銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
御蔭様で16周年。4500作品レヴュー突破。御訪問有難う御座います♪

キング・オブ・ヴァジュラ 金剛王

2015年02月02日 20時19分39秒 | 亜細亜アクション
THE WRATH OF VAJRA
2013年
香港
111分
アクション/格闘技
劇場未公開



監督:
ロー・ウィンチョン
武術指導:
サモ・ハン・キンポー
出演:
シン・ユー
ユ・スンジュン
マット・マリンズ
ライデン・インテグラ
倉田保昭
池内博之




<ストーリー>
カルト教団で兵士として育てられたK-29は、兄を殺してしまったことをきっかけに教団に復讐を誓う。数年後、少林寺の門徒となり「金剛王」と呼ばれるようになった彼は、教団に最後の戦いを挑む。



-感想-

惜しいな。
アクションシーンがとても良いだけに本当に惜しい。
日本の映画館で上映できないのはストーリーのせい。
大日本帝国=ハーデス教団というトンデモな設定にしているお蔭で、観た人の多くが嫌悪感を示すはず。

要するに作り手からすれば、第二次戦時中の日本軍は絶対的悪であると。
(未だに根に持って映画に反映する、その根性には呆れる。)
それをシナのヒーローがたった一人でコテンパンに打ちのめし壊滅させるという、言い換えれば中国万歳の一方的な作品なの、これ。
そりゃあ憎き日本人がボッコボコにされるのを垂れ流したら、中国人はさぞかし大喜びでしょうよ。
もうこの際、日本人としてはストーリー無視でアクションだけを楽しんだら良いかもだけど、流石にカルト教団云々がシナを統治するってのは無理が在り過ぎやしないか?

そういうのは一切気にしないって人は十分に楽しめる作品だと思う。
武術指導にサモハンを起用しているだけの事はあり、重・軽の両方を併せ持つ一つ一つの格闘技戦は熱い。
特にクライマックスとなる大雨が降り頻る中での1対1には映像と演出に美学すら感じる。

アクションに拘りを持たせるのはカンフー映画として大きく成功していたが、ストーリーにも(中国人向けに)拘りを持たせたのは余計だった。
重ね重ねになるが、本当に惜しい。

尚、本編では日本人(らしき人も含む)が多く登場するのだが、案の定オリジナル音声ではかなり聞き辛い残念な結果に。
吹き替えで鑑賞する事を強く推薦。

評価:★★★
15/02/02DVD鑑賞(準新作)
にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へバナーポチお願いします
にほんブログ村
レンタル開始日:2014-11-26
メーカー:キュリオスコープ
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする