2022年
日本
107分
ホラー
劇場公開(2022/09/30)
監督:
中田秀夫
出演:
相葉雅紀・・・田中淳一
松本穂香・・・北見絵里
上原剣心・・・赤井一也
江口のりこ・・・赤井爽子
尾形貴弘・・・尾花修司
中村里帆・・・野本綾子
眞島秀和・・・綾波武史
宇野祥平・・・長尾良平
松浦祐也・・・中村良一
酒向芳・・・岩村義男
野間口徹・・・湯川大輔
小日向文世・・・児玉勉
<ストーリー>
ある森で不可解な怪奇現象が発生する中、淳一と息子の一也は得体の知れない“それ”を目撃。淳一は一也の担任・絵里と共に、怪奇現象に巻き込まれていくが…。
―感想―
中田秀夫監督はオバケを撮る事に飽きたのか、今度は○○である。
まさかの○○、目の付け所が余りにも平凡過ぎる。
なんだよ○○って!
あん?しゃあねえなこれだよ。
俺は思ったよ、造形は全然悪くないよな、て。
だが、銀色の物体を出すのが早すぎだろ。
あんなん早々に見せられたら"それ”が何なのか、んなもん誰でも分かるだろうよ。
そこは監督の手腕で、謎のままラストまで引っ張り、ドーン!と見せる位のサプライズ的な演出でやって欲しいものだわな。
今の中田秀夫監督にそれを求める事自体が野暮ってものなのかもしんないが。
それと、農園を手伝っている宇野祥平さんの使い方。
仮にもし監督が白石晃士だったら、教職員と子供達が隠れている地下倉庫に助太刀の格好で何故か持っていた猟銃構えて「おらあ!」ズドン!と勇ましく現れるんだろうなあて想像してしまった。
オレンジ摘んで、はい終わりの役者さんじゃねえでしょ、起用方法勿体ないにも程がある。
にしても隠れる子供の数、少なくね?
それなりに大きい学校の様に見えたのに、子供それだけ?
警察全滅含めて犠牲者大多数にも関わらず、結構平穏なムードでエンドロールに向かうのも好かん。
あれだけの悲惨な事件が起きたのに、どうにも日本映画ってのはほのぼのとした形で作品を終わらせたいらしい。
ちゃうんねん、そうじゃないねん、もっとどんよりとした余韻を抱かせろよと、それがホラーてもんだろうが。
無意味にUFOを山頂付近で飛ばしちゃうチープな映像も要らんでしょ、色々と残念過ぎるラストだった。
あ、でもエンドロール中の未確認飛行物体映像集は好きヨ(もうちょっと長く見せろよとは思ったけど)。
評価:★★★
23/03/16DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-03-15
メーカー: 松竹