THE GREEN INFERNO
2013年
アメリカ/チリ
101分
ホラー/モンド
R18+
劇場公開(2015/11/28)
監督:
イーライ・ロス
製作:
イーライ・ロス
脚本:
イーライ・ロス
出演:
ロレンツァ・イッツォ:ジャスティン
アリエル・レビ:アレハンドロ
ダリル・サバラ:ラース
カービー・ブリス・ブラントン:エイミー
マグダ・アパノヴィッチ:サマンサ
イグナシア・アラマンド:カーラ
アーロン・バーンズ:ジョナ
ニコラス・マルティネス:ダニエル
スカイ・フェレイラ:ケイシー
<ストーリー>
絶滅の危機に瀕しているヤハ族を救おうと現地へ向かった学生グループの乗る飛行機が墜落。学生たちは助けを求めるが、そこにいたヤハ族は食人族で…。
そこは、人間が喰われる地獄――
-感想-
2013年
アメリカ/チリ
101分
ホラー/モンド
R18+
劇場公開(2015/11/28)
監督:
イーライ・ロス
製作:
イーライ・ロス
脚本:
イーライ・ロス
出演:
ロレンツァ・イッツォ:ジャスティン
アリエル・レビ:アレハンドロ
ダリル・サバラ:ラース
カービー・ブリス・ブラントン:エイミー
マグダ・アパノヴィッチ:サマンサ
イグナシア・アラマンド:カーラ
アーロン・バーンズ:ジョナ
ニコラス・マルティネス:ダニエル
スカイ・フェレイラ:ケイシー
<ストーリー>
絶滅の危機に瀕しているヤハ族を救おうと現地へ向かった学生グループの乗る飛行機が墜落。学生たちは助けを求めるが、そこにいたヤハ族は食人族で…。
そこは、人間が喰われる地獄――
-感想-
エンドロールラストに「デオダートに捧ぐ」とあるように、かの有名なモンドフェイクドキュメンタリー『食人族』をイーライ・ロス監督がモチーフにし描き直したのがこの食人エンタメ作品。
これなんてモロに『食人族』へのオマージュだよね。
借りる時と、DVDプレーヤーにディスクを入れる際にはど緊張で恥ずかしながら手が震えてしまったのだが、いざ覚悟を決めて観てみたら別に緊張する程の内容でもなかった^^;
前半すっげぇ退屈なんだが(男が途中森の中で小便する時半分チンポ映ってたのには笑った)、飛行機が墜落した直後はそこそこに盛り上がってくる。
おっ!食人!食人!
と豪快な解体っぷりと豪快な食事っぷりに目が釘付け。
一人目の食事を終え、次はどう来る!?と身構えてたんだが・・・ねぇ。
突然腹を下した女性が柵の隅に駆け寄り恥じらい捨てて下痢便ブシャー!
余りの臭さに仲間は吐き気を催し、現地族の子供達は臭い臭いと大笑いしながら手でパタパタ。
そういや食人族の幼女の中にちらちら可愛い子が映ってたねぇ。
どうせその内助けが来るよ、とまるで危機感の無いリーダーは暇潰しにシコシコとオナニーに更け、お前最低だな!と愛想を尽かれる屑っぷり。
何人かは柵の中からの脱出を試みるがあっさりと捕獲。
腹が減っただろう、まぁこれでも食え、と食事を与えられ「逃げる時の為に体力付けなきゃ」とガツガツそれを食うも、実は仲間の肉だった事にタトゥを見て気付き、一人が首切り自殺。
どうせこの死体も食われるだろうと、口から体内にマリファナを押し込み、案の定現地族がそれを調理して食するも、まんまと策略に嵌り皆してラリパッパ。
今こそ脱出!!とリーダー残して一目散に逃げ出すが、一人は現地族に取り囲まれて生きたまま食われちゃうというね、もう描写が“人食族”なんだか“ゾンビ”なんだか。
こういうちょっとしたブラックなユーモアを入れる辺りがイーライ・ロスらしいんだが、逆を言えば全体的に「狂気」が足りない。
手で目を覆いながら指の隙間から観た『食人族』に比べたら、かなりオブラートに包まれた作品になっている事もあり、怖さを抱けたのは最初の食人シーン位なもので、それ以外は割りと平常心で観れちゃった事に悪い意味でショックと言うか、借りる前の心境を思い出すと自分的にはかなり計算違いな結果となってしまった。
夢オチみたいな主人公が変な歯で噛み付くシーンとか、いやそういうのいらんだろうって思ったし、否定を肯定に変えて無理矢理社会派で終えるのも好きじゃない。
素直に彼らは人食い族でした、て説明しない理由が分かんない。
偉大なる大先輩に捧げた割には以上でも以下でもない普通のエログロエンタメに落ち着いちゃったなぁという感じ。
今の時代にこういうキワモノ映画を一般公開向けとして撮るには難しいのかもしれないが、イーライ・ロスならば!といった期待が大きかっただけに、もうどうせ同じ「食人族」を作るならば世論を気にせず、思い切り突き抜けた「食人族」を完成させて欲しかった。
全然物足りなかったとまでは言わないが、題材に加え監督が監督なだけに求めていた満足さを十分味わえたかと自問すると、もう後一歩おぞましさの中に踏み込んだ内容だったならば評価上乗せ出来た惜しさは残る。
評価:★★★
16/04/21DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2016-04-20
メーカー:ポニーキャニオン
オフィシャル・サイト(日本語)
関連作:
『食人族(1981)』※個人的評価:★★★☆
切り株画像はこちら
それなりに面白い映画であるのですが、どこか期待していたのとちょっと違う感じの映画でしたね
期待はこっちの勝手な膨らみとはものの、それなりのグロ用意されてましたし、コミカルな演出もあったりとして映画としては完成されていますけども
オリジナルの時に感じたショックは越えられないのがねぇ
グロはありませんがロス監督の奥さんのおっぱいも見られる「knockknock」も6月に公開されますねえ
確かに適当な恐怖演出がなされてないからなのか、微塵も怖くないのだけど、それはそれでそーゆーのも好きです。
監督が自分の奥さんを処女と宣言する映画って貴重じゃないですかね?
