JUNO/07年/米/96分/劇場公開
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、ジェイソン・ベイトマン、オリヴィア・サールビー、J・K・シモンズ
<ストーリー>
予想外の妊娠をしてしまった女子高生が成長していく姿をユーモアを交え描く。
<感想>
未成年の妊娠、そして出産と、重いテーマを扱っていながらも、妙に明るい映画に仕上がっていますね。
ジュノを取り巻く人々が皆、温かいのが好印象。
妊娠したと聞いて最初は驚きを隠せず動揺するも、彼女の出産するという決意を認めて協力する父親と継母。
凄く恵まれた環境で育てられたジュノは幸せ者ですよ。
妊娠させた青年を罵倒する事もなく、彼女自身の問題だからと、懸命に支えていく姿は素敵。
普通は怒り心頭で相手を殴りますよね。
心が広いよなぁ。
只、出産後に里親を申し出た夫婦の夫が何処か頼りなさそう。
で、案の定、終盤になって怖じ気つきはじめるのだから、男ってのは困ったものです。
ちょっと不良染みたジュノですが、パンクとホラーを愛し、妊娠してからも元気一杯に振る舞い、妊娠させた青年が他の女の子とデートすると知ると嫉妬する。
この辺は体は母になっても、気持ちはまだまだ少女なんですよね。
本当にジュノという女の子は、大人よりもしっかりとしている子供で、憎めるはずもなく、逆に応援したくなります。
アカデミー賞で脚本賞を受賞したというのも納得。
凄く元気をくれる映画でした。
処で、映画雑誌の特集で米バンドのソニック・ユースとかの名前が挙がっていたので、楽曲を提供しているのかと思っていましたが、流れたのはカーペンターズのカヴァー曲だけでした。
そこがちょっと残念だったかな。
オフィシャル・サイト(英語)
オフィシャル・サイト(日本語)
評価:
★★★☆
08/11/08DVD鑑賞
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