THERE ARE NO SAINTS
2022年
アメリカ/メキシコ
99分
アクション/サスペンス
劇場公開(2022/11/18)
監督:
アルフォンソ・ピネダ・ウジョア
製作総指揮:
アルフォンソ・ピネダ・ウジョア
出演:
ホセ・マリア・ヤスピク
シャニン・ソサモン
パス・ベガ
カイドリック・セラティ
トミー・フラナガン
ニール・マクドノー
カーラ・ソウザ
レティシア・ファビアン
グスタフォ・サンチェス・パッラ
ジョン・ギルバート
ブライアン・グラニー
ロン・パールマン
ティム・ロス
<ストーリー>
釈放された殺し屋のネトは妻子と人生をやり直そうと決意するが、妻の新しい恋人で犯罪王のヴィンセントが彼女を殺害し、息子を誘拐。ネトは再び殺しに手を染めていく。
―感想―
悲し過ぎる。
まさかそういう結末になるとは想像にもしていなかったわ。
邦題の副題「報復の果て」が示すのは、主人公側の事だけじゃなく、ロン・パールマン演じる悪党の事でもあったやんねえ。
ある意味、救出劇でもあり、復讐劇でもありで、流石脚本を書いたのが『タクシードライバー』のポール・シュレイダーだけの事はあって、ストーリーが濃厚。
アクションで魅せるというよりも、ドラマ部分で多くを語る、そんな作品だった。
誘拐された愛息子を探す過程の中で、ストリップバーにて出会った女と急にパコパコタイムに入るシーンを観ながら「そんなんヤってる場合じゃねえだろw」てツッコンだり、「いやいや一応、蘇生術施せよ」と若干疑問視抱いたりもしたが、ほぼ無敵親父の無双ぷりが痛快でしたし、そんな彼でも状況次第では肝心な時に‟間に合わない”空間が生まれて最悪な結果に繋がってしまうものなんだなあと絶対正義・完全勝利にはならないリアルさが映画として面白かったです。
大概普通だったらお約束通りのハッピーエンドを迎えるだろうし、俺自身もそうなるものだと思いながら観てたし。
だから余計に意外な顛末には衝撃を受けた感じ。
元妻が中盤であんな姿になるのもそうだけど、話の作り的には思わぬ事態が度々発生するから、先の読めない緊張感に通じる楽しさはあったなあ。
俺は断じてショタでも何でもないけれど、愛息子フリオを演じた子は正直に言って美少年、という風に見えた。
そりゃこんな子、男色家にとっちゃ大金叩いてでもモノにしたいだろうて。
評価:★★★☆
23/03/30DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-03-24
メーカー: インターフィルム