銀幕大帝α

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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷

2021年02月06日 20時50分08秒 | 洋画ホラー
THE GRUDGE
2020年
アメリカ
94分
ホラー
R15+
劇場公開(2020/10/30)




監督:
ニコラス・ペッシェ
製作
サム・ライミ
原案:
ニコラス・ペッシェ
脚本:
ニコラス・ペッシェ
オリジナル脚本:
清水崇
出演:
アンドレア・ライズボローマルドゥーン刑事
デミアン・ビチルグッドマン刑事
ジョン・チョーピーター・スペンサー
ベティ・ギルピンニナ・スペンサー
リン・シェイフェイス・マシソン
ジャッキー・ウィーヴァーローナ・ムーディ



<ストーリー>
謎めいた不審死をめぐる事件の解明に乗り出した刑事が、やがて日本のとある呪われた屋敷に端を発する恐るべき呪いの連鎖に巻き込まれていく戦慄の恐怖を描き出す。

―感想―

その家に足を踏み入れた瞬間あなたは

絶対に死ぬ

れっきとしたハリウッド版『呪怨』の正統な続編でありシリーズ第4弾。
だが、どこかリブートぽい匂いも漂わせている。
というのも、日本版(旧作)を意識させたようなシーンが本編には多く、『呪怨』のファンであるならば、あれ?これ、観た事あるぞと思うはずだからだ(ラストでガソリンを撒くのもそう)。

しかし舞台はアメリカの呪われた家であるし、監督も外国人であるから、幽霊登場の場面での雰囲気作り、演出などは和式でなく洋式なんだよね。
造形も同じくで、怨霊というよりも、ほぼほぼモンスター。
この辺で萎える人もいるだろうし、多少はビクッとはするが怖くはないなあ、て冷静に観てしまうかもしれない。

時系列をバラバラにさせ、最終的には一つの終着点へと落ち着く所は、オリジナル『呪怨』での組み立てを継承していて良い。
そして、きちんと呪いからは決して逃れないないというバッドエンドへと観客諸共に地獄へと突き落とす容赦無しにもニンマリである。

長年の事件担当刑事の様に、入ったら駄目だと分かっていれば呪いを回避できるけれど、全員が全員そうじゃない。
何も知らずに家の中へと足を踏み入れ、やがて強い怨念が纏わり憑き、最悪な最期を迎える。
観方によっては非情だと捉えるかもしれないが、相手は恨みの塊。
その人の状況に合わせて一々同情なんてするはずもねえわな。
家族同士での殺し合い、誘導されての自殺を見届けて喜んでいるような悪霊に優しさなんぞ持ち合わせておりません!

個人的には階上から落ちて、肉体ブシャッ!!てなるリン・シェイさんの死に様が本作一番のグロテスクさを感じて印象に残った。

評価:★★★☆
21/02/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2021-02-03
メーカー:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

関連作:
『THE JUON/呪怨(2004)』(第1作)※個人的評価:★★★★
『呪怨 パンデミック(2006)』(第2作)※個人的評価:★★★☆
『呪怨 ザ・グラッジ3(2009)<OV>』(第3作)
『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020)』(第4作)

オフィシャル・サイト

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