銀幕大帝α

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ギリシャ・ゾンビ

2008年11月07日 23時54分14秒 | 洋画ホラー
TO KAKO/05年/ギリシャ/85分/劇場未公開
監督:ヨルゴス・ノウシアス
出演:メレティス・ゲオルギアディス、ペピ・モスコヴァコウ、アルギリス・タナソウラス

<ストーリー>
アテネ中に広がった謎の病原菌に冒され、ゾンビ化した集団が人々に襲いかかる。
<感想>
『ネズミゾンビ』の本編の前の予告を観たとき、すっげぇツマラナさそうな映画に感じたんだけれど、観始めて開始5分も経たない内に

「これ、もしかして面白いんじゃねぇか?」

と思ってきた。

サッカー場の観客席で、突然ゾンビと化した男が隣の人に襲う様子をTVモニターが映し出す映像を観た瞬間に、ビビッと(死語)きたんだよね。

まぁストーリーはあってないようなもので、只街中に溢れたゾンビ集団から、無関係だった人物たちが助け合い逃げ回るだけなんですけど、展開がスピーディで、作品全体がゾンビ愛に包まれていて好感が持てるんですよ。

流石オリンピック発祥の地だけあって、ゾンビは短距離ランナーばりのもの凄いスピードで追いかけてくるんだけれど、逃げ回る男女のキャラが面白く、また退治する際には

おいおい、それはやり過ぎだろう(笑)

って位に、あらゆる手段で殺しまくってくれる。

もうこの際ストーリーなんかどうでもいい、兎に角自分たちの好きなようにゾンビを登場させて、殺し合いを撮ろう

という映画学校の学生的な発想が、良い意味で面白さや楽しさを生み出していて、大物監督では作れない素人だからこそのアイデアやパワーが溢れ出し、作品に活力を与えている。

空撮したラストショットなんか、言葉では言い表せない異様さ、ユーモアさがあるもん。

最近ゾンビ映画もマンネリ化してきたかと思っていたが、本作を観ると、まだまだ
奇抜なアイデアは眠っているもんだなぁ、と。
世界中のゾンビを愛する素人の頭の中には、得体の知れないお宝で一杯かもよ。

評価:★★★☆
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レストストップ2 ドント・ルック・バック

2008年11月07日 23時20分06秒 | 洋画ホラー
REST STOP: DON'T LOOK BACK/08年/米/89分/劇場未公開
監督:ショーン・パパツィアン
出演:リチャード・ティルマン、ジェシー・ウォード、ジョーイ・メンディシーノ

<ストーリー>
行方不明になったジェシーとニコルを探す旅に出た若者たちに、あの残酷な殺人鬼の影が忍び寄る。
<感想>
ウンコまみれ。

クサッ!!

難解なストーリーだったけれど、何処か異世界的な雰囲気で魅了してくれた前作。
それを、この2作目で見事にぶち壊してくれました。

神出鬼没に現れては消える黄色のトラック、サタンに取りつかれた様な不気味な一家。
この異常者たちの関係や正体を明確にせず有耶無耶にしながらストーリーが進行していったのが功をせいしたのか、逆にそれが面白かったし怖かった。
それに鑑賞者に内容を委ねる様な、謎だらけの物語にしたからこそ、作品全体に気味の悪いものを感じたのに、続編ではそこら辺を殆ど解明させちゃっている。

ここまで、セリフや映像で謎を明かされちゃうと、恐怖さが薄れてしまうんだよね。

前作では謎に包まれた内容により、発想を膨らませて自分なりに解釈し、得体の知れない恐怖感を抱いたものだが、本作では単なるB級ホラーとして受け止める事しか出来ない。

最後は強引に謎を残して終わっちゃうんだけれど、それまでに物語の波状的な部分を台無しにしてしまっているから無理やり感だけが残る。

前作を面白い!怖い!と思った人は、観ない方が賢明かもよ。

関連作:『レストストップ デッドアヘッド』(第1作)

評価:★★
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少林少女

2008年11月07日 22時24分56秒 | 邦画アクション
08年/日本/107分/劇場公開
監督:本広克行
出演:柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、ティン・カイマン、ラム・ジーチョン、岡村隆史、江口洋介

