前回のブログで書いた横浜と大阪での試合、その翌週末には名古屋で毎年開催される試合に出場してきた。
7月はあちこち飛び回って慌ただしく過ごしたのだ。
この大会は2日間にわたって開催されるもので、障害者も健常者もみんな一緒にプレーするという大会。団体戦と個人戦が行われる。
団体戦は地元の健常者の方も多く出場されるので、特に団体戦の相手は健常者の場合も少なくない。
でも勝ち上がってくるのは障害者だったりもするのでこれがまた面白いところでもある。
初日団体戦は予選リーグを5チーム中2位で通過し、トーナメントは初戦で立位の障害者チームに敗退。その際の僕の相手は知人の精神障害の方で、初対戦だったけど勝てたのは嬉しかった。
個人戦は車椅子クラスと下位オープンクラスに出場。
車椅子クラスは予選2位で2位トーナメントに進み準優勝。
オープンクラスはベスト16で車椅子選手に負けてしまう。
この二つの敗戦、これがものすごく悔しかったのだけれど、その分大きな学びとなった。
トレーニングで身につけたパフォーマンスも、出来るからといってそれが必ず発揮できるものではない、出来るようになったからもういつでも出来るとは限らない、そこを勘違いしてはいけない、と自戒の念が強く湧く。
練習で出来ているからって必ずしも試合で出来るわけではない、そんなことは重々理解しているつもりだけど、それをあらためて自覚できた。
この気づきはプラスになった。
「三歩進んで二歩下がる」
という昭和の名言?があるけれど、ホント、その通りだと思う。
積み重ねて、成長を実感して喜び、でも欠けているピースに気づいてその修正に取り組み、さらに積み重ねて成長を実感して喜ぶもまた欠けたピースに気づいて・・・の繰り返し。
でもそれで良いのだと思う。
成長というのは上に伸びていく道だと思うから。
要は坂道、上り坂なのだ。
だから何もしなければ下っていく。
立ち止まるにも踏みとどまらせるだけの力が必要になる。
進んでいても足場が悪ければ滑ってしまい2歩下がることだってあるだろう。
だから足元もしっかり見て確実な一歩を踏む出し続ける必要がある。
適当に進んでいてはそれなりにしか進めない。
それだけ険しい上り坂なのだ。
でもそれでも上り続ける。
そうやって上った経験、滑った経験、そうした経験全てが財産となってその先の自分に活かされていく。
また、その道を進み続けていると新たなものに出会い、時には足を滑らせ、でも足元に転がる何かを見つけたり、あるいはそれまで見ることの出来なかった景色を見れたりするのだと思う。
問題はそれを楽しめるか、ストレスと捉えるか、その評価の違い。
同じものでも見方によって評価がガラッと変わるのと同じで、本人の捉え方次第でその道がどうなのかが変われば、その価値も大きく変化する。
幸い僕は今のところ悔しい経験をしてもそれを糧として受け止めることが出来ているし、成長も実感出来ているのでプラスがマイナスを上回るサイクルが構築出来ていると思える。
だからこの先を楽しみに出来ているし、欠けたピースの存在を悔しく思うシーンも多々あるけど、それがハマった先の楽しみや喜びを妄想することも出来る(笑)
だから次が楽しみ、という現状でいられる。
少し前までは無かった心境。
ようやくそのステップを踏めた感じと言えるだろうか。
好きな言葉に「『できるからやる』のではなく『やるからできるようになる』」というものがある。
どこで覚えたかは定かではないけれど、何かで読んで知った言葉で、「まさにその通りだな」と思ったので今でも覚えている。
それを人に伝える時も「あの野球選手だって生まれた時からあんな風に出来る訳じゃないでしょ?才能をもって生まれたとしても、頑張ったからこそそれが出来るようになってるわけでしょ?」とどの口が言うのか偉そうに語っている(笑)
でも本当にそう思っている。
だからこそ、チャレンジ精神をもって何かに取り組む人に心惹かれるし、現状で諦めてしまう人を残念に思うことだって少なくない。
その方向性はどうだっていい(倫理や常識の外側でなければ)、「よし、なんとかしよう!」という思考を持って、それを実行する、実行しようと努力する、そのベクトルを示す、それに心を動かされる。
成長というのは誰かに「してもらう」のではなく自分で「する」ものなのだと思う。
そう考え続けていれば結果的に成長は止まらないものだと思うし、いくつになっても成長していけるものだと思う。
