銀幕大帝α

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ポイントブランク ~標的にされた男~

2015年05月15日 14時27分08秒 | 韓国アクション
THE TARGET
2014年
韓国
102分
アクション/犯罪
劇場公開(2014/11/15)




監督:
チャン
『ブラッディ・ミッション』
オリジナル脚本:
フレッド・カヴァイエ
ギョーム・ルマン

出演:
リュ・スンリョンペク・ヨフン
イ・ジヌクイ・テジュン
ユ・ジュンサンソン・ギチョル
チョ・ヨジョンヒジュ
キム・ソンリョンチョン・ヨンジュ



<ストーリー>
殺人現場に居合わせてしまったヨフンは、銃弾を受けて逃げる途中に車にはねられる。彼が病院に運び込まれた翌日、医師・デジュンの妻が何者かに拉致され…。

なぜ、俺を嵌めた――

-感想-

物語の軸となる部分はオリジナルの傑作フレンチノワール『この愛のために撃て(2010)』とほぼ同じ。
細かい所は韓国風に上手くアレンジしてきている。
ハラハラさは多少下がるが、それでもきちんと見せるリメイク作として完成させてきている所は流石この手のジャンルに強い韓国映画製作陣。

オリジナルを先に観ている者としては「あ、そうそうそんな内容だった」とあらすじを思い出しながら観れるし、完全にコピーした内容でも無いので韓国流に追加されたアクションシーン等には真新しい気持ちで楽しめるようになっている。
勿論、オリジナル未見の人にとっては濃密に繰り広げられる展開には目が釘付けになるので、犯罪映画の1本として十分に堪能出来る事間違いなし。

主役の追われる立場から追う立場へとなるヨフンは元傭兵という肩書きがある為、敵対する者をほぼ素手で倒していく様は猛烈に痺れる。
ビックリする位に強いのでヨフンが弟を殺された事で始める復讐劇には安心した目で観れるのもあるが、その勇ましくカッコ良過ぎる強さには本当に心が酔い痴れてしまう。

黒幕となる特殊課の刑事(班長)の屑っぷりが人間としては最低、悪キャラとしては最高で、こいつが画面に出てくる度に腹立たしさがどんどん倍増。
ヨフンがどうやってこの男を懲らしめるのか、そこら辺に注目していく事になるのだが、戦いの結末はそれなりの痛快さはあったものの、「してやったり」感を思うとオリジナルの方が遥かに勝っていた。
ただエンドロール中に起きる“それ”を観たときは「ばぁかww」と手を叩いてしまったが。
俺様一番みたいなデカい態度故に検事相手にも図に乗りすぎた罰がきっちり下されて屑は屑なりの無様な死に方には大笑いですわw

刑期を終え4年後に出所したヨフン。
その彼を友人として迎えに行くデジュン一家。
無事に生まれた幼い娘が「おじさん、こんにちは!」と笑顔で挨拶し、テジュン夫婦もヨフンに向かって温かい笑みを送る。
言葉には出していなかったが一家の笑みにヨフン自身も「ありがとう」という気持ちが一杯に生まれたのだろう。
爽やかに送り返す彼の表情を観て、私も心がほっこりとしちょっと目頭が熱くなってしまった。
感動的な終わり方には二重丸を上げたい。

今作の韓国美女図鑑

デジュンが勤める病院の看護師の一人だが役名不明。
一瞬だけの登場のみだったが、それを私の目が逃さない位に可愛さオーラが出ていた。

評価:★★★☆
15/05/15DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-05-13
メーカー:CJ Entertainment Japan

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『この愛のために撃て(2010)』(オリジナル)

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