<ストーリー>
少林拳普及のため大学のラクロス部に入った少女が、闘うことにとりつかれた大学学長と対決。
<感想>
あの卵ネタは『少林サッカー』を観ていないと分からないんとちゃう?
まぁ設定としては『少林サッカー』の外伝と位置付けられているから仕様がないか・・・。

柴咲コウにしろ岡村隆史にしろ、主要キャストによる格闘アクションはしっかりとやっている範囲かな。
しかし幾らアクションがずば抜けていても、肝心の物語がお粗末じゃ駄目だよね。
少林拳を普及したいが為にラクロス部に入って、部員が彼女の魅力に惹かれ始め、一緒に道場を建て直し少林拳を身に付け、全員が強靭なパワーを得ていく。
そんな少林ラクロスなスポ根映画になるのかと思いきや、いきなり大学にある塔内で武術大会勃発。
ブルース・リーそっくりさん瞬殺という全然笑えないユーモアを交ぜながら、最後は柴咲コウが菩薩になって幕切れ。

あ~あ、終始中途半端に盛り上がってしまったなぁ。

まぁ、塔内での大乱闘までは多少楽しめたとしても、兎に角終わり方が全く納得できんのですけど。

中途半端やぁ・・・。

オフィシャル・サイト

評価:★★☆
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ピザ男の異常な愛情

2008年11月07日 21時56分30秒 | 洋画ホラー
OTIS/08年/米/100分/オリジナルビデオ
監督:トニー・クランツ
出演:ボスティン・クリストファー、アシュレイ・ジョンソン、ダニエル・スターン、ジェレ・バーンズ

<ストーリー>
10代の女の子ばかりを狙う連続殺人犯に捕えられた少女。何とか脱出した彼女は、復讐のために犯人を監禁・拷問しようとするが・・・。
<感想>
某映画雑誌でオススメされていなかったら、完全にノーマークやったなぁ。

少々知恵遅れの巨漢男オーティスによる少女監禁ホラーかと思いきや、中盤から意外な展開になる所が面白い。

誘拐された少女の両親と弟が、レイプされたと思い込み、犯人を逆監禁&拷問していくんだけれど、椅子に縛り付けて拷問死させた男が実は・・・。

意外性に更に磨きをかけた感じやね。
こういうコメディ発想は好きやわぁ。

男を殺して、知らん振りを通そうとする家族だったが、その場面を全てモニター音声録画されていてあたふた。
証拠を掴んだ超腑抜け&間抜け捜査官ホッチキスが家族に詰め寄る!!

この辺りのやりとりもきちんとコメディとして成り立っているからニヤニヤしながら観てました。

でもやっぱり最高の笑いはラスト。

思わず声に出ちゃうよ。
「呆気ねぇ~~~~~!!(笑)」

オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★☆
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ブロブ/宇宙からの不明物体

2008年11月07日 21時23分28秒 | 洋画ホラー
THE BLOB/88年/米/95分/劇場公開
監督:チャック・ラッセル
出演:ケヴィン・ディロン、ショウニー・スミス、ドノヴァン・リーチ、リッキー・ポール・ゴールディン

<ストーリー>
森の中に突然空より落下してきた隕石の中からアメーバ状の物体が現れ、徐々に巨大化しながら町の人々を襲う。
<感想>
やばい!
これ、滅茶苦茶面白い!!

主人公かと思っていた青年が、序盤で呆気なく物体の餌食になってしまう意外性、女、子供を容赦なく殺してしまう残虐性、物体に飲み込まれた際のグロテスク性。
どれをとっても素晴らしい。

物語的にもダレ場が全く無く、最後まで緊張感を持続させてくれる。

個人的にはやっぱり予想以上に見せてくれたグロテスク性で、下半身がドロドロになって死ぬ浮浪者や、物体に飲み込まれた少年の不気味な最期など、気持ち悪さと恐怖さとスプラッタ的な部分が絶妙に混ざり合っていて、B級的なタイトルからは想像出来ない、見事なまでの特殊効果の御蔭でA級ホラー映画としては申し分ない程の力作を堪能させてもらいました。

関連作:『マックィーンの人喰いアメーバの恐怖』(オリジナル)

評価:★★★★☆
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