2022年
日本
128分
ロマンス/ミステリー/ファンタジー
劇場公開(2022/12/02)
監督:
廣木隆一
劇中曲:
ジョン・レノン『Woman』
出演:
大泉洋・・・小山内堅
有村架純・・・正木瑠璃
目黒蓮・・・三角哲彦
伊藤沙莉・・・緑坂ゆい
田中圭・・・正木竜之介
柴咲コウ・・・小山内梢
菊池日菜子・・・小山内瑠璃
寛一郎・・・中西
波岡一喜・・・レコードショップ店長
安藤玉恵・・・荒谷清美
丘みつ子・・・小山内和美
<ストーリー>
仕事も家庭も順調だった小山内堅の日常は、愛する妻と娘を不慮の事故で失ったことで一変。深い悲しみに沈む小山内の下に、三角哲彦と名乗る男が訪ねて来て…。
生まれ変わっても、
あなたに逢いたい――
―感想―
蓋を開けてみれば右も左も「るり」だらけになっちゃいました。
大泉洋の遺体を見た瞬間に膝から崩れ落ちる演技とか、嗚咽の漏らし方とか、滅茶苦茶リアルで改めて演技派だなあと感心しきりだった。
ついつい俺も貰い泣きしそうになったが、よくよく考えたらコエェよこの映画、下手したらホラーだよ!
幾ら何でも前世の記憶がそこまではっきりと残った人間なんておらんだろ。
見知らぬ子が急に近付いてきて自分しか知らない事をズバズバ言い当ててきたら気味が悪すぎるて。
ま、その辺はフィクションとして誇張しているのだろうけど、現実性からはかけ離れてはいるわな。
でも、ラストでの妻の生まれ変わりとなる少女が、大泉洋に向かって優しく「おかえり」と囁くシーンは何か良かったなあ。
直前に新幹線の中で見る動画において、生前の妻がどれだけ夫の事を愛していたのかを強く知り得る事が出来たというのが、夫婦愛に対した感動に通じた感じでした。
確かに「んなバカな」と思うストーリーではあるが、輪廻転生を繰り返し、最愛の人に会いに行く、近くから見守るという行為により、少なからずとも生きる活力を与えている、その温かみを随所で抱かされる。
「子供が大人をからかうものじゃないよ」と言いつつも、心の何処かでは「もしかして」という希望を持ってしまうのも当然で、要は信じるか否かの判断次第では、前述した生きる上での活力を得られるのかそうではないのかも違ってくるんだろうね。
田中圭って人の良さそうなキャラを演じる事が多い、そんな印象のある俳優さんだが、本作では真逆のクズ。
罪には問われてないのが解せないわ、真実では3人殺してるからねこの人。
優男ぽい第一印象が急に覆される(本性を現す)と、その分衝撃は大きい。
こいつだけは何かしらの罰を与えて欲しかった。
色々な張り巡らされている伏線が順番に回収されていくのは観てて気持ちいい。
先が気になるという意味でも、演者が皆達者(子役も上手い)なので、最後までずっと引き込まれっ放しやったね。
只やっぱり、感動するというよりも素直に思うのは「怖い」の感情に近し、実際に俺が体験したら震えて眠れ状態になるだろうな(^^;)
今作の有村架純ちゃん図鑑
フィルム撮影する際にレンズ越しで見せる架純ちゃんの表情が全部可愛かった。
そんな架純ちゃんとチュー💏出来るなんて、俳優だからこその特権だよな糞羨ましい。
贅沢は言わん俺とハグしてくれ!(架純ちゃんと抱き合いたいよ~~~)。
評価:★★★☆
23/06/23DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-06-21
メーカー: アミューズソフトエンタテインメント