コメント&TBありがとうございます。
イーライ・ロスの記事を前日に上げたので薄々本作を鑑賞されると気づかれてしまいましたかね(笑)。
えぇそりゃもう今月一番楽しみにしていた作品かもしれません。
なんてたってあの『食人族』繋がりの作品ですし、しかも監督がイーライ・ロスとなれば自然と期待も高まるってなものでしたが、いざ蓋を開けてみれば何か思ってたのと違う、という感想でした^^;
トータル的に観るとこの今の時代によくこんな映画が撮れたなと褒める部分はあるんですけど、なんか余りガツンと頭を殴られるような衝撃が無かったんですよねぇ。
イーライ・ロスという名前があるだけに余計もっと強烈な仕上がりが出せなかったのかと、そこに一番寂しい気持ちが生まれました。
新作の方も楽しみにしています。
予告編も何も情報入れてないんですが、グロさのない作品なんですね。
どんな映画なんだろう・・・。
コメントありがとうございます。
ふじきさんの記事を読ませて貰った時は、大変楽しめたような印象を持たせて頂きましたよ。
なのでどういうコメントをさせて貰おうかなと相当悩んで、結局変なコメントを残しちゃってすみませんでした^^;
恐怖はまあそれほど求めてはいなかったのですが、狂気を凄く求めてた感はありました。
『食人族』以上のものを用意してるんだろうなぁと勝手にイーライ・ロス監督だからあるはずと期待を高めにしちゃったのが大失敗。
そうそう、ヒロインって監督の奥さんだったんですね。
私も後でそれを知りましたが、確かに「処女」宣言させちゃうのは貴重というか、そういう所はイーライ・ロスならではのユーモアを感じちゃいます。
へーそうだったんですね。
そういう感じは、この映画には全然なかったですね。
「ホステル」に比べたらグロも控えめで、解体・お食事シーンくらいしかなかったし、そういう意味ではちょっと物足りなかったです。
もうちょっとやっちゃっても良かったのにねー
コメントありがとうございます。
リアルタイムでは観ていないですけど、「食人族」が初DVDレンタル化された時に怖々と観ました。
当時はまだホラー映画初心者だったので尚更ビクビクしちゃったものはありましたねぇ。
それが頭に残っての本作の鑑賞でしたが、イーライ・ロスにしてはかなり描写が大人しい目に感じました。
初めの食人シーンは凄まじかったんですけども、後は普通の展開、描写が占めていて余り盛り上がらなかったです。
うん、なかなか楽しめましたね。
ただ、ヒロしゃんと同じで、それなりにグロさもありショッキングな映像もありなのですが、
オリジナルのインパクトが凄過ぎて、物足りなさを感じましたよね~
イーライ・ロスが監督すると聞いて、過大に期待しちゃったのもあるかも…
完璧過ぎて隙が無いというかまとまり過ぎているというか、
もっと突き抜けた馬鹿馬鹿しさや外しがあっても良かったかなと思いました。
そそ、ヒロしゃんの言う“狂気”ですわ、妙な狂いっぷりが無かったですよねぇぇ
〉緊張で恥ずかしながら手が震えてしまったのだが
ははははは!分かります!分かります!
私も観る前は「こんなキチな映画を観て、ちょい恥ずかしいカモ」と思ったのですが、
いや、観ると普通の映画で拍子抜けでしたよねん……
お帰りなさいです。
これねぇ、今月一番楽しみにしていただけにちょっと残念に感じました。
別の監督なら「頑張ったなぁ」という印象を持てたかもしれませんが、あのイーライ・ロスなので「もっとグログロに出来なかったのか」という思いの方が強かったです。
「キャビンフィーバー」や「ホステル」にあった狂気がこれからは余り感じられなかったんですよねぇ。
最初の解体シーンは良かっただけに、その後も勢いを加速させて無茶苦茶な展開を築き上げて欲しかったです。
なんてたって「食人族」絡みの作品なんですもの。
やっぱり、あの映画のインパクトが頭の中を駆け巡るじゃないですかぁ。
なもんで凄い手が震えたんですけど、観終わった時は拍子抜けでしたよ
序盤にぽっちゃり君が食べられるシーンは、さすがイーライ・ロス!と思ったけれど、全体的にゴア描写は控えめだった気がします。
奥様を女神さまのように仕立てるあたりは、愛情が半端じゃないなあ、と実感しました。
コメント&TBありがとうございます。
『食人族』に比べるとまだ見易い内容ではありました。
ただやっぱり『食人族』でのゴア描写、狂気が頭に残っていただけに、物足りないものは個人的には感じましたねぇ。
監督は相当奥さんを愛してらっしゃるんでしょうね(笑)。