銀幕大帝α

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ハウスメイド

2012年04月03日 21時29分36秒 | 韓国サスペンス
THE HOUSEMAID/10年/韓国/107分/エロティック・サスペンス/R15+/劇場公開(2011/08/27)
-監督-
イム・サンス
過去監督作:『浮気な家族』
-脚本-
イム・サンス

-出演-
チョン・ドヨン…ウニ
過去出演作:『血も涙もなく』
イ・ジョンジェ…フン
過去出演作:『イルマーレ』
ソウ…ヘラ
ユン・ヨジョン…ビョンシク
過去出演作:『浮気な家族』
パク・チヨン…ヘラの母親
アン・ソヒョン…ナミ
<ストーリー>
上流家庭のメイドとして働く従順な女・ウニは、懸命な働きぶりで周囲の信頼を得ていた。しかし、一家の主人と体の関係を持ったことを機に、彼女は狂気に身を委ねていく。
<感想>

韓国版『家政婦は見た』。

チョン・ドヨンの大胆且つ挑発的な脱ぎっぷりが良い!
それとメイド服から漂うエロティズム。
風呂場を掃除している際に短いスカートから純白のパンティがチラチラと。
もうこれだけでオイラの息子も十分にオッキしました。

超鈍感なウニだけにヘラや彼女の母親から陰湿ないじめを受けているにも関わらずノホホンとしている様が見ていて妙にイラつくので、このままこの家族の言われるがままなのかと思いきや、お腹の子を流産させられた事で彼女なりの復讐を思いつく。

しかし私から言わせれば、そんな復讐方法でええの?

確かにあの壮絶な復讐姿を見せられたら少しはトラウマも植え付けられるかも、とは思ったが、残念な事にその後の家族の姿を見たら全くダメージ受けてませんし^^;

所詮、眼中に無い一般庶民の1人だったって事なんだろうね。

ウニの体を張った復讐も無駄に終わった感がなんとも切ない。

冒頭の飛び降り自殺もそうだけど、赤の他人の死には我関せずな市民の考えが一番怖いと思える作品です。

ベテラン家政婦のビョンシクという人間がちょっと解り辛かったなぁ。
ウニが妊娠した事を大奥様に告げ口したと思ったら、突然ウニにも優しく接する。
何を考えているのかが掴み難いだけに、結局の所彼女は心の内では嫌っていた大富豪家族に対して何をしたかったんだろうとスッキリしないものだけが残りました。
敵なら敵、味方なら味方とはっきりとした目に見える何かしらが欲しかったです。

展開がくるくると矢継ぎ早に変る為にどうにも主要人物たちの心情に安定感がなく、その為ストーリーがぐらつきすぎていて大雑把になってしまっているのが少しばかり出来を悪くしているように思えます。

一晩の情事の末に妊娠してしまった家政婦を軸に、その事を巡って泥沼の駆け引きに発展していく過程をもう少し丁寧に解り易く描いていればもっと面白い映画になったと思うんだけどなぁ。

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:『下女(1960)』(オリジナル)

評価:★★☆
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レンタル開始日:2012-04-03
メーカー:ギャガ・コミュニケーションズ
コメント (10)
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SF/ボディ・スナッチャー

2012年04月03日 20時30分58秒 | 洋画サスペンス
INVASION OF THE BODY SNATCHERS/78年/米/115分/SFエイリアン・サスペンス/劇場公開(1979/10)
-監督-
フィリップ・カウフマン
主な監督作:『ツイステッド』

-出演-
ドナルド・サザーランド…マシュー・ベネル
主な出演作:『モンスター上司』
ブルック・アダムス…エリザベス・ドリスコル
レナード・ニモイ…Dr.デヴィッド・キブナー
主な出演作:『スター・トレック』
ジェフ・ゴールドブラム…ジャック・ベリチェック
ヴェロニカ・カートライト…ナンシー・ベリチェック
主な出演作:『インベーション』
ドン・シーゲル…タクシードライバー
過去出演作:『恐怖のメロディ』
<ストーリー>
宇宙人に侵略憑依されていく住民たちの恐怖。
<感想>

まぁまぁかな。

そんなに緊張感を与える展開でもなく、どちらかというと周りの人々が徐々にエイリアンに憑依されていく過程をゆっくりと丁寧に描いた作品。

巨大な花から孵化した異星人が生まれてくる瞬間はそこそこに不気味な感じで描かれている。
ただちょっとレトロ感丸出しな所が残念でもあるが、まぁそこはダークな雰囲気でカバーされていて面白い描写にはなってはいます。

終盤辺りで唐突に出てくる人面犬がインパクト抜群。
あれ見ちゃうとそりゃ恐怖で叫ぶわ(笑)。

ヒロインのエリザベスを演じたブルック・アダムスがキュートです。
そんな可愛らしい彼女の顔が突如崩壊し体も憑依された影響で崩れ去る。
その後、これまた唐突に生まれ変わった彼女が全裸で登場してくるので、この辺はちょっぴり嬉しかったり。

乗っ取られた街で主人公マシューはどう切り抜けていくのかが一種の見所ではあるが、ラストで見せる意外性なオチにはドッキリ感を抱かせる意味でもユニークに仕上がっている。
結局そうなったという直接的な描写が無かっただけに、やっぱりあんたもか、というまさかな絶望感が映画としての後味の悪さを巧く生み出している様に思えました。

関連作:
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)』(同一原作)
『SF/ボディ・スナッチャー(1978)』(同一原作)
『ボディ・スナッチャーズ(1993)』(同一原作)
『インベージョン(2007)』(同一原作)

評価:★★☆
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レンタル開始日:2004-12-22
メーカー:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン

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