの前にあった取り憑かれた女性スタッフに対した祈祷師のシーンが映画的にピークだった気もする。

人物の相関図、これをきちんと理解する事、それが一番大事。

それを怠った、この名前はこの顔!が混乱しちゃった俺みたいになると面白さも半減だろう、誰か日本人名に置き換えてくれ(笑)。

ほんと頭悪くてごめんなさい。

評価:★★

24/03/07DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2024-03-06

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震える家族

2024年02月16日 16時06分09秒 | 韓国ホラー

THE OTHER CHILD

2022年

韓国

114分

ホラー

劇場公開(2023/11/10)

監督:
キム・ジニョン
脚本:
キム・ジニョン

出演:
パク・ヒョジュ
キム・ミンジェ
チャ・ソヌ

<ストーリー>

不慮の事故で長男を亡くした牧師のソクホと妻のヒョヌは、3人の子どもたちと暮らしていた。息子の死の悲しみから逃れるように、夫妻はイサクという少年を養子として迎え入れるが…。

―感想―

韓国はキリスト教徒も多いと聞く。

だから悪魔を題材に置いたとしても、それなりの説得力を持たせてくる。

日本でこれやると違和感が生まれるのは確か。

同じアジアでも仏教徒が多くを占める日本じゃあ中々作れない、手を出しにくい展開を見せるのが本作。

が、邦題から感じる気味の悪さとは裏腹に、話の流れは丁寧でありながらも割と静かで、期待した程のおどろおどろしいものは無かった。

思ってたよりは楽しめた!とは言えない内容でしたけど、一番注目して欲しいのは「何かの存在」に怯え続ける子供達の熱演でしょう。

特に話を引っ張る役目を果たしていた長女役の少女が大人顔負けの好演。

ぱっと見だけでも愛くるしい顔をしていて、最早この子の演技を観たいが為に目が離せなくはなっていたなあ。

結局この作品が示したかった事は、怖いのは悪魔とか霊とかではなく、大きな「秘密」を抱えたまま生きる決意をした母と子そのものなのではなかろうか。

そこには深い愛も育まれており、これをラストで強く残す事によって、なんともいたたまれない終わり方となっていた。

で、お父さんは案の定、その輪には入れない、男はのけ者にされちゃうてのは、映画あるあるですな(笑)。

ここ!と思えるインパクトあるシーンは無く、首吊り女性の霊は何だったんだ?と瞬時に理解し難い部分もあったりと、全体的な完成度はちょい惜しい感じ。

でも、前述した様に、子役たちの演技に大きく魅せられた事で話には引き込まれましたし、ラストが弱いと思いつつも、贖罪に対した母の考えに一定の理解も得られ悲しみを抱かされる作品だった。

評価:★★★

24/02/16DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2024-02-02

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江南ゾンビ

2023年12月30日 16時05分40秒 | 韓国ホラー

GANGNAM ZOMBIE

2023年

韓国

81分

ホラー/アクション

劇場公開(2023/07/16)

監督:
イ・スソン

出演:
チ・イルジュ
ジヨン
チョ・ギョンフン
チェ・ソンミン

<ストーリー>

ソウルの中心、江南地区の動画制作会社で働くヒョンソクは、密かに同僚のミンジョンに思いを寄せていた。ある日、会社に半狂乱の男が乱入し、噛まれた人々が次々とゾンビ化し…。

―感想―

ゾンビが出てきた!それ!カメラを回すぞ!みたいな雰囲気になったから、てっきり『カメラを止めるな!』風の展開になるのかと思ったが、そうでもなかった。

諸にコロナパンデミックを意識して作られた映画。

劇中でもコロナ云々のニュースが流れますし。

で、最初の発症が中国て、大丈夫か?中国政府に消されないかこの監督(笑)。

韓国国内で初めにゾンビとなるのが、倉庫街のコンテナ内で盗み働いていたら病原菌を持った猫に首を噛まれたおっさん。

このゾンビおっさん、もうええわwwwて口に出してしまう位に、頻繁に現れます。

ある意味このおっさんが主役だろ、いやもうこのおっさんが主役でええわw

売りに出す予定のビルが舞台となっているのだが、なんだろうゾンビをするエキストラを大量に集められなかったのか、同じゾンビを使い回しているシーンが多い(気がする)。

それだからか、ゾンビおっさんもタフ過ぎるとかそういうのを通り越して、しつこい位に登場させざるを得なかった、監督からしたら苦肉の策だったのかもしれない。

全然怖くも何ともないし、グロさも皆無に等しいし、80分の映画なのでサクッとは観れるが、言うても大して面白くはなかった。

戦いもテコンドー選手だからか蹴り主体で、後はバットを振り回しているだけなので、興奮させられるてのが無かった、加えて緊張感すらも余りない。

只、生き残る男女が美男美女ってのは見栄えはいいから、その点は合格、かな。

その美男の方がラストでゾンビに足を噛まれて・・・実はゾンビの歯が○○でしたあwwと、コメディの色がそこそこホラーの色より強い感じも。

んで、そこでエンドロールかいっ、てな形で終わるのな、なんちゅう中途半端な話やねん!

評価:★★☆

23/12/30DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-12-27

メーカー: アット エンタテインメント

情報<カリコレ2023>

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ショー・ミー・ザ・ゴースト

2023年10月10日 13時25分39秒 | 韓国ホラー

SHOW ME THE GHOST

2021年

韓国

83分

コメディ/ホラー

劇場公開(2023/05/12)

監督:
キム・ウンキョン
脚本:
キム・ウンキョン

出演:
ハン・スンヨン
キム・ヒョンモク
ホン・スンボム

<ストーリー>

20年来の大親友のホドゥとイェジは、夢も希望も失ってしまった求職者。そんなある日、ホドゥは格安の家具付き賃貸住宅を手に入れ、実家を追い出されたイェジも居候することになるが…。

―感想―

KARAのハン・スンヨンが長編映画初主演した作品という触れ込みが目に入り鑑賞したけど、そんなに大して面白いという訳でもなく、かと言ってつまらないとも思わず、何とも微妙な完成度。

オバケが出る家てことで、全体的に「どうすりゃいいんだ!」と2人の男女があたふたする姿をコメディタッチで描いている。

但し、オバケが出てくる瞬間は真面目にホラーの雰囲気。

ちょっと女オバケの声が『呪怨』の伽椰子と被ってる、パクッてるだろあれ。

終盤、イカサマ霊媒師をも巻き込んで2人から3人となり、自分らでどうにかしようとする流れに。

女オバケは何故その家に棲み続けているのか。

自分らに何かを訴えかけているみたいだから、じゃあそれを探ろうと、若干ホラーからミステリー&サスペンス寄りになっていく。

ま、途中から薄々と隣人が怪しい事に鑑賞者は気付くんじゃないかな。

最終的には「いい話だなあ」で終わるので、多少怖がりの人でも目を覆う様な事もなくラストまで観れると思う。

それ位恐怖度は薄く、感動側に振り切っている印象。

コンビニに居座っているおっさんが実はオバケだったというオチは別に要らんかな、確かに何者?と疑問は起きたけど、そのオチに使う為だけに頻繁に登場させてたのかと思うと、何の怨念があって出てきていたのか理由と説明をまるで提示していないので、そっちの疑問の方が強く残る。

評価:★★★

23/10/10DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-10-04

メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ

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