銀幕大帝α

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GODZILLA ゴジラ(2014)

2015年02月14日 16時36分20秒 | 洋画アクション
GODZILLA
2014年
アメリカ
123分
アクション/アドベンチャー/SF
劇場公開(2014/07/25)



監督:
ギャレス・エドワーズ
『モンスターズ/地球外生命体』
出演:
アーロン・テイラー=ジョンソンフォード・ブロディ
渡辺謙芹沢猪四郎博士
エリザベス・オルセンエル・ブロディ
ジュリエット・ビノシュサンドラ・ブロディ
サリー・ホーキンスヴィヴィアン・グレアム
CJ・アダムズフォード(少年時代)
カーソン・ボルデサム・ブロディ
デヴィッド・ストラザーンウィリアム・ステンツ司令長官
ブライアン・クランストンジョー・ブロディ



<ストーリー>
日本が世界に誇る“キング・オブ・モンスター”ゴジラをハリウッドが再リメイクしたアクション大作。

世界が終わる、
ゴジラが目覚める。


-感想-

秘宝ベストの未視聴作品を借りてみよう!2本目。
1本目はこちらへ『ドラッグ・ウォー 毒戦』

秘宝2014ベスト2位。

ギャレス・エドワーズ監督の「出る出る詐欺」は今に始まった事ではない。
中々見せないのがこの監督のスタイル。

でも流石にメイン怪獣よりも、オリジナル怪獣を先に登場させて中盤までもったいぶって見せてくんないのには、新生ゴジラを一番に目撃したい者にとっては腹が立つものもあるかもしれない。

焦らして焦らされて、苛々し始めた頃にドーンとドヤッ!て感じで怪獣が披露される訳だが、特別コジラファンでもない私でさえも「おおっ!」って脳が興奮して体が自然と前のめりになったかと思えば、「おっ…おっ??…」て結局一部分の描写のみで、全体像まだかいっと興奮が一瞬で冷めたりと色々忙しい形での鑑賞になっちゃいましたけど、焦らしプレイを好むのも手伝ってかラストでのはっきりと全身ゴジラがようやく映し出されるシーンは、ちと(観たいものがやっと観れた事に対して)感動してしまった。

メイン怪獣の姿を最後にしかきちんと見せない監督の徹底振りには頭が下がりますわい。
安売りしていないだけあって、エメリッヒ版イグアナゴジラに比べたら遥かに日本人受けもするだろうし、オリジナルに敬意を払った事が十分伺える立派なゴジラに仕上がっており、その点では合格。

だがしかし、怪獣VS怪獣全部が「夜」てのは納得がいかない。
これは『パシフィック・リム』にも言えた事なのだが、画面が暗過ぎて何をしているのかさっぱり分からん。
怪獣battleとして見せ場にしたいのなら日中にするべき。
何故わざわざ観辛くなる「夜」を選ぶのか理解に苦しむ。
造詣や演出に自信がある監督なら絶対に日中戦で勝負してくるはず。
ギャレス・エドワーズ監督やギレルモ・デル・トロ監督にはそれ位の腕はあると思うんだけどなぁ。
ただこの「夜」に関しては不満ばかりでなく、ゴジラが尾っぽから青白く光り出し、口から光線を吐き出すシーンは「夜」だからこその美しさがあった事は確か。
初光線は「夜」でOKだが、他は「昼」で観たかったというのが本音ですかね。

後は・・・そうだなぁ、話が堅いかな。
こういう映画は迫力を大事にして、ストーリーは小難しくないものの方が良い。
怪獣映画で観客が求めるものは怪獣の暴れっぷりであって、物語には殆どの人が期待してない、興味を示していないはずだと思うのよね。
今作は9・11や3・11の要素を放り込み過ぎて、作品全体を占める割合が物語70%怪獣30%。
そりゃちょっと盛り上がりに欠けるわなぁと、もっと怪獣見せろ、と思うのも仕方ないかも。
そう考えると、造詣は兎も角、エンタメ色が濃かったエメリッヒ版ゴジラの方が楽しかった様に思えた。
「以前はすみませんでした。これがアメリカから日本に向けての本気の回答です!」と少し真面目に作り過ぎた結果がこれかしらね^^;
続編ではこの辺を改善して貰えたら嬉しいかな。
極力シンプルなストーリーを希望。

