第10回「カルトオンデマンド～潜入捜査官と８人の女優たち～」

著者 ：殺野高菜, オオイシヒロト

出版社：講談社

ストーリー概要：

東京、新橋、名古屋で起きた凄惨な通り魔事件の犯人の共通点は同じ「素人参加型アダルトビデオ」に出演していたこと。この事件に「怪しさ」を察知した公安はAV会社への潜入捜査に乗り出すが、捜査官に選ばれたのは生真面目童貞警察官だった！ 正社員として入社するはずが、思わぬ展開に――。

舞台となるのがAV業界の為、エロ要素多し。

潜入捜査に任命された若手の警官＝主人公が如何に素性がバレず真犯人まで辿り着くかを描いておりますが、目的達成するまで相当な時間が掛かりそう。

というのも捜査はしておりますが、彼の表向きの仕事はAV男優、しかも素人に過ぎないので、下っ端（汁男優）から名男優にまで上り詰めないといけない。

その理由は、有名女優との接点を持たないとダメだから。

上へ上へと上り詰める事で、AV業界の裏側をも知り得る事が出来、且つ、事件に関わる何かしらの手掛かりも掴む事が出来るはずで、先ずその点に主人公が頑張らないといけない。

有名女優と関係が持てると、更に内部事情に詳しいだろうから、大きなヒントも得られるかも？

題名の副題には「８人の女優」とあるので、これから様々な女優との絡みが展開されていくのでしょう。

そこには悲しみがあったり、喜びがあったり、そして恋があったり。

主人公の人生としての経験と、警官としての勘、スキルがどう事件解明に発揮されていくのかが見所となる作品。

一コマに対して、台詞の量が多いのが若干読みづらさもあるが、AV業界ならではの癖が強いキャラクターが主人公に近付いてくるので、話は序盤から大きく動かされています。

一応ジャンルはサスペンスものだけど、AV業界について興味ある人は読んでみたら勉強？にはなる、のかな(笑)。

２０２４年２月時点で２巻まで発売中！

ストーリー・・・3

キャラクター・・・・4

お色気・・・5

残酷さ・・・1

絵の上手さ・・・3

総合・・・3

（５段階評価での独自採点）

カルトオンデマンド~潜入捜査官と8人の女優たち~(1) (モーニング KC)

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