2023年
日本
61分
ホラー
R15+
劇場公開(2024/02/23)
監督:
宇賀那健一
脚本:
宇賀那健一
出演:
詩歩
野村啓介
平井早紀
板橋春樹
遠藤隆太
三浦健人
ロイド・カウフマン
<ストーリー>
ハルカ、ナナ、タカノリは連絡の取れなくなったバンドメンバー・ソウタの家を訪れる。そこで不思議な力に導かれたナナが、部屋の奥に貼られていた不気味なお札を剥がしてしまい…。
取扱注意! 観る危険物。
―感想―
何の脈拍もなく、急に出てくるロイド・カウフマンは客寄せパンダ。
いや、字幕付けろよ。
そういう最低限の仕事はしようよ。
片言の日本語で「わ・る・い・こ・と・し・て・な・い・の・に!」
何がやねん、意味分からんわ。
ところでこの映画、たった1時間しかないのに3部構成。
個人的には第1部は良かった。
顔を殴られて一回転首が回るとか、チェーンソーで八つ裂きにするとか、そういう往年のホラー映画をパロディ化させて、それとなくパワフルに描写させた画には妙にワクワクさせられるものがあった。
タンクトップ姿の巨乳もエロくて良い。
しかしだ、それから1か月後となる第2部、1年後となる第3部へと話が流れていくと、どんどん訳分からん事になる。
第2部では理由は不明だが亀甲縛りされている音楽プロデューサーと、同じく縛られていて顔半分が人体模型と化している青年とのやり取り。
多分尺稼ぎなんだろうけど、その青年の嘔吐シーンがしつこいくらい長い。
嘔吐したからどうなるという事にはならない上に、両手にチェーンソー付けたお姉ちゃんがいきなり登場してそのままプツッと次へ行くものだから俺の頭は「?」のまま。
その「?」は第3部にも引き継がれ、バケモノに囲まれた音楽プロデューサーが自作した音楽を流した事で和気あいあいとなり、そんな中、これまた誰やねん!な男女が「邪魔するで!」と姿を見せし、しっちゃかめっちゃかの果てに謎のボタンを押したら、1人残して皆消える。
そしてクライマックスでは巨大な黒い物体と共に宇宙人が現れ、再び音楽を流すと、残された一人は嬉しそうに踊り出し、そのまま映画は終わる。
なんだこれ・・・。
因みに第3部ではほぼ「ギャッギャッ」としか言ってないです。
トロマの爺さんが関わっている時点でB級なんだろうなとは思ったが、それ以上のZ級だった。
そりゃ作っている方は、本物のゴキブリ放ったりして好き勝手に撮影してたら、さぞ楽しかった事だろう。
けど、それを見せられる俺からしたら、ほんま意味分からんのですわ。
特殊造形は割と良く出てきていただけに、それをもっとストーリー性のある内容に活用しろよ、とは思う。
あ、でも、日本のインディーズ系ホラーに出てくるゾンビとかその類のバケモノ全てに言える事だが、何故に額や頭に角を着けたがるのか。
あれ着ける事で、一気に胡散臭い面構えになるんだよなあ、ほんと止めて欲しい。
これ、第1部の話を膨らませた方が映画としては俄然面白くなったんじゃないかと思うのは俺だけか?
ごめん、無理、このノリに俺は付いていけなかったですわ。
評価:★☆
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