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父と暮らせば

 映画『父と暮らせば』を観てきました。久々の映画で、楽しみにしていきました。
 場所は中央公会堂大ホール、主催はパイロットクラブで、映画の収益金を広島市の原爆病院などに寄付するということでした。

 井上ひさし原作で、登場人物も少なく、出てくる場所もほとんど同じ場所で、場面の変わり目には暗くなって(暗転)音楽が流れるので、まるでお芝居を観ているような感じがしました。

 内容は、一人生き残った娘が自分だけが生き残ったのはまちがっていると思い込んで生きているところに、原爆で死んだ父親の幽霊(でもしっかり姿があって、味噌も作るし、お風呂も焚く)が出てきて、娘に「お前が生き残ったのは、原爆の悲惨さを伝えるために生かされているのだ」と伝えるお話でした。

 様々なものを奪った原爆を憎み、平和を願うお話ですが、この話に限らず、私たちは生きているのと同時に、生かされているんだということを、常に心に持っていたいと思いました。

 また、逆に、何かをするために私たちは生かされているのだろうけれど、でも私たち自身の意志で生きているのだとも思いたいし、だからこそ、精一杯生きていきたいと思います。

<写真>は、中央公会堂名物?オムライス
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