個人的に大きく好きな部分もあって、それぞれの怪獣を直接見せず、何かを間に挟んで(窓とかゴーグルとか)間接的に被写体を捉える所はギャレス・エドワーズ監督お得意のモキュメンタリー風演出で、より映像にリアル感を出す意味では凄く好みでした。
この手法は続編にも引き継いで欲しいかも。

2時間内で話を収めてくれたのも長尺が苦手な私としては有難かった。

今回はハリウッドスタッフが新たに作り上げたゴジラの顔見せ作品だと思う事にして、内容や展開をパワーアップさせてくれるであろう続編に期待です。
繰り返しになるけど、怪獣battleは昼日中でお願い!

どうでもいいかもだが、日本にあんな馬鹿でかいゴキブリは(販売はしていても)生息してないだろ。

今作の子役図鑑

ハワイで津波に追っ掛けられるゾーイちゃん。
こんな幼い歳で顔が整い過ぎ。
逆に将来が(劣化しないかと)不安になるんだが。

今作の美女図鑑

エル・ブロディ役のオルセン姉妹の妹エリザベス・オルセンさん。
主人公の妻という重要な役者なのに、吹き替えが酷い!棒読み!
誰やねん、と思ってたら若手女優・波瑠さんだそうで。
吹き替えに女優使うのやめぃ!て声、担当者は聞いてないんやろかね。
他にも数人、変な吹き替えがあったのだが、つくづくこういう声優素人に意味不明なオファーをする担当者は馬鹿だと思う。
東宝の上田太地、てめぇのことだよ。

評価:★★★☆
15/02/14DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-02-04
メーカー:東宝

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『ゴジラ(1954)』(オリジナル)
『GODZILLA ゴジラ(2014)』(第1作)
『キングコング:髑髏島の巨神(2017)』
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019)』(第2作)
『ゴジラvsコング(2021)』
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ドラッグ・ウォー 毒戦

2015年02月13日 13時44分32秒 | 亜細亜アクション
毒戰/DRUG WAR
2013年
香港/中国
106分
アクション/サスペンス/犯罪
PG12
劇場公開(2014/01/11)



監督:
ジョニー・トー
『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』
製作:
ジョニー・トー
出演:
スン・ホンレイジャン警部
ルイス・クーテンミン
ホァン・イーベイ刑事
ウォレス・チョングオ刑事
ラム・シューファット
ラム・カートンドン
ミシェル・イェサー
ロー・ホイパンチュエ
チョン・シウファイスー



<ストーリー>
中国公安警察の麻薬捜査官がアジアをまたにかけた巨大麻薬組織の壊滅に挑む。

毒(Drug)には、毒を見舞え。

-感想-

秘宝ベストの未視聴作品を借りてみよう!1本目。
秘宝2014ベスト21位。

まだレンタルされてないのかと思ってた。
ゲオで見掛けないのも当然だ。
ツタヤ限定作品やん。
しかもとっくの前にレンタル開始されてた。
宅配リストへ登録する際に作品詳細読んで、監督がトーさんだってのを初めて知りました。
なんでも監督として本作は通算50作品目となるらしい。

麻薬密造・密輸を題材にしているだけの事はあり、前半汚いの。
うんことかゲロとか、まぁその辺絡み。

麻薬捜査官も潜入捜査となると時と場合によっては体張らなきゃならないから大変だぁ。
吸った事もない薬物を鼻から吸引x2。
ヘベレケになった警部を素に戻す作業がまたリアルで^^;
ある意味このシーンも見所かもだけど、メインはクライマックスとなる小学校前から始まり、ちょっと移動しながらの死を覚悟で互いが撃ちまくる近距離銃撃戦やろね。
面白い様に人がバッタバタ死んでいくよ。

裏7人衆が顔見せし、聾唖兄弟が銃を警官隊に向けぶっ放しながら地下通路へと逃げるシーン位から俄然展開が盛り上がってきて、そこからラストまでテンション高めに一気に直視鑑賞出来た。

両者を裏切り、死刑は嫌だと己のみの逃亡態勢だけを整える薬密造人テンミン。
そんな屑野郎を逃がしてなるかと、死に掛けながらも執念で足首にワッパを掛ける警部。
死体を引き摺りながら「どげんかせんといかん!」と逃げる事必死なテンミンの姿も情けないが、死刑執行になっても「死にたくねぇ!」と駄々をこねる往生際の悪さには嘲笑噴出。
薬人が薬物を無理矢理体内に入れられて死ぬなんて、ざまぁwwて。
テンミンからすれば、だったら冒頭で死なせておいてくれよ、て話だわなw
トーさん風ユーモアなラスト、良いんでないかい?

タイトルに偽りなしの正に“毒戦”な死闘映画でした。

評価:★★★☆
15/02/12DVD鑑賞(準新作)
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レンタル開始日:2014-07-25
メーカー:エプコット

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監視者たち

2015年02月12日 02時42分36秒 | 韓国サスペンス
COLD EYES
2013年
韓国
118分
サスペンス/アクション/犯罪
PG12
劇場公開(2014/09/06)



監督:
チョ・ウィソク
キム・ビョンソ

脚本:
チョ・ウィソク
撮影:
キム・ビョンソ
出演:
ソル・ギョングファン・サンジュン班長
チョン・ウソンジェームズ
ハン・ヒョジュハ・ユンジュ
ジュノリス



<ストーリー>
凶悪犯の行動監視を専門とする班に配属された刑事、ハ・ユンジュはベテラン班長のファン・サンジュンと共に、武装犯罪グループのリーダー・ジェームズの追跡捜査を開始するが…。

見たもの全てを
記憶せよ!

警察内特殊組織監視班VS姿なき完全犯罪組織


-感想-

香港映画『天使の眼、野獣の街』を韓国風にリメイクした作品。
オリジナルも秀作だったが、こちらも秀作。
どちらも甲乙付け難い秀逸さだが、好きの度合いから考えると個人的にはこっち。
久しぶりにハン・ヒョジュさんの顔も観れたし。
秀作を秀作以上にリメイクする所が韓国映画の力量の高さ。
日本人は見習えや!

前半は犯罪組織の一員である“カバ”と呼ばれる男の捜索。
そして後半は一員達を操る“影”と呼ばれるリーダー・ジェームズの追跡と接触、及び身柄確保。

監視班は決して尾行がバレてはいけないという掟があるので、相手に悟られない様に姿を追う一連のシーンは緊迫感で満ち溢れている。
目標の人物の顔を100%確信が持てるまで班員達が色んな経路を辿りながら接近していく過程もまたスリル満点だ。

班長は流石チームを纏めているだけの器であって、判断力・洞察力がずば抜けており、新米の“子豚”が見落としてしまった所(“影”の姿を見間違える場面)を瞬時にカバーするのには恐れ入る。
最後に決着を付けるのも班長で、行動全てがカッコ良い。

冒頭でのハ・ユンジュが入班テストを受けているシーンが、後半にもきちんと伏線として活きて来るのは見事。
いや、その時の記憶を覚えていたハ・ユンジュが凄いと言うべきか。
抜群の記憶力を買われて採用されただけの事はある。

ハ・ユンジュが配属された監視班がとてもアットホームな職場でそれだけでも和むのだが、それが頭にあっただけに、“リス”が殉職するシーンは猛烈な悲しみと怒りに襲われてしまう。
捕まらない様、相手が誰であろうとも非情に急所を刺し殺してしまう“影”。
チョン・ウソンがそんな暴力的で冷酷・冷徹な男を憎たらしく演じていた。

キャステング申し分なし。
鑑賞者に隙を与えない展開も良し。
間違いなく、傑作のリメイク!

今作のお久しぶりだね美女図鑑

“子豚”ことハ・ユンジュを演じたハン・ヒョジュさん。
ドラマ「春のワルツ」の主人公だったのは懐かしい思い出です(ハマッたドラマの一つでしたから)。
可愛さ相変わらず、いや増したかも。
笑顔がとってもキュート。
劇中では就任初日にお手洗い中の音を監視班全員に聞かれてしまい大恥を掻いちゃう。
そんなちょっとドジな部分もあるけれど、適正能力は班長も認めるほど。
目標追跡時での様々なファッションスタイルも良かった。
どれもが魅力的に映る故にヒロインとしての存在を十二分に発揮していました。

評価:★★★★
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レンタル開始日:2015-02-04
メーカー:クロックワークス

オフィシャル・サイト(日本語)

関連作:
『天使の眼、野獣の街(2007)』(オリジナル)
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モーガン・ブラザーズ

2015年02月11日 01時58分47秒 | 洋画ホラー
100 BLOODY ACRES
2013年
オーストラリア
91分
ホラー/コメディ
R18+
劇場公開(2014/10/25)




監督:
コリン・ケアンズ
キャメロン・ケアンズ

脚本:
コリン・ケアンズ
キャメロン・ケアンズ

出演:
デイモン・ヘリマン
アンガス・サンプソン
アナ・マクガハン
オリヴァー・アクランド
ジェイミー・クリスティアン
ジョン・ジャラット




<ストーリー>
人体肥料工場を営む兄弟は死体をトラックで運搬する道中、ヒッチハイカーの若者たちを拾うことに。やがて真相を知った若者たちは逃げようとするが…。

-感想-

兄弟監督が兄弟殺人鬼を主役キャラにして作り上げたホラー・コメディ。
ジャケ写ww色々と怪し過ぎw

おーっ。
これは予想外な展開でしたねー。
無理矢理拉致された若者3人が隙をついて逃げ出し、兄弟相手に逆襲するのかと思ってました。

まさかの仲間割れならぬ兄弟割れであります。

弟は兄の言いなりにうんざりしてたんでしょうねー。
溜まりに溜まった鬱憤を怒りと共に爆発させてました。

少し間抜けな所がある弟。
表情一つ変えず冷静に行動する兄。
一見、兄の方がマトモな様な気がしましたが、冷酷な殺人鬼の裏には変態さも併せ持っており、歳が枯れ切った叔母さんといきなりってのは・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

えーこの映画、弟が一番マシな感じでしょうか。
(弟のレジ役の俳優さん観てたらマイケル・J・フォックスの顔がふと思い浮かんだのは私だけでしょう。)
それともミンチにされかけたヒロインの彼氏?
ま、皆さん普通ではないです。
逃げ出し成功した男もドラッグでハイになっていて役立たずでしたし。
ヒロインはあんな状況で恋してますし。
純朴さに惹かれちゃったんでしょうかねぇ。
女心は分かんないなぁ(笑)。
ちょっと変わった男程、女性はときめいちゃうものなの?

狂気の中にブラックさもあり、そんな作品ですかね。
エンドロール中のワンシーンにもそういうブラックなユーモアさを漂わせていました。
荷台の死体に中々気付かない画もシュールでした(直ぐ真後ろなのにw)。

ピンチの中で芽生えた愛。
お2人ともお幸せに~。
(後に夫婦として工場を受け継ぎ経営していくのかしら、なぁんてね。
ライバル業者とも一悶着ありそうな予感。)

評価:★★★
15/02/10DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-02-04
メーカー:松竹

情報
<シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014>(日本語)

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切り株画像(映画『モーガン・ブラザーズ』より、濃密な肥料を作りましょ)

2015年02月11日 01時44分08秒 | 切り株“TV”画像(閲覧注意)
【ネタバレ注意】

バリバリッと一息に!
ズバッと一気に!切り株御免。


生きたまま肥料化。


拳銃持つ手に斧を一振り。

切り株度(4/5)

レヴュー:『モーガン・ブラザーズ』
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