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apple  アップルが「医療機器業界」を淘汰する未来が迫ってきていると言えるワケ GAFAが狙う「ヘルスケア業界」

2020-12-24 08:47:54 | デジタルニュース

アップルウォッチの狙いとは


ヘルスケア領域への参入もGAFAは行っています。キーワードはデータ・クラウドです。現在、病院に行くとまずは問診票を書かされます。その後は検査。ただその多くの情報(データ)は、病院に行く度にアナログ的に記入する必要はありません。

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たとえばアップルウォッチが活躍する余地があります。常日頃からバイタル情報を測定し、情報をiPhoneと紐付けておく。病院に行った際には、iPhoneを連携させれば、それで済むからです。

 

時間の節約につながるのはもちろんですが、人が記入するとどうしても記憶ミスが生じますから、そのリスクも少なくなります。さらに言えば、蓄積されたデータを管理することで、これまでの受診歴、病歴、投薬履歴などを瞬時に、そして正確に確認することができます。

ヘルスケア領域への参入を公言しているグーグルとは異なり、アップルは極秘に同領域の事業を進めているため、あくまで推測ですが、アップルはこのような未来を想像して、アップルウォッチの開発を推し進めていると私は見ています。

バージョン4から心電図や心拍数の測定が可能となり、バージョン6からコロナ対策にも使えそうな血中酸素濃度測定機能の追加や医療機器の認証も取得しているのが、何よりの証しです。

2020年9月には、日本でも認証を取得しました。つまり今後は日本のヘルスケアマーケットにも進出していくことを、虎視眈々と狙っていることでしょう。

激動するヘルスケア業界


グーグルも負けていません。2019年の秋にアップルウォッチと似たデバイスを開発しているFitbit(フィットビット)というベンチャーを買収することを発表。アップルウォッチと同じようにバイタルを測定し、得たデータを健康促進に活かすためのグーグルヘルスというサービスを展開しています。

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すべての人がアップルウォッチやフィットビットのような、ウエアラブルデバイスを身につけている。そしてそこから得られた健康データを元に、ヘルスケアサービスを受ける。そんな未来がこの先訪れるのです。

ウエアラブルデバイスのメリットは他にもあります。常に自分の健康状態を把握できますから、数値が悪い人は意識的に運動するようになるでしょう。あるいは食生活を見直すなど、健康への意識が高まることが期待されます。









ヘルスケア領域の未来は、密接に関係のある保険業界にとっても好材料です。保険業界が危惧しているのは、保険に加入したことで安心し、健康に気を使わなくなってしまい、その結果、病気になることです。

そして、そのような人が増えると保険料は高くなります。この点においても、アップルやグーグルが行っている事業は大いに貢献していきます。その結果、保険会社がデバイスを無料で顧客に配る可能性もあると私は考えています。

現時点では、アマゾンがヘルスケア関連のデバイス、アマゾンHaloを発表しています。保険業界には参入していますから、その流れでヘルスケア領域に参入してくる可能性は大いにありますし、ライバル企業と同様、さらなるデバイス開発にも参入してくると私は見ています。

進む医療情報のクラウド化


医療情報のクラウド化は、日々のバイタルチェックだけに限りません。MRIなど、病院のあらゆる検査機器がクラウドにつながる必要があると考えていますし、2025年ごろには、その傾向が出始めていることでしょう。

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たとえば、癌の疑いがある患者さんがいたとします。その患者さんは以前にも同じように癌に罹患しているのではと指摘され、数年前にMRIを撮影していたとします。

その過去の画像と今回の画像を照らし合わせれば、より確実な診断ができます。そしてこのような画像の管理や提供においては、クラウドは必須のテクノロジーです。さらに言えば、癌の診断を人工知能が画像解析で行うことも、2025年の未来では行われていることでしょう。









さらに、多くの患者さんのデータを集めれば集めるほど、どのような属性の人がどんな病気に罹患しやすいのかといったことも、統計的に分かってきます。そこまで進めば、罹患しやすい属性に入っている人に対し、病気にかかる前に予防診療を行うこともできます。

このようにヘルスケア領域は、データサイエンスにより間違いなく進化していきます。裏を返せば、データサイエンスの力がない医療施設ならびに医療機器メーカーは、淘汰されていきます。

現時点ではクラウドにつながっているMRIは少ないですが、逆に未来の医療業界では、クラウドにつながっていない医療機器は皆無になるはずです。医療機器メーカーも当然、このような未来が来ることを理解しています。

ただ医療機器メーカーのほとんどはデータ・クラウドに弱いです。そこでヨーロッパ最大のソフトウェア企業SAPなどと組んで、クラウドに対応する医療機器の開発をしています。

旧来のメーカーは淘汰される?


しかし同領域の専門家であるアップルやグーグルが、一からクラウドに特化した医療機器を開発した方が早いですし、より良いものが安くできるでしょう。

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そのため既存の医療機器メーカーは淘汰される、あるいはアップルやグーグルにOEMを依頼される。そのような未来が来ると私は予測しています。

医療機器分野では、マイクロソフトも参入するでしょう。ホロレンズです。2019年の2月にヨーロッパで行われたイベントでは、医師がホロレンズを装着し、自動診断のデモを行っていました。














未来では医師がホロレンズのようなデバイスを装着しているのが当たり前となり、患者が入室してきたら、自動的に個人を特定。同時に、カルテなど診察に必要な情報が前方の空間に表示される。そんな未来が訪れる可能性は十分あります。

ユニークなところでは、アップルウェルネスセンターなる健康増進施設ができているかもしれません。ただ施設経営は利益率が低いですから、ビジネスが目的ではありません。自社の世界観を示すことが目的です。

アップルウォッチと連動したフィットネスプログラムの配信も発表していますし、実際、アップルは2022年にテキサス州オースティンに建設中の新社屋内にホテルを開業予定ですから、その流れでいえば、自社のヘルスケアテクノロジーやサービスを存分に利用者に提供する。そのような、アップルウェルネスセンターが出てくる可能性は十分あり得ます。


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apple アップル「AirPods Max」6万円以上するワケ

2020-12-22 19:32:06 | デジタルニュース



Apple

アップルは12月8日、オーディオ製品の最新モデルとなる「AirPods Max」を発表しました。12月15日発売ですが、日本向けには12月18日から出荷開始。ただし、初代AirPodsが登場したときのように極度の品薄状態です。

今オーダーしても12〜14週間、つまり3ヵ月待ちの状態(記事執筆時)。クリスマスギフトにはまったく間に合わない、そんな製品となりました。製造数が少ないのか、需要が予想以上に高いのか、いずれにしてもアップルの新しいカテゴリの製品は大きな注目を集めることに成功しています。

●549ドルという価格


まず話題になったのがその価格です。AirPods Maxは米国で549ドル、日本では6万1800円での販売となります(いずれも税抜)。この金額に対しては、ネット上でも「高い!」という声が多かったように感じました。

というのも、これまでのAirPodsシリーズは、改良されたAirPodsが1万7800円(ワイヤレス充電非対応のケース)、AirPods Proが2万7800円という価格でした。またアップル傘下のオーディオブランドBeatsでは、アクティブノイズキャンセリングに対応するヘッドフォンとしてSolo Proが2万9800円、Studio3 Wirelessが3万4800円という価格帯だったことを考えると、AirPods Maxの価格が大きく離れていることもあったのではないでしょうか。

AirPods MaxはAirPods Proと同じH1チップを搭載し、アクティブノイズキャンセリング、アダプティブイコライジング、Hey Siriなどの機能を備え、AirPodsが持っていた一瞬でペアリング、使っているデバイスの音声を切り替えなしで再生できるなど、「AirPodsが流行った理由」を引き継ぎました。

ここまでなら、AirPods Proと同じ2万7800円の価値のままです。しかしAirPods Maxはステンレススチールのヘッドバンド、さらにサイズ調節のアームの質感も高い。キャノピーと言われる頭に当たる部分はニットメッシュで圧力を分散し、イヤーカップとフレームの付け根の機構はあらゆる方向に動く画期的なメカニズム。そしてアルミニウムで質感が高いイヤーカップは磁石でくっつくクッションで密閉性を高めている……。

デザインだけ見ても、少しレトロで懐かしい雰囲気すら感じさせる中、アップルらしい工夫を随所に盛りこんでいます。たとえばタッチパッド式の操作ではなく、デジタルクラウンでのボリューム調節と再生コントロール、そしてノイズキャンセリング切り替えボタンを備えたのは、イヤーカップを美しく魅せることと操作の混乱を防ぐことを目指したことの両立でしょう。









音の要は40mmのダイナミックドライバー。ネオジムリング磁石を採用し、どの音域・どの音量でも歪まない再生を実現したといいます。そのドライバーから出力する音を、音楽そのもの、装着状態による音域の減衰度合いなどをリアルタイムで分析して調節することで、音源に忠実な音を聞き取れる環境を作り出しているそうです。

マイクの数が増えたことから、ノイズキャンセリングもより強力になり、空間オーディオも密閉性とドライバーの大幅な高音質化で更に迫力を増していく。あまりモバイル性に優れないけど、ステイホーム需要の中で最高の音を楽しむためのデバイス……。

そうした質的な部分の進化を重ねた存在がAirPods Maxであり、どちらかというとゼンハイザーのMOMENTUMが競合になってくるのかな、というイメージを持っています。本当に実際、聞いてみるのが楽しみです。

●名前とマーケティング


BeatsのオーバーイヤーヘッドフォンにはStudio 3 Wirelessと「Studio」というフレーズを使っており、当初の噂でも「AirPods Studio」という名称がささやかれてきました。しかし「Max」というネーミング……。ちょっと意外というか、上質さに欠ける名前とすら思いました。

ただ在宅需要という環境や、音をアクティブに作ると言うよりは、最高のコンテンツ消費デバイスであることを考えるとスタジオというのも違うのかな、と。iPhoneですでにMaxというモデル名を使っていたことも、選ばれた理由だったかもしれません。「Pro」はもう使っちゃいましたからね。









今後アップルがBeatsブランドをどうするか、という別の問題もありますが、AirPodsのラインアップを考えると、左右独立型の上位・下位モデル、最上位のオーバーイヤー型という3種類が揃ったことになります。やはり独立型と最上位の間に、もうひとつオーバーイヤー(耳をすっぽり包み込むタイプ)、もしくはオンイヤー(耳の上にのせるタイプ)のミドルレンジが欲しくなってきます。

むしろ、AirPods Maxが349ドルとか、399ドルという価格で登場してくれれば、iPhoneのついでに、夫婦で1台ずつ、ともっと大きな需要を見込むことができたのではないか、とすら思います。そうできなかったのは、やっぱり開発費や実際の部品にお金がかかっているからだろう、と予想しています。

そう考えたので、レビューはこれからですが、音質は相当良いレベルを実現しているのだろう、と楽しみにしているところです。

AirPods Maxからグレードダウンする部分があるとすればドライバーやイヤーカップのサイズなどになると思いますので、コストダウンして投入すべきかどうか疑問も残ります。販売が続いていくうちに、値下がりしていく形で、AirPods Proと価格が近づいていくのかもしれません。

●ヒヤラブルな未来


また別の方向から考えてみると、AirPods Maxの登場は、「ヒヤラブル」デバイスとしての面白みもあります。デジタルクラウンがついた丸みを帯びたAirPods Maxを見て、シルエット的にApple Watchに似ている!と思った方もいるのではないでしょうか。








Apple WatchにはSシリーズのチップが搭載されていますが、つい最近HomePod miniにS5が搭載され、コンピュテーショナルオーディオを行う頭脳として活用できるという気づきがありました。ただ、S5とH1でオーディオ処理の性能を比較すると、後者に軍配が上がるのかもしれません。

A8搭載のHomePodや、H1搭載のAirPods Pro/Maxは、環境音を拾ったノイズキャンセリング、イコライジングといったフィードバックの仕組みや、音を立体的に構成する空間オーディオのような「サイコ・アコースティック」技術を必要としています。しかしS5を搭載したHomePod miniは、再生する前のオーディオ処理こそしますが、そこまで複雑な処理をするわけではなさそうでした。

H1チップの10コア、秒間90億回のオーディオ処理をすることができ、より高性能。しかしそれ以外のアプリ処理を実現できるわけではないので、H1とSシリーズの組み合わせや、将来のSシリーズがH1並のオーディオ処理を実現する性能を向上させて搭載。

こんなパターンでAirPods Maxに入ると、単体での通信の可能性が開けてきそうです。Apple MusicやPodcastなどを単体再生したり、保存しておいた音楽を再生できる仕組みは、ヘッドフォンの未来、という感覚を強めてくれます。

おそらくiPhone、Apple Watchは残り続けますから、AirPods Maxが通信に対応しても、どこで使うのか悩むところではありますし、複数の電話番号を1つの電話番号に紐付ける、キャリア側の対応も必要そうです。







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ただヘッドフォンをかけるだけで、好きな音楽を最高の音で再生してくれる、声でナビもできる、通話にも出られる、メッセージも返せる、というヘッドフォンは、アクセシビリティの観点からも実現してほしいと思いました。

でも、視聴したらそんな未来像が吹き飛ぶぐらいの高音質を体験できれば、それはそれで大満足だと思います。

 


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apple  Appleがヘッドフォンの極限を目指すとどうなるのか? 「AirPods Max」への期待

2020-12-10 09:40:24 | デジタルニュース

突如発表された「AirPods Max」。発売は12月15日からだ

「Max」という製品名や税別6万1800円という価格を見れば分かる通り、AirPods Maxは万人向けのものではない。今のAppleができる「最善」を尽くせば、どんな物が作れるのかを示した製品だ。同じAppleからは、もっとリーズナブルなAirPods(同1万7800円)やAirPods Pro(同2万7800円)、オーバーヘッド型でもApple傘下のBeatsブランドからBeats Soloなど多彩なヘッドフォンが発売されている。









だが、この製品は6万円超えの決して安価とは言えないヘッドフォンだ。Appleにとって、現在の“Max”を尽くしたヘッドフォン。いったいどんなものなのか楽しみではないか。

今できるヘッドフォンデザインの極限


情報を整理していくと、この製品は「見た目」や「つけ心地」、つまり視覚と触覚も含めたプロダクトデザイン、「音質」を含めた音の体験、つまり聴覚の3つベクトルで現在のAppleのMaxを尽くしているようだ。

まずはデザインから見ていこう。

何と言ってもシンボリックなのは、5色のバリエーションが用意されたアルミのイヤーカップだ。使う人の耳にフィットする、形状記憶の緩衝用クッション(交換可能)がマグネットで吸着。クッションの内側は、どちらの耳用かが分かるように大きな文字で記されたニットメッシュでスピーカーグリルをカバーしている。
スペースグレイ、スカイブルー、グリーン、ピンク、シルバーと全5色を用意する。まるで、新型iPad Airのカラーバリエーションにそろえているかのようだ

イヤークッションの内部にLとRの文字が見える

右耳用イヤーカップの上面には、Apple Watchのそれと良く似た竜頭のDigital Crownが配置されている。これを右手の親指で回して音量を調整したり、曲送りやSiriの呼び出しをしたりするようだ。

反対側にはボタンが付いているが、これはノイズキャンセル機能のオン/オフボタンだ。オフにして外部音の取り込みモードにした時は、まるでヘッドフォンを装着していないかのように曇りも遅れもなく外部の音が耳に届き、スイッチをオンにするとその音がスーッと消えていく仕様はAirPod Proと同じようだが、同社が「Max」を尽くしたという本製品で、ノイズキャンセルと外部音取り込みモードの質が、どの程度向上したかは気になるところだ。









イヤーカップの中央には、望遠鏡のように伸びるステンレスのテレスコーピング・アームが取り付けられている。どのように取り付けられているかは実物がないので確認できないが、初めて液晶ディスプレイを採用したiMac、iMac G4のネックに似ている印象だ。イヤーカップが自由自在に、どの向きにでも調整できて耳にフィットするようだ。
耳が当たる部分にはイヤークッションがあり、竜頭のDigital Crownやノイズコントロールボタンが右耳側に用意されている。

その上にはステンレス製のヘッドバンドが伸びているが、肌に触れたときに心地よいように製品色のソフトな素材でコーティングされているように見える。左右のヘッドバンドをつなぐのはニットのキャノピーで、製品に伸縮性と柔軟性を与えるだけでなく、メッシュ状にして通気性をよくすることで、長時間の装着で生じるムレなどを防ぐ狙いもあるようだ。

この辺りは、Apple Watchの開発でウェアラブル、つまり身にまとう製品にも手を出した同社が、この数年間、素材選びも含めて技術を磨いてきた部分である。

2020年のAppleにできる最高の音質


では、肝心な音はどうかというと、一般的なヘッドフォンの中では高価格帯ということもあって、やはり、この部分に力を入れているのだろう。オーディオ好きや製品デザインに興味がある人には、是非とも研究してほしい部分だ。

まず機構的な部分から紹介していく。

ニットメッシュの内側にあるのは、同社が独自開発した40mm径のダイナミックドライバーだ。ドライバーは、強力な磁力を持つネオジウム磁石のモーターを使用する。これは高級なフロアスタンドスピーカーなどに使われる最強の天然磁石だ。この磁石の採用により、最大音量を含む全音域で生じる音の歪みを1%未満に抑えているという。









だが、強力な磁石で正確な振動を生み出したからといって、全ての人がどこにいても完璧な音を楽しめるとは限らない。今いる場所や人の耳の形、髪型によってもイヤーカップ内の密閉度や気圧は変わる。

そこでAppleは、まず独自設計の排気弁を用意して、空気圧の違いなどで振動板に影響が出ることを防いでいる。
内部の機構。ダイナミックドライバやアクティブノイズキャンセリング用のマイクなどで構成される

と、ここまでもかなりすごいが、実はこれもまだ序の口だ。こうやって機構的にも最高の音を鳴らせる状態を作っておいた上で、同社は最近お得意な“Computational”、つまり機械学習を使ったデジタル処理による高音質化も行っている。

iPhone 12 Proが、機械学習処理によって、他のカメラでは撮れない、頭の中における印象通りの風景を捉えて再現してくれるように、AirPods Maxも、HDR、つまり極めてダイナミックレンジが広い超リアルな音を再現すべくチューンされているようだ。

そのオーディオ処理を行っているのが、本製品では何と2つ搭載されているというH1プロセッサだ。それぞれにオーディオ処理をするためのプロセッサコアが10個搭載されており、毎秒90億の音の処理が実行できるという。恐らく、これまで発売されたあらゆるヘッドフォンの中ではMaxの性能だろう。

だが、そのMaxの性能で何をやっているのか。利用者の耳に届く音をモニターして調整しているのだ。同社がAdaptive EQと呼ぶ技術で、イヤーカップ内の中音域と低音域の音をリアルタイムでモニターして調整し、その際にAirPods Maxの装着感や密閉度なども機械学習により判別しているようだ。









人はどんな髪型をしているか、眼鏡をかけているか否かでも、ヘッドフォンの密閉度やフィット感は変わってくる。こういったことを全て考慮した上で、常にできる限りMaxの音質を実現するための「音質専用AIプロセッサー」を2個備える。いったい、どこまですごい音になるのか楽しみではないか。Appleはこの技術により、音楽に詰まったあらゆるディテールが耳の中で再現されるとしている。

もちろん、これに加えてAirPod Proでも実現している「空間オーディオ」などの技術も搭載済みだ。

AirPods Proのアップデートで実現した技術のため、まだ試していない人がいるかもしれないので簡単に解説するが、初めて体験すると衝撃を受けるほど驚異的な機能だ。

例えば、あなたがヘッドフォンをつけてMacで映画を見ていたとしよう。右から列車が迫ってくるのが音でも分かる。ここで、あなたが急に左肩をたたかれて首を横に向けたら、どうなるだろう? 電車が迫ってくる音は、首の向きは変わったのに相変わらず右耳から迫っており、映画の中での列車の動きと、音の動きに破綻が生じてしまう。

ではヘッドフォンを外したらどうなるのか。実は最近のMacにおける臨場感のある音は