さらにいえば、それこそが可能性なんだと思う。
偉そうに言わせてもらうが(笑)
でもそうしていると本当に成長の為の「きっかけ」を得ることが出来ていて、そのきっかけというのは言い換えれば「チャンス」であり、それをものに出来るかどうかは自分次第なのだけれど、そのチャンスに恵まれた自分を幸運に思える瞬間が未だ続いている。
その感じ方もこれまでとは少し違ったところもあり、自分で言うのもなんだけどそれこそまさに経験を含むこれまでの積み重ねがあればこそだとも思えていて、だからこの先がさらに楽しみで仕方ないといった心境にある。
パリ・オリンピックの報道もたくさんされているからそこから学ぶことも多々あるし。
まずはこの暑さで体調を崩したりしないように気をつけて過ごしていく。
余談だけど、名古屋での試合の後は福岡の実家へそのまま帰省した。
7月はとにかく移動の多い月だったのだ。
その帰省、親族一同が会する場というのはそうそうない事なので、久々のその時間は自分にとってものすごく新鮮な大いなる学びのものとなった。
自身のアイデンティティを確認できた感があれば、忘れていたものを思い出させてもらった感もあり、いつもながらの突貫帰省だったのでゆっくり過ごすということは出来なかったけど、すごく刺激的で良い時間を過ごすことが出来たのだった。
大分のお世話になったシェフの元へ挨拶に伺ったり、阿蘇の空気を吸いに行ったり、バタバタの限られた時間で良い気分転換も出来た。
帰りは妹と姪っ子を乗せて途中のサービスエリアで小学生の姪っ子にナイフ・フォークの使い方を教えるなどして有意義な時間も楽しみつつ途中まで送り、僕はそのまま東京まで帰った。
その日の移動時間はドアtoドアで15時間30分。
でも疲労は全くなかったから自分でも驚き。
そこもこれまでの経験から学んだことを活かして対応したからだと捉えている。
来月は全日本が控えている。
そこでしっかり結果を出せるようにしたいけど、まずその前に納得のいく十分なパフォーマンスを発揮できるように準備していきたい。
みなさんも暑さに負けないように十分にお気を付けください。
7月はあちこち飛び回って慌ただしく過ごしたのだ。
この大会は2日間にわたって開催されるもので、障害者も健常者もみんな一緒にプレーするという大会。団体戦と個人戦が行われる。
団体戦は地元の健常者の方も多く出場されるので、特に団体戦の相手は健常者の場合も少なくない。
でも勝ち上がってくるのは障害者だったりもするのでこれがまた面白いところでもある。
初日団体戦は予選リーグを5チーム中2位で通過し、トーナメントは初戦で立位の障害者チームに敗退。その際の僕の相手は知人の精神障害の方で、初対戦だったけど勝てたのは嬉しかった。
個人戦は車椅子クラスと下位オープンクラスに出場。
車椅子クラスは予選2位で2位トーナメントに進み準優勝。
オープンクラスはベスト16で車椅子選手に負けてしまう。
この二つの敗戦、これがものすごく悔しかったのだけれど、その分大きな学びとなった。
トレーニングで身につけたパフォーマンスも、出来るからといってそれが必ず発揮できるものではない、出来るようになったからもういつでも出来るとは限らない、そこを勘違いしてはいけない、と自戒の念が強く湧く。
練習で出来ているからって必ずしも試合で出来るわけではない、そんなことは重々理解しているつもりだけど、それをあらためて自覚できた。
この気づきはプラスになった。
「三歩進んで二歩下がる」
という昭和の名言?があるけれど、ホント、その通りだと思う。
積み重ねて、成長を実感して喜び、でも欠けているピースに気づいてその修正に取り組み、さらに積み重ねて成長を実感して喜ぶもまた欠けたピースに気づいて・・・の繰り返し。
でもそれで良いのだと思う。
成長というのは上に伸びていく道だと思うから。
要は坂道、上り坂なのだ。
だから何もしなければ下っていく。
立ち止まるにも踏みとどまらせるだけの力が必要になる。
進んでいても足場が悪ければ滑ってしまい2歩下がることだってあるだろう。
だから足元もしっかり見て確実な一歩を踏む出し続ける必要がある。
適当に進んでいてはそれなりにしか進めない。
それだけ険しい上り坂なのだ。
でもそれでも上り続ける。
そうやって上った経験、滑った経験、そうした経験全てが財産となってその先の自分に活かされていく。
また、その道を進み続けていると新たなものに出会い、時には足を滑らせ、でも足元に転がる何かを見つけたり、あるいはそれまで見ることの出来なかった景色を見れたりするのだと思う。
問題はそれを楽しめるか、ストレスと捉えるか、その評価の違い。
同じものでも見方によって評価がガラッと変わるのと同じで、本人の捉え方次第でその道がどうなのかが変われば、その価値も大きく変化する。
幸い僕は今のところ悔しい経験をしてもそれを糧として受け止めることが出来ているし、成長も実感出来ているのでプラスがマイナスを上回るサイクルが構築出来ていると思える。
だからこの先を楽しみに出来ているし、欠けたピースの存在を悔しく思うシーンも多々あるけど、それがハマった先の楽しみや喜びを妄想することも出来る(笑)
だから次が楽しみ、という現状でいられる。
少し前までは無かった心境。
ようやくそのステップを踏めた感じと言えるだろうか。
好きな言葉に「『できるからやる』のではなく『やるからできるようになる』」というものがある。
どこで覚えたかは定かではないけれど、何かで読んで知った言葉で、「まさにその通りだな」と思ったので今でも覚えている。
それを人に伝える時も「あの野球選手だって生まれた時からあんな風に出来る訳じゃないでしょ?才能をもって生まれたとしても、頑張ったからこそそれが出来るようになってるわけでしょ?」とどの口が言うのか偉そうに語っている(笑)
でも本当にそう思っている。
だからこそ、チャレンジ精神をもって何かに取り組む人に心惹かれるし、現状で諦めてしまう人を残念に思うことだって少なくない。
その方向性はどうだっていい(倫理や常識の外側でなければ)、「よし、なんとかしよう!」という思考を持って、それを実行する、実行しようと努力する、そのベクトルを示す、それに心を動かされる。
成長というのは誰かに「してもらう」のではなく自分で「する」ものなのだと思う。
そう考え続けていれば結果的に成長は止まらないものだと思うし、いくつになっても成長していけるものだと思う。
さらにいえば、それこそが可能性なんだと思う。
偉そうに言わせてもらうが(笑)
でもそうしていると本当に成長の為の「きっかけ」を得ることが出来ていて、そのきっかけというのは言い換えれば「チャンス」であり、それをものに出来るかどうかは自分次第なのだけれど、そのチャンスに恵まれた自分を幸運に思える瞬間が未だ続いている。
その感じ方もこれまでとは少し違ったところもあり、自分で言うのもなんだけどそれこそまさに経験を含むこれまでの積み重ねがあればこそだとも思えていて、だからこの先がさらに楽しみで仕方ないといった心境にある。
パリ・オリンピックの報道もたくさんされているからそこから学ぶことも多々あるし。
まずはこの暑さで体調を崩したりしないように気をつけて過ごしていく。
余談だけど、名古屋での試合の後は福岡の実家へそのまま帰省した。
7月はとにかく移動の多い月だったのだ。
その帰省、親族一同が会する場というのはそうそうない事なので、久々のその時間は自分にとってものすごく新鮮な大いなる学びのものとなった。
自身のアイデンティティを確認できた感があれば、忘れていたものを思い出させてもらった感もあり、いつもながらの突貫帰省だったのでゆっくり過ごすということは出来なかったけど、すごく刺激的で良い時間を過ごすことが出来たのだった。
大分のお世話になったシェフの元へ挨拶に伺ったり、阿蘇の空気を吸いに行ったり、バタバタの限られた時間で良い気分転換も出来た。
帰りは妹と姪っ子を乗せて途中のサービスエリアで小学生の姪っ子にナイフ・フォークの使い方を教えるなどして有意義な時間も楽しみつつ途中まで送り、僕はそのまま東京まで帰った。
その日の移動時間はドアtoドアで15時間30分。
でも疲労は全くなかったから自分でも驚き。
そこもこれまでの経験から学んだことを活かして対応したからだと捉えている。
来月は全日本が控えている。
そこでしっかり結果を出せるようにしたいけど、まずその前に納得のいく十分なパフォーマンスを発揮できるように準備していきたい。
みなさんも暑さに負けないように十分にお気を付けください。
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