銀幕大帝α

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友よ、さらばと言おう

2015年01月14日 02時38分43秒 | 洋画アクション
MEA CULPA
2014年
フランス
90分
アクション/サスペンス/犯罪
PG12
劇場公開(2014/08/01)




監督:
フレッド・カヴァイエ
『この愛のために撃て』
脚本:
フレッド・カヴァイエ
出演:
ヴァンサン・ランドンシモン
ジル・ルルーシュフランク
ナディーン・ラバキーアリス



<ストーリー>
敏腕刑事のシモンとフランクは、長年コンビを組んできたが、不幸な事故がすべてを一変させる。

-感想-

ある交通事故を切っ掛けに懲戒免職となり、服役後、家族の下から離れ新たな仕事に就き孤独に暮らすシモン。
そんな彼を何かと気に掛ける、かつての相棒フランク。

ある日、シモンの息子が闘牛場のトイレで人殺しの現場に遭遇し、犯人達の顔を見てしまう。
それからは彼等に命を狙われる様になってしまった息子を助ける為に、シモンは父親としての役割を果たすべく、先に犯人達の姿を追う。

そして、フランクも又、元相棒としてシモンの手となり足となる・・・。

何故にここまでしてフランクはシモン親子の命を守ろうとするのか。
「どうして、こんなにも親切にしてくれるんだ?」
シモンの疑問はラストでフランクの口から直に答えを出してくれる。

邦題が意味するもの、それは衝撃的な告白と共に訪れる悲しい別れだった。

本作含め、この監督が脚本も手掛けた全ての過去作にも云える事なのだが、上映時間を目一杯使って濃密にストーリーを描いてくれる。
そう、無駄が無いのだ。
どのシーンも後々に、その時々に重要なものとなっている。

更に演出も素晴らしく、クラブ内でのトイレの個室で始まる銃撃戦、嘗ては警官という事も有り、その勘を冴え渡らせてのシモンがカーテンの裏に隠れた犯人に対しての一撃、そして終盤にあるクライマックスとなる特急列車内での攻防戦と、見応えのあるアクションがギュッとこの90分間に凝縮されている為に、一部始終の展開から一時も目が離せないという楽しみを与えてくれるのは、本当に見事としか言い表せない。

正直、最初のシーン辺りは理解するまでに時間が掛かってしまったのだが、後半で綺麗にその思いも払拭してくれる。

決して許されない過ちを犯してしまったが、その罪は体を張って身を犠牲にする事で±0に近いものにはなっただろう。
フランクよ、過去はどうあれお前は最高の友人で最高の相棒だ!

真実に切なく、アクションさえも熱さより先に哀しみと苦しみを漂わす傑作。

今作の可愛い子役図鑑

シモンが溺愛する一人息子テオくん。
子役図鑑で初めて少年が入りました!
私は決してショタコンでは無いが、この子、むっちゃ可愛いです。
少し女の子っぽい顔付きなんだけど、それが逆に女性客にウケそうな顔とも言える。
犯人から必死に全速力で逃げ回るシーンが2回あるんだけれど、逃げている最中の表情も可愛らしくて、それがあってかえらくハラハラして観てしまいましたなぁ。
女性鑑賞者の方、どうでっか?
御意見求む!


こちらはフランクの娘マノンちゃん。
こりゃ将来、ベッピンさんになるだろうなねぇ。
ちょっとしか出てこなかったのが残念でしたが、声も可愛らしかったよん。

評価:★★★★
15/01/14DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-01-07
メーカー:ブロードメディア・スタジオ

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コメント (8)
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