ALIEN VS. PREDATOR
2004年
アメリカ
107分
SF/ホラー/アクション
劇場公開(2004/12/18)
監督:
ポール・W・S・アンダーソン
原案:
ポール・W・S・アンダーソン
脚本:
ポール・W・S・アンダーソン
出演:
サナ・レイサン・・・アレクサ・“レックス”・ウッズ
ラウル・ボヴァ・・・セバスチャン・デ・ローサ
ランス・ヘンリクセン・・・チャールズ・ビショップ・ウェイランド
ユエン・ブレムナー・・・グレーム・ミラー
コリン・サーモン・・・マックス・スタッフォード
アガト・ドゥ・ラ・ブライユ・・・アデル・ルソー
トミー・フラナガン・・・ヴァーヘイデン
カーステン・ノルガード・・・クイン
サム・トラウトン・・・トーマス
ジョセフ・ライ・・・コナーズ
<ストーリー>
2004年、巨大企業ウェイランド社に謎の熱源が南極大陸の地下深くで発生しているという衛星データが送られてくる。この企業の経営者で億万長者のチャールズ・ビショップ・ウェイランドは現地調査を決断、さっそく環境問題専門家で女性冒険家のレックスら各分野の専門家を招集する。やがて問題の場所に辿り着いた調査団は、そこで巨大ピラミッドを発見。しかし調査を進める彼らは、その後恐るべき真実を知る。なんとそこは、プレデターが100年周期でクイーン・エイリアンに卵を産ませ、人間を生け贄にして育てたエイリアンたちと若いプレデターたちを戦わせる“成人の儀式”を行なう場所だったのだ…。(allcinemaより抜粋)
――どちらが勝っても…人類に未来はない。
―感想―
ちょっとゲームの話になるけれど『プレデターハンティンググラウンズ』という対戦ゲームがあるのね。
ファイアーチームと呼ばれる隊員四人とプレデター1体とが戦い合うんだけど、プレイヤー同士で意思疎通が出来ると、戦わずに一緒に共闘しながら任務を続ける事も出来る訳。
まあそういう事には余りならないのだが、たまにそのような状況になる場合もある。
それを実写として再現させているのが本作。
ヒロインがプレデターから戦士と認められて、敵の敵は味方となり、結果的に新米プレデターとタッグを組みエイリアンとの死闘に挑む所がクライマックスとしての見所となっている。
そのゲームをやっている人なら、自然とニヤッとするシチュエーションではありますが、本作に対しての大きな不満は思ってたよりもエイリアンとVSを余りしていない点でしょうな。
終盤までに至る中、エイリアンもプレデターも相手にするのは人間達。
白熱した戦いになっているのであればまだ許せるのかもしれないが、人間側が全員弱すぎるてのが難点。
2大クリーチャー同士のVSを期待した者としては、人間との戦いは別に観たくはないのよて思う訳。
もっと壮絶な対戦を観たかったのに、プレデターはプレデターで例の自爆装置使ってエイリアン軍団を一掃しちゃうし、ラストで申し訳ない程度にクイーンとのバトルもあるけれど、正直盛り上がりが凄く欠ける。
ひたすら殺されるだけの人間も、抵抗すら出来ないから全く死に様さえも印象には残らない有様。
つまらない!とまでは言わないが、そういうのじゃないんだよなあ、と思いながら観てしまう可能性は多かれ少なかれず、だ。
VSを謳いながらも、それを特化せず、人間との絡みに無駄な労力を施した脚本が出来として良くなかったんだろうなあ。
一部好きなシーンはある。
忍び寄るエイリアンを「おま、バレてんよ」と頭部スパッと切り落とすカットとか、飛び掛かって来た瞬間サッと手掴みしてグシャとするカットとか、プレデターの渋味を含めたカッコ良さを要所要所で観れるのはプレデターファンとしては堪らない。
評価:★★★☆
22/11/22DVD鑑賞
レンタル開始日: 2005-04-15
メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン