銀幕大帝α

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ブラックアダム

2023年03月26日 13時37分31秒 | 洋画アクション

BLACK ADAM

2022年

アメリカ

125分

アクション/アドベンチャー

劇場公開(2022/12/02)

監督:
ジャウマ・コレット=セラ

『ジャングル・クルーズ』

製作:
ドウェイン・ジョンソン

出演:
ドウェイン・ジョンソン・・・ブラックアダム(テス・アダム)
オルディス・ホッジ・・・ホークマン(カーター・ホール)
ノア・センティネオ・・・アトム・スマッシャー(アル・ロススタイン)
サラ・シャヒ・・・アドリアナ
マーワン・ケンザリ・・・イシュマエル
クインテッサ・スウィンデル・・・サイクロン(マクシーン・ハンケル)
モー・アマー・・・カリーム
ボディ・サボンギ・・・アモン
ジェニファー・ホランド・・・エミリア・ハーコート
ピアース・ブロスナン・・・ドクター・フェイト(ケント・ネルソン)

<ストーリー>

長い眠りから目覚めた破壊神・ブラックアダム。ホークマン、ドクター・フェイトたちJSAの4人は、ブラックアダムに立ち向かうが…。

破壊神覚醒

―感想―

子供が「シャザム!」と叫ぶと大人のヒーローになる映画『シャザム!』にて製作総指揮として参加したドウェイン・ジョンソンが、今度は自分が「シャザム!」と叫んで破壊神になるなんて、そういう繋がりを知ると感慨深いものはある。

俺より強い者なんてこの世に存在しない( ー`дー´)キリッと豪語するだけの事はあり、ほぼほぼ無敵状態。

序盤での軍隊との戦いにおいて、ブラックアダム自身のスピードが速すぎる為に、周りがスローモーションとなってボッコボコにされていく様が楽しい。

この時に流れる音楽が「The Rolling Stones」の「Paint It, Black」。

DCとかマーベルて戦闘シーンでの盛り上げ方が上手いやね、楽曲チョイスのセンスがほんまいい。

人の言う事、全く聞かないアンチヒーロー、ブラックアダムの自己中暴走ぷりが可笑しくもあり、面白くもあり。

けど、成り行きで共闘する事となったJSAの面々との間に生まれた「情」により、ブラックアダムはちょっぴり改心し、チームワークの大切さを受け入れていく。

そういえば『シャザム!』のラストでサプライズ登場した超有名スーパーヒーローが、本作でのラストにもバッチリとお顔を出して登場しておりましたが、このスーパーヒーローを介してシャザムとブラックアダムの仲を取り持つ?そんな話へとなっていくんでしょうかねえ。

JSAの一員として参加するサイクロン、彼女のアクション時に放たれる「美」が本当に綺麗で、視覚効果としては凄く俺好み。

強く印象に残ったのは、この彼女の映像美と、ブラックアダムがヒーローとして自分が考えた決め台詞を発するシーンかな。

‟地獄送り ブラック参上”

これをカッコイイと思うのか、ダサいと思うのかは個別の判断で(笑)。

俺は、好きヨ。

JSAのリーダー格がピアース・ブロスナン!!

めっちゃ渋いです、これマジ!

歳が歳なだけに派手な見せ場こそ少ないけれど、まとめ役としては立派に果たしていたし、冷静にその場その場の状況を対処する辺りは流石のいぶし銀。

役目を全うして果てるまで、存在感を思い切り発揮させており、イケオジブロスナンには女性映画ファンならメロメロになっちゃうかもよ。

彼の遺志を継いで、ラスボスに立ちはだかるホークマンも然り、ヒーロー全員が己の得意技を惜しみなく戦いにつぎ込む勇姿には自然と手に汗握らせられる事だろう。

え?スマッシャー?

あーそういやあいつは、お笑い担当の独活の大木だったわww

アクションはどれも派手さがあって見応えあり、ロック様のヒーロー衣装も似合っている、2時間超えの尺だが意外とテンポ良し。

ドウェイン・ジョンソンのファンならば圧倒的威圧感、圧倒的パワーで押し寄せる敵を赤子の手をひねる様にして捻り潰す・・・いやホームラン級に殴って投げてぶっ飛ばしてたか(笑)、まあ何にせよ、人々から救世主として崇められるその名に恥じない堂々たる姿、つか他のDCヒーローが初対面したら若干怖気づいてしまうかもしれないムキムキマンっぷりが、あらやだ素敵。

評価:★★★☆

23/03/26DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-03-24

メーカー: ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ

2023年03月22日 17時57分14秒 | アニメ(国内)

2022年

日本

128分

ミステリー/コメディ

劇場公開(2022/04/01)

監督:
木下麦

キャラクターデザイン:
木下麦

声の出演:
小戸川 ・・・花江夏樹
白川 ・・・飯田里穂
剛力 ・・・木村良平
柿花 ・・・山口勝平
二階堂ルイ ・・・三森すずこ
市村しほ ・・・小泉萌香
三矢ユキ ・・・村上まなつ
大門兄・・・昴生
大門弟・・・亜生
柴垣(ホモサピエンス) ・・・ユースケ
馬場(ホモサピエンス) ・・・津田篤宏

<ストーリー>

偏屈で無口な変わり者の個人タクシー運転手・小戸川は、なるべく他人と関わらないように過ごしていた。ところがある日、小戸川は練馬区女子高生失踪事件に巻き込まれてしまい…。

―感想―

TVアニメを観ている人からしたら、この劇場版はダメらしい。

何がダメなのかと各レヴューを読んでみたら、ラストに10分程新映像を入れただけの総集編なんだと(笑)。

良かった、俺、TVアニメ版観て無くて。

オープニングから対面のインタビュー形式の映像を挟みつつ、一つの事件の真相を紐解いていく、一種の群像劇。

ぶっちゃけそのインタビューシーンに切り替わる頻度が多く、しかも長いので、開始30分で寝落ちしてしまう羽目に(;^_^A

ぐっすり寝て起きたら目が完全に覚めたので改めて観直してみたら、中盤から突如、展開に加速度が増し、面白くなっていくのが目に見えて分かった。

謎が謎のままダラダラと続くと楽しみを感じないけれど、謎がだんだんと開けてくると妙にワクワクしてくる、当然ちゃあ当然なのだが。

要するに「動きが」が出てくる中盤辺りからが、本作の「良さ」が垣間見えてくるんだな。

TVアニメ版を見ていない者として一番驚かされたのが、突然「人間」云々の話が入って来るところ。

こちとら動物を擬人化させたアニメだと思って観ているものだから、え!?どういうこと!?なんかおかしな事になってきた!と興味心が最高潮に。

そして「世界」がぐるんっと変わった瞬間に、そういう隠し要素があったんかいて、ここが最大の「観客騙し」だと思うわ、いやこういう予期せぬ事態が発生するのが大好物な俺からしたら堪らん。

TVアニメ版ファンからは総スカン食らった劇場版の様だが、個人的には大変楽しませて貰った。

何度も書くけど、中盤からの今まで見えなかった先がようやく眼的にも脳的にも追い付いてくる楽しさが凄く良い。

評価:★★★☆

23/03/22DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-03-03

メーカー: ポニーキャニオン

関連作:

『オッドタクシー(2021)<TV>』(テレビアニメ)
『映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022)』(劇場版アニメ)

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耳をすませば

2023年03月20日 18時10分13秒 | 邦画ドラマ

2020年

日本

114分

青春/ドラマ/ロマンス

劇場公開(2022/10/14)

監督:
平川雄一朗

『約束のネバーランド』

原作:
柊あおい
脚本:
平川雄一朗

主題歌:
杏『翼をください』

出演:
清野菜名・・・月島雫
松坂桃李・・・天沢聖司
山田裕貴・・・杉村竜也
内田理央・・・原田夕子
安原琉那・・・月島雫(中学生)
中川翼・・・杉村竜也(中学生)
荒木飛羽・・・天沢聖司(中学生)
住友沙来・・・原田夕子(中学生)
音尾琢真・・・堀内部長
松本まりか・・・津田みどり
中田圭祐・・・高木洋輔
小林隆・・・月島靖也
森口瑤子・・・月島朝子
田中圭・・・園村真琴
近藤正臣・・・おじいさん

<ストーリー>

離れ離れになってもそれぞれの夢を追い掛け、また必ず会おうと誓い合った雫と聖司。時は流れ、1998年。雫は出版社で働きながら夢を追い続けていたが…。

夢にまっすぐな
君を好きなまま
大人になりました。

―感想―

あっ「カントリーロード」じゃないんやね。

アニメ版と実写版とで区切る事は別にいいし、「翼をください」でも問題ないけれど、心に響かせる意味では負けている。

この際、挿入歌に関してはどっちゃでもいいわ、それよりも大人パートが暗過ぎるでしょうが。

子供パートはヒロインの子役ちゃんがはきはきしていて明るめな話になっているのに対し、大人パートになるとヒロインの性格が相当ネガティブになっているから展開にも影響していて暗いのなんのって。

10年信じて待つって決めたのだったら、相手の事もっと信じてやれよ、うじうじしている姿が妙に好かん。

つか、君、イタリア語分かんの??

普通に言葉理解してたけど、逆にそれが不自然でおかしく感じた。

そのイタリアから逃げるようにして帰国したヒロイン、余計な誤解を与えてしまったと追いかけるようにして少し遅れる形で帰国した彼氏。

若干のわだかまりが出来たけど、好きなのは変わりないし、向こうから「結婚してください」とプロポーズされたのが余程嬉しかったのだろう、急にポジティブになり「はい!!」と即答。

ふーん良かったね、と冷めた目で観ていた俺に非はない、だって全然感動しねえんだもの。

なんつぅかドラマチックな箇所がないんよね。

それを期待して借りたのに、THE王道なものだったから、そりゃ「良かったね」しか思わんよ。

俺としては子供パートだけの実写版の方が良かったかなあ、暗いロマンス見せられて何が楽しいねん。

評価:★★★

23/03/20DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-02-22

メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

関連作:

『耳をすませば(1995)』(同一原作(アニメ))

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今夜、世界からこの恋が消えても

2023年03月18日 17時20分15秒 | 邦画ロマンス

2022年

日本

121分

ロマンス

劇場公開(2022/07/29)

監督:
三木孝浩

『思い、思われ、ふり、ふられ』

主題歌:
ヨルシカ『左右盲』

出演:
道枝駿佑・・・神谷透
福本莉子・・・日野真織
古川琴音・・・綿矢泉

松本穂香・・・神谷早苗
野間口徹・・・日野浩司

水野真紀・・・日野敬子
萩原聖人・・・神谷幸彦

<ストーリー>

嘘の告白をきっかけに、クラスメートの日野真織とつき合うことになった神谷透。しかし、彼女は眠りにつくと記憶を失ってしまう前向性健忘を患っていた。

消さなきゃいけなかったのは
君と過ごした一年だった。

―感想―

【日本映画 ロマンス 病気 泣ける】で検索したら、直ぐにタイトルが出てきそうな内容ではある。

ベタと言っちゃそうなんだけども、話の運び方が凄く丁寧で、しかも出てくる登場人物全員が「好い人」ばかりだから、観る側も純粋な気持ちで行く末を確認する事が出来るんだな。

ヒロインの秘密を家族以外で唯一知らされていた友人、綿矢泉役の古川琴音がある意味中立的な立場で物語を動かしているのだが、本当に喜怒哀楽の演技が抜群に達者で、彼女からは何度も涙腺緩まされる一歩手前の感情の揺さぶりというものを与えられました。

初めのデッサンのシーンが、まさかああいう形で、最後へと結びつくとはねえ。

悲劇に直結する急展開には驚かされたけど、繋ぎ方というか構成の上手さには感心させられたし、それが起きた事での思わぬ哀しみ、それ以上の皆の優しさには素直に胸の内で泣かされました。

恋愛系映画を撮らせたら一定の水準を保った温かみある映像を提供してくれる三木孝浩監督なだけに、本作も又「感動と同時に人々の気遣いが鑑賞者の心を優しく包み込ませてくれる」作品になっていたと思う。

俺としてはこういう意図せず幾つもの不幸を経験しながらも周りからの支えによって前向きに歩き出す物語に堪らなく弱いんだよ、誰も悪者にならない所も印象的にとても良い。

決して離れる事がない強い愛、例え傍に居なくとも忘れることも無くなった深い愛、そして生きる事への楽しさを教えてくれた多くの思い出と共に新たな時間が動き出す、エンドロールが流れ出す。

多少の寂しさは残るが纏まり方に厭らしさが無く、気持ちよく観終えれる好品。

今作の可愛い女優図鑑

ヒロインを演じた福本莉子ちゃん。

なんとなく浜辺美波ちゃんが演じたキャラクターに通じるピュアさを彼女からも感じて、絶対に嫌いにはならない少女を明るく好演。

「3つ目の約束・・・破っても良い?」

「僕はもう破っているよ」

ここのシーン、素敵。

評価:★★★★

23/03/18DVD鑑賞(新作)

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“それ”がいる森

2023年03月16日 15時30分36秒 | 邦画ホラー

2022年

日本

107分

ホラー

劇場公開(2022/09/30)

監督:
中田秀夫

『嘘喰い』

出演:
相葉雅紀・・・田中淳一
松本穂香・・・北見絵里
上原剣心・・・赤井一也
江口のりこ・・・赤井爽子
尾形貴弘・・・尾花修司
中村里帆・・・野本綾子

眞島秀和・・・綾波武史
宇野祥平・・・長尾良平
松浦祐也・・・中村良一
酒向芳・・・岩村義男
野間口徹・・・湯川大輔
小日向文世・・・児玉勉

<ストーリー>

ある森で不可解な怪奇現象が発生する中、淳一と息子の一也は得体の知れない“それ”を目撃。淳一は一也の担任・絵里と共に、怪奇現象に巻き込まれていくが…。

―感想―

中田秀夫監督はオバケを撮る事に飽きたのか、今度は○○である。

まさかの○○、目の付け所が余りにも平凡過ぎる。

なんだよ○○って!

あん?しゃあねえなこれだよ。

俺は思ったよ、造形は全然悪くないよな、て。

だが、銀色の物体を出すのが早すぎだろ。

あんなん早々に見せられたら"それ”が何なのか、んなもん誰でも分かるだろうよ。

そこは監督の手腕で、謎のままラストまで引っ張り、ドーン!と見せる位のサプライズ的な演出でやって欲しいものだわな。

今の中田秀夫監督にそれを求める事自体が野暮ってものなのかもしんないが。

それと、農園を手伝っている宇野祥平さんの使い方。

仮にもし監督が白石晃士だったら、教職員と子供達が隠れている地下倉庫に助太刀の格好で何故か持っていた猟銃構えて「おらあ!」ズドン!と勇ましく現れるんだろうなあて想像してしまった。

オレンジ摘んで、はい終わりの役者さんじゃねえでしょ、起用方法勿体ないにも程がある。

にしても隠れる子供の数、少なくね?

それなりに大きい学校の様に見えたのに、子供それだけ?

警察全滅含めて犠牲者大多数にも関わらず、結構平穏なムードでエンドロールに向かうのも好かん。

あれだけの悲惨な事件が起きたのに、どうにも日本映画ってのはほのぼのとした形で作品を終わらせたいらしい。

ちゃうんねん、そうじゃないねん、もっとどんよりとした余韻を抱かせろよと、それがホラーてもんだろうが。

無意味にUFOを山頂付近で飛ばしちゃうチープな映像も要らんでしょ、色々と残念過ぎるラストだった。

あ、でもエンドロール中の未確認飛行物体映像集は好きヨ(もうちょっと長く見せろよとは思ったけど)。

評価:★★★

23/03/16DVD鑑賞(新作)

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