銀幕大帝α

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御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

ラスト・クリーク

2020年12月25日 21時26分45秒 | 洋画ドラマ
RUST CREEK
2018年
アメリカ
108分
犯罪/ドラマ
劇場未公開



監督:
ジェン・マクゴーワン
出演:
ハーマイオニー・コーフィールド
ジェイ・ポールソン




<ストーリー>
就職の面接に行く途中で迷子になり森の奥深くに立ち往生してしまった女子大学生ソーヤは、冷酷な無法集団から身を守るため、得体のしれない男と同盟を強いられるのだが…。

―感想―

2人組の男に追われている所を助けてくれて匿ってくれた男は麻薬の製造人。

逃げても良いけど森は迷うから、まあもう少しゆっくりしていけや

て事になって、その間に製造方法とかを教わるんだよね。
これが男達に見つかった際に役立つ。

地元の警察の長がグルってのはもうこういう話じゃ定番。
こいつが相当なクソ野郎で、部下まで容赦なく殺しちゃうのだから最低。
最終的に自分の保身に回って、女子大生を追い掛け回していた男も撃ち殺し、自分で全てに片を付けるつもりが、女子大生の反撃に遭いジ・エンド。
クソ野郎以上に救いようのないバカだった。

助けてくれた男が本当に良い人、て位で特に目ぼしいシーンはないが、まあそれなりに飽きなくは観れる。

最後パトカー数台が駆け付けてくれるが、決して立ち止まる事も無く、黙々と歩き続ける女子大生の姿が印象的だった。
それだけこの窮地を乗り切った事で身も心も強くなったという証を示していたんだろうなあ。

評価:★★☆
20/12/25DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-12-18
メーカー:プルーク

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アドリフト 41日間の漂流

2020年10月23日 21時02分46秒 | 洋画ドラマ
ADRIFT
2018年
イギリス/アメリカ
96分
ドラマ/サスペンス/ロマンス
劇場公開(2020/06/12)



監督:
バルタザール・コルマウクル
製作:
バルタザール・コルマウクル
シェイリーン・ウッドリー

出演:
シェイリーン・ウッドリータミー・オールダム
サム・クラフリンリチャード・シャープ



<ストーリー>
1983年、婚約したばかりのタミーとリチャードは、タヒチからサンディエゴへヨットでの旅に出る。出発から2週間後、記録的なハリケーンが襲い、2人の乗ったヨットは巨大津波に飲み込まれてしまう。ヨットは操縦不能となり、無線もつながらない、そしてリチャードは大けがを負い瀕死の状態にあった。最悪の状況で、タミーはセーリングの知識を総動員し3200キロ先にある陸を目指すが……。

実話。

―感想―

海のど真ん中で遭難する原因てほぼほぼ「嵐」に遭遇するほかないんだよなあ。
たま~に梯子を下ろさず海に飛び込んで船に上がれないてなパターンもあるが、あれは只のバカ。

遭難する前の幸せな一時を前半だけに集中していないのは良かった。
ぶっちゃけそんなのどうでもいいし、飽きるしで、遭難中の出来事と交互に映しだす事によって緩急の付いた物語となり観易かったです。

ちょいちょい男勝りなヒロインが海に潜るんだけど、その海の中が澄んでいて滅茶苦茶綺麗なのよ。
こういう綺麗な海で一度泳いでみたいなあて思った。

実話を映画化した話というのもあり、殆どが漂流している船の上でヒロインとフィアンセが寝っ転がっている画しかなく、見所の大半は嵐で船が半壊するシーン。
それ以外は正直、物足りない盛り上がり方だったものの、終盤で驚きの真相が明かされ、そこは「そうだったのか。。。」とヒロインと同じく悲しみに包まれるものはあった。

こういう悲惨な体験をしても、船の旅は続けるのね。
又同じ出来事が起きるかもしれないという怖さが付き纏うだろうけど、それしか好きな趣味がないのだから、悲惨な体験も一つの思い出として前向きに生きていくのが一番本人にとっても幸せなのかもしれない。

評価:★★★
20/10/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-10-02
メーカー:キノフィルムズ

