PROJECT WOLF HUNTING
2022年
韓国
121分
アクション/サスペンス/犯罪
R15+
劇場公開(2023/04/07)
監督:
キム・ホンソン
脚本:
キム・ホンソン
出演:
ソ・イングク・・・パク・ジョンドゥ
チャン・ドンユン・・・イ・ドイル
ソン・ドンイル・・・オ・デウン
パク・ホサン・・・イ・ソグ
チョン・ソミン・・・イ・ダヨン
コ・チャンソク・・・コ・ゴンベ
チャン・ヨンナム・・・チェ・ミョンジュ
<ストーリー>
凶悪犯罪者たちを乗せた貨物船がマニラから釜山に向けて出航。万全な体制の下で護送計画が進められるが、第1級殺人犯のジョンドゥ一味により暴動が起こり…。
死ぬか
殺すか
―感想―
くは~堪らん!こういう映画めっちゃ好き!
エンドロールに流れる曲が又良いんだわ。
内容に合ってるかどうかは個人の判断だろうけど、この俺がちゃんとエンドールを最後まで観る(聴く)程なんだもの、いっつも早送りするのにな(笑)。
そもそも俺自身、怪人が滅茶苦茶に暴れる映画てのも好きなので、こいつがサイボーグみたくガッチャンガッチャン音鳴らしながら登場してからはマジ、ワクワクさが止まらんかった。
アルファと呼ばれる超人級怪人の容赦ない殺し方が凄まじく、囚人や警官がやられる度に、吹き出す鮮血(しかも大量)。
これもうスプラッターだろw
慣れていない人にとっては余りにも描写が残酷過ぎて嫌悪感を覚えるかもしれないが、普段ホラーを多く観ている俺からしたら最高かよってね。
何故こんな危険なバケモンが船に乗っていたのか、どういう経緯があってアルファは誕生したのか、その辺はきちんと語られる。
実はなんと、朝鮮を日本が統治していた時代に、日本が生み出した産物だった!
なんか妙に説得力あって笑った。
日本軍ならやり兼ねないわて思うのが不思議。
そういやこのシーン、思い切り旭日旗が映っているが、こういうのは韓国人は発狂せんのか?
普段、スポーツやらなんやらだで旭日旗が目に飛び込んだら「戦犯旗だ!」て騒ぐ人種なのに、映画だったら何も言わんのかね、ようわからん。
さて本作、アルファが登場するまでの序盤、登場してからの中盤以降では大きく状況が変わる。
中盤までは囚人と警官との激突、後半は視覚的な刺激が一杯、過激さ一辺倒のバトルロイヤル。
その場、その場で主役が変わるのが面白い。
そう、この人が主役、という絶対的なものがないんよね。
序盤だけ観てると、てっきり極悪非道な殺人犯ジョンドゥを中心にして物語を動かすのかと思ってしまうのだが、なんとその思いをあっさりと否定。
警官の班長にその座を譲ったら、少し経つと女性警官が活躍し、だが最終的には謎に包まれていた同じく囚人の青年にスポットライトが当てられる。
何故そうなるのかと言うと、アルファが強すぎるから。
人間じゃ太刀打ち出来んのよ。
こうなってくると、バケモンにはバケモンが定義。
気付けば只の人間は全員○○!
残ったのは、神が生み出したか悪魔の化身か、人を越えた者達のみが映し出されていき、それらを対峙させた上で映画は終わる。
あっだから、エンドロールに讃美歌に似た曲が使われたのか、て推測したけど違うかな?
なんにせよ、こっからまだまだ話は膨らませそうではある、続編あるかもしんないよ。
っぱ俺的には、この人が主人公、この人は生存、そういった考え、予測を尽く粉砕された意外性さと、只の人間は全員退場させたその良い意味での潔い演出がツボって楽しい2時間だったなあ。
勿論、本作を語るのに極度の人体破壊は外せない!
評価:★★★★
23/09/10DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-09-06
メーカー: クロックワークス
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