第96回「娘の寝室」

著者 ：てぃーろんたろん

出版社：講談社

ストーリー概要：

実の娘とセックスをした――もちろん夢の中で。大学講師の後藤は幸福な家庭を築いていた。美しい画家の妻、可愛く優秀な子供たち‥‥しかし、その幸福はハリボテだった。昼には妻の不貞を疑い、夜は悪夢に悩まされる日々の中で後藤の精神は擦り切れていく。そんなある日、帰宅した後藤が見たのは荒らされた自室で涙を流す娘の姿。妻の犯行と確信した後藤は大切な家族を自分が守ると決意するが‥‥！？背徳のファミリーサスペンス！

開幕早々、例え夢であったとはいえ父と娘とのセッ〇ス描写という、かなりアブノーマルな形で始まるが、決して成人漫画ではありません。

〇リ漫画でもありません。

近親相姦を匂わせておりますが、内容的にはサスペンス色が強い。

娘が父に対して敬語を使う事に先ず違和感を抱いたが、本人（娘）は父の本当の子でないことを知っている？？

かといって、よそよそしい態度は取っておらず、逆に積極的なんですよね。

それが、１巻の半ばで判明するのですが。

兄を階段から蹴り落として殺そうとしたり、何かと悪巧みを考え、それを少しずつ実行していく娘。

そう、父と本気で結婚したいが為に・・・。

家庭崩壊を招いて、父を自分のものにしようとするのが目的なのだろう。

だが、邪魔者は至る所にいる。

父を見下している母、妹の行動を監視するように探偵事務所を訪ね頼む兄、そして自分を娘としてではなく一人の女性として愛してくれない父。

キャラクターそれぞれの思惑が、どのような方向に転がり絡まって行くのか、要注目の展開です。

3月に第２巻が発売予定。

２０２５年０１月時点で第１巻が発売中！

ストーリー・・・5

キャラクター・・・・4

お色気・・・3

残酷さ・・・3

絵の上手さ・・・4

総合・・・4

（５段階評価での独自採点）

娘の寝室（１）   てぃーろんたろん 講談社

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