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野性の呼び声

2020年08月21日 11時28分10秒 | 洋画ドラマ
THE CALL OF THE WILD
2020年
アメリカ
99分
ドラマ/アドベンチャー/文芸
劇場公開(2020/02/28)



監督:
クリス・サンダース
『クルードさんちのはじめての冒険』
原作:
ジャック・ロンドン『野性の呼び声』
出演:
ハリソン・フォードソーントン
ダン・スティーヴンスハル
カレン・ギランマーセデス
オマール・シーペロー
ブラッドリー・ウィットフォードミラー判事



<ストーリー>
ミラー判事の邸宅でペットとして暮らしていた雑種犬・バックは、4歳の時に男にさらわれ、カナダでそり犬として売り飛ばされてしまい…。

最強の相棒がいれば
――人生は、最高の冒険だ。


―感想―

この犬、すげぇな。
めっちゃ演技達者やん。

は?
CG?

マジけ!!!
まあ確かにわざとらしい動きとかもあったけれど、ほぼ実写じゃねえか。
つか、実写にしか見えん!

金持ちの人間にちやほやされた為か、かなりドジな犬が、自然の脅威にさらされるそり犬になったことで、どんどんと逞しい姿へと成長していく話。
そり犬廃止によって、売り出された事が切っ掛けで最終的に飼い主となるのがハリソン・フォード演じる酒飲み爺さん。

犬同士の確執、暴力的な人間から受ける非道な厳しさ、そして心優しい爺さんとの出会いから自身が居るべき場所を見付ける生への道。

ワンちゃんのその時の状況によってコロコロと変る表情や仕草が愛らしいです。
そしてラストでは熊にも動じず、先頭に立って家族を守ろうとする(中盤までは決して見せなかった)勇ましい姿に目じりが下がる映画。

俺ネコ派だけど、このワンちゃんなら飼いたいなあ。

評価:★★★★
20/08/21DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-07-03
メーカー:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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リチャード・ジュエル

2020年05月22日 16時23分43秒 | 洋画ドラマ
RICHARD JEWELL
2019年
アメリカ
131分
ドラマ/サスペンス
劇場公開(2020/01/17)



監督:
クリント・イーストウッド
『運び屋』
製作:
クリント・イーストウッド
レオナルド・ディカプリオ

出演:
ポール・ウォルター・ハウザーリチャード・ジュエル
サム・ロックウェルワトソン・ブライアント
キャシー・ベイツボビ・ジュエル
ジョン・ハムトム・ショウ
オリヴィア・ワイルドキャシー・スクラッグス



<ストーリー>
1996年、アトランタで爆破事件が発生。第一通報者のリチャード・ジュエルは、国家とメディアの陰謀により容疑者にされてしまう。彼は無謀な弁護士・ワトソンと共に巨大権力に立ち向かうが…。

1996年アトランタ爆破事件の実話
その日、全国民が敵になった――


―感想―

ある意味、胸糞案件の映画なんですよ。
爆弾を一番最初に発見した警備員のリチャード・ジュエルは多くの人の命を救ったとして「英雄」と称えられるが、FBIが容疑者欲しさにそのリチャード・ジュエルを犯人扱い、たった3日で天国から地獄へ。
ここら辺の描き方が陰湿で、女ジャーナリストとかの手柄の為ならなんとやらの姿にムカムカしてくるし、追い込まれていくジュエル母子がどんどん憔悴していく姿には胸が痛くなる。
そんな母子に一筋の希望の光を齎すのが弁護士のワトソン。
リチャードがあの時、ワトソンと会話していなかったら2人が手を組むて事はなかったんだろうな、神から与えられていた「縁」だったのかもしれない。

心優しいリチャードは積極的にFBIの捜査に協力するが、それが自然的に悪い方向へと傾く。
そんなんじゃだめだ!てワトソンはリチャードを𠮟責、「一切喋るな」とも言われ従おうとするけれども、つい口が出ちゃうのよね。
終盤でのFBIとのやり取りでもワトソンは「余計な事は絶対に言うな、分からない質問をされたら俺に振れ」と助言するが、リチャードは遂に溜っていた鬱憤を一気に吐き出してしまう。

「僕を容疑者に出来る決定的な「証拠」はあるのか!」

ない。
一気に黙り込むFBI達。
誘導尋問で容疑者に仕立て上げたかったのだが、「証拠」があるのかと逆に聞かれたら、あるはずがない。

「ない、のなら僕は帰らせて貰う」

このリチャードの強きの一言が無実への「勝利」を掴んだ瞬間だったね。
リチャードの後を追う様に席を立ったワトソンが一人ほくそ笑むのが印象的だったなあ。
正式に書類で「容疑者に該当しない」といった旨が書かれた事を通達され、驚きと嬉しさを混在させながらドーナツを頬張り、少し間をおいて号泣するリチャード。
そんな彼を「良かったな」と抱きしめるワトソン。
ここの流れには私も貰い泣きしそうになりました。

前述したように胸糞案件で話が進むのだけど、リチャードの無実を信じる「仲間」達の寄り添う姿勢が感動的で、特に母親を演じたキャシー・ベイツが涙ながらに大統領に向けて訴える演説のシーンとか、一人息子を溺愛しているが為に絶対的に私はあなたの味方といった表情の見せ方など、流石アカデミー主演女優賞女優ですわ、上手い!!
勿論サム・ロックウェルも、そして主人公を演じたポール・ウォルター・ハウザーも。

「君は何故ここまでされて怒らない!」
「怒ってるさ!でも僕は僕なんだ。こんな僕に変われ!て言われても無理なんだよ!あなたみたいにはなれなし、あなたからそんな事を言われるとは思わなかった!」

「なんで俺を弁護士として雇った?弁護士なら他にも腐る程いるだろ!」
「あなただけ、あなただけがあの時、僕を唯一「人間」扱いしてくれたんだ。だから僕はあなたに頼ったんだ!」

リチャードとワトソンの関係性がどんどん深まるそれぞれの台詞の厚み。
心に響いて来るものが多く、決して一言一句聞き逃してはいけないぞ。

≪これで自分が容疑者として成立してしまったなら、もし今後同じことが起きても第一発見者は「リチャードの二の舞だ」と思って何もせずに逃げるだろう≫

リチャードがFBIに対して言った言葉だが、説得力があるし、その通りだと思った。

今はSNSが主流となり、勝手な憶測での「犯人捜し」があったりするが、身に覚えのない事で「こいつが犯人」呼ばわりされるのがどれだけ怖いか。
リチャードの様に第一発見者だというだけで犯人じゃないかと決めつけられたりされたら堪ったものじゃない。
「正義」も大事だが、一線を越えちゃいかん。
そこら辺も含め、色々と考えさせられる作品だった。

評価:★★★★
20/05/21DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-05-20
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

2020年01月19日 16時05分43秒 | 洋画ドラマ
ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD
2019年
アメリカ
161分
ドラマ/コメディ
PG12
劇場公開(2019/08/30)



監督:
クエンティン・タランティーノ
『ヘイトフル・エイト』
製作:
クエンティン・タランティーノ
脚本:
クエンティン・タランティーノ
出演:
レオナルド・ディカプリオリック・ダルトン
ブラッド・ピットクリフ・ブース
マーゴット・ロビーシャロン・テート
エミール・ハーシュジェイ・セブリング
マーガレット・クアリープッシーキャット
ティモシー・オリファントジェームズ・ステイシー
オースティン・バトラーテックス・ワトソン
ダコタ・ファニングスクィーキー
ブルース・ダーンジョージ・スパーン
アル・パチーノマーヴィン・シュワーズ
マイク・モーブルース・リー
ダミアン・ルイススティーヴ・マックィーン
ルーク・ペリーウェイン・モウンダー
デイモン・ヘリマンチャールズ・マンソン
ロレンツァ・イッツォフランチェスカ・カプッチ
ニコラス・ハモンドサム・ワナメイカー
レナ・ダナムジプシー
カート・ラッセルランディ
ゾーイ・ベルジャネット



<ストーリー>
ピークを過ぎたTV俳優のリックと、彼を支える付き人でスタントマンの親友・クリフ。ある日、リックの家の隣に女優、シャロン・テート夫妻が越して来る。

1969年8月9日、
事件は起こった。
この二人にも――

ラスト13分。タランティーノがハリウッドの闇に奇跡を起こす。


―感想―

正直言って30分位で話纏まりそうな内容ではある(笑)。
でもね~やっぱタランティーノ作品の醍醐味てゆるゆるトークなんだよ、他愛のない会話をニヤニヤしながら聴くてのがファンとしては堪らんのです。

俺が神と仰ぐ人が監督、愛してやまない人が助演。
もうこの時点で「傑作」の2文字しか浮かばない。
そして当たり前の様に期待に応えてくれていた。

相変わらず選曲のセンスが好い。
伏線の回収の仕方が素晴らしい。
リックのお気に入りだった撮影用小道具の火炎放射器、ここで再登場するのか!と。

つか自宅のガレージに置いてたのかよ、どれだけ気に入ってんのよw

タランティーノ作品にそれほど愛着がない映画好きは前半猛烈に退屈だと思う。
クリフがヒッピーの所に行く辺りから急に盛り上がってくるから、この高低差があってこそのクライマックスで強く感じる(゚∀゚)キタコレ!!感は最高としかもう。

クリフがヒッチハイクで乗せるヒッピー女プッシーキャット役のマーガレット・クアリーがすっげえ好みだった。

なんつうかノリのいいカワイ子ちゃんて感じなのだが、クリフが中々車に乗せないという焦らしプレイもあって、やっとカメラの近くに来た時は嬉しくなった。
だが役がヒッピーだけのことはあり、下品。
そして腋毛もちゃっかりと。

「フェラしてあげようか?」
「お前未成年だろ?ムショに入りたくないから遠慮する」
真面目か(笑)。
俺なら「はよやれ」言うてるかもしれん。
そこがクリフとの違い。
考えが甘ちゃんな俺と、大人なクリフ。
そりゃ何時まで経っても成人の女性が言い寄ってこない訳だ(ほっとけ!)。
ま、クリフには噂程度の「前科」があるから、面倒臭い事には関わりたくないてのがあるんだろうけど。

んでプッシーキャットを乗せて到着したヒッピー村に居るリーダー的女がダコタ・ファニング。

遥か昔、ダコタん♡と俺自身可愛く思っていたあの少女が、どうしてこうなった!?とビックリした位に超絶劣化。
これ完全に成長失敗なんじゃ。。。
いやいや、ヒッピーとして敢えてそういう容姿にしている(見せている)のかもしれん、そうだ、そういう事にしておこう。
けど、う~ん、、、愛くるしさが無くなって単におばちゃん顔・・・うえ~ん時の流れて残酷だお( ノД`)シクシク…

逆に、ブラピはブラピなんだよ。
どんなに歳食ってもカッコ良過ぎるん♪

久しぶりにEDWINのCM出演してくんねえかなあ、あーブラピなら抱かれてぇ(釘を刺すように書いておくが俺はホモじゃないぞ、男なら体許せるのはブラピだけて事、勘違いすんなよ!)。

~もしもマンソンファミリーが誤って違う邸宅に侵入したら~

そんなタランティーノらしい真実の闇をフィクションとして痛快な光に変えたハイライト。
相手にしたのが妻殺しのクリフ。
LSDでぶっ飛んでいる最中に鉢合わせとなり、理性を失っているから、そりゃもうどえらい場面が誕生する訳でして。
これには天国のシャロン・テートもニッコリですわよ。
ここ、面白過ぎて(楽し過ぎて)5回もリピートしてしまった。
躾がしっかりと成されている主人に忠実なワンコ(この辺の関係性も前半でじっくりと描かれている)の活躍も含め、クリフの全く動じず無言のまま力技でぶっ殺しまくる姿に俺の心の中ではスタンディングオベーション。
反対に「なんやなんや!!!!!」と慌てふためくリックに大笑い。
動揺し過ぎて(手持ち武器では)ある意味殺傷力最強の火炎放射器出してくるんじゃないよww

堪能した。
流石神。
タランティーノの遊び心てタランティーノにしか出来ないから凄い、尊敬、だから、神!

評価:★★★★
20/01/19DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2020-01-10
メーカー:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

関連作:
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019)』(オリジナル版)
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/エクステンデッド・カット(2019)』(エクステンデッド・カット版)

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