銀幕大帝α

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1917 命をかけた伝令

2020年08月10日 11時12分31秒 | 洋画アクション
1917
2019年
イギリス/アメリカ
119分
アクション/サスペンス/戦争
劇場公開(2020/02/14)



監督:
サム・メンデス
『007 スペクター』
製作:
サム・メンデス
脚本:
サム・メンデス
出演:
ジョージ・マッケイウィリアム・スコフィールド
ディーン=チャールズ・チャップマントム・ブレイク
マーク・ストロングスミス大尉
リチャード・マッデンジョセフ・ブレイク
コリン・ファースエリンモア将軍
ベネディクト・カンバーバッチマッケンジー大佐



<ストーリー>
第1次大戦下、若きイギリス人兵士・スコフィールドとブレイクは、最前線にいる1600人の味方に作戦中止の命令を届けることに。明朝までのタイムリミットの中、ふたりは危険な任務に挑むが…。

走れ。

―感想―

全編ワンカットて聞いてたから、ずっと約2時間を長回しで撮っているのかと勘違いしてた。
確かにワンカット手法ではあるけれど、スナイパーに撃たれる所で画面が暗転しているので一旦そこで切れてる。
ま、そこから2度目のワンカットが始まる訳ではあるが。

俺が何に一番驚いたのかというと、(ネタバレになるが)2人で行動してたのに、中盤で1人が命を落としちゃう所。
しかも恩を仇で返す様な死に方だったので尚更驚きが強かった。
もうちょっと頑張れば別部隊の仲間が来てくれて、もしかしたら助かったのかもしれんよね、と思うと悲しくなっちゃったよ。
ここのワンカットも、徐々に顔色が変わっていったので、ほえ~と妙に感心しちまったのだが、編集で色足したのかね、分からんけど。

役者はどう動けばいいのか、カメラマンもどうやって対象を追えばいいのか、この辺を絵コンテなんかで事前に把握して、しっかり頭に叩き込んでいないと、こういうワンカット映画は中々撮れんし、難しい。
正にモブキャラも含めて、全員が一体感となり生まれ出た作品とも言えるでしょう。

只、俺はその撮影手法よりも、単純にストーリーが良いと感じた。
それと音楽。
これが実に心を打つメロディーを奏でていて、物語にどっぷりとハマり込む大きな要因にはなっていたねえ。
たまたま見つけたミルクが、ああいう形で役に立つとか、良い話になったり、切ない展開になったりで、感情を激しく揺さぶられる作品だってのは言い切れるかも。

評価:★★★★
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