銀幕大帝α

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ハッピーフライト

2009年06月08日 21時53分57秒 | 邦画コメディ
08年/日本/103分/劇場公開
監督:矢口史靖
出演:田辺誠一、時任三郎、綾瀬はるか、吹石一恵、田畑智子、寺島しのぶ

<ストーリー>
トラブルに見舞われた旅客機の乗務員や地上スタッフが無事着陸させるために奮闘する。
<感想>
乗務員が事を巧く運んだ時は、同僚達に親指を立てて「やりました!」っていう合図をするんだけれど、これを綾瀬はるかがやると、役的に天然が入っているのもある為か妙に仕草が可愛すぎてドキドキしちゃいました。

『ICHI』での無感情な綾瀬はるかも好いけど、ボケをかましまくる事で、ある意味親近感沸くこちらの綾瀬はるかの方がとってもキュートでしたね。

『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』と大人数の映画、即ち群像劇を描く事を得意とする矢口史靖が手掛けただけに、パイロット、客室乗務員、管制塔、整備士など色んな飛行場に携わる人々が出てくるにも関わらず、どのエピソードも丁寧に描いており、全ての人物が活き活きと動き回っているので、不思議と場面毎に引き込まれていきました。

本作は無事フライトを経た飛行機が上空でアクシデントを起こし、関係者に緊張感が走る様を描いた一種のパニックものなんですが、そこは矢口史靖監督、パニックの中でこそ明るい雰囲気を出そうとあくまでも‘笑い’を取り入れた事で、観る側はハラハラしながらも題名通りの楽しい雰囲気を存分に味わえる、そんな一級品に仕上げていました。
ここに私は凄く好感が持てましたね。
本来なら堅く重苦しい内容になりがちですから。

舞台が舞台だけに素人には理解出来ない専門用語が次々飛び出しますが、演じている人たちはそんな用語は知るはずもない役者さんたちばかりですから、監督は相当、事前に勉強して脚本を作り上げ、本物の航空関係者の方々に笑われないような台本を自信を持って手渡したはず。
どの映画にも言えることですけど、テーマに沿った知識がないと脚本は出来ない訳ですから、脚本家や監督という職業は見た目地味ですけど裏では相当苦労しているんだなぁと感心しきりです。

本作は、かなり豪華な役者達が名を連ねていますし、コメディ映画としても申し分ない出来なので、観始めたら時間が経つのも忘れるくらいどっぷりハマって笑って楽しめること間違いないと思います。
オススメ!

オフィシャル・サイト

評価:★★★★☆
09/06/08DVD鑑賞
矢口史靖 コメディ・ドラマ 田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子 寺島しのぶ 竹中直人 ベンガル 小日向文世 柄本明 岸部一徳 亀山千広 フランク・シナトラ DVD新作
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怨霊 -THE HOUSE-

2009年06月08日 01時44分36秒 | 亜細亜ホラー
THE HOUSE/07年/タイ/110分/劇場未公開
監督:モントン・アラヤンクン
出演:インティラー・ジャルンプラ、チャッチャー・ルチナーノン、チャマナン・ウォンウィンウェート

<ストーリー>
医師による妻殺害事件を取材する女性レポーターが、廃屋と化した医師の邸宅で怨霊を目撃する。
<感想>
銀幕大帝αが一番注目しているのが、タイ映画。
アクション、ホラーと多彩なジャンルの作品がこの日本でも日の目を見ているが、ベテランにしろ新人にしろ作り手の才能が良いのか、思いっきり外れという作品には未だ出会っていない。
だから、タイ製作の作品だと知ると安心してレンタル出来る。

何となく借り手の興味を引きつけない邦題とパッケージで損をしているような本作だが、これも程良く面白く怖かったです。

流れ的には『呪怨』の二番煎じみたいだが、突然的なビックリ音と、CGで表現された黒い巨大な怨霊、そしてインタヴュー時に女優霊が徐々に朽ち果てていく描写など、かなりの恐怖感を味わえました。

妻殺しで収監されている医師たちの不気味な笑みを浮かべる表情とかの演技面に関しても好印象を持ちました。

難点を挙げるとすれば、主役の女性が怨霊に襲われる度にやたらとキャーキャー叫ぶので不快だし、後、劇中の大半で雷鳴が轟いているってのが意味不明。

それ位かな。

今回のタイ・ホラーも未公開作ではあるが、そこそこの合格点を与えても良いと思えるほどの良作。
しっかりと最後まで見せ、期待を裏切らない所がタイ映画の素晴らしさ。
今後も銀幕大帝αはタイ映画を追い続けます!

評価:★★★
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エッジ・オブ・ダークネス

2009年06月08日 01時08分41秒 | 洋画ホラー
Edges Of Darkness/08年/米/86分/劇場未公開
監督:ジェイソン・ホートン、ブレイン・ケージ
出演:アロンゾ・ジョーンズ、シャミカ・アン・フランクリン、アンネマリー・パッツォミノ

<ストーリー>
ゾンビによって廃墟と化した街に生き残った人々を、さらなる恐怖が待ち受けていた。吸血鬼や動物の生気を吸う魔物たちと人間の決戦が幕を開ける。
<感想>
相変わらずの人気ジャンルなのか、去年に増して乱発されているゾンビ映画。
店頭に次々と並ぶ劇場未公開のゾンビ作品の数々の中から、良作か否かを見分けるのは至難の業だ。
悪名高きJ.V.Dやアルバトロス作品と分かっていれば、無事回避する事も出来るが、それ以外の会社から発売されている作品は、とりあえず観てみないと分からない。
それが当たりなのか、外れなのか、トランプのババ抜きをする位の運が必要となる。

街の至る所でゾンビが人間を襲い、その体を引き千切り貪り喰う序盤は中々のグロさで良かった。

しかしストーリーはゾンビ以外に吸血鬼やら動物の生気を得て起動するコンピューターやらが登場し、何が起きているのかさっぱり理解出来ず、まるでJ.V.D作品を観ているかのようなツマラナさ。

更に安っぽい画質と人物たちのグダグダ感が鑑賞意欲を損ない、中盤辺りから早送りしたくなる所はアルバトロス作品に通じる。

序盤以外は観るべき場面は皆無で、チンプンカンプンな内容により置いてけぼりの状態のままラストまで進むので、苦痛と拷問を味わった後のような疲労感だけしか残らなかった。

またしても私はジョーカーを引いてしまったようだ・・・。

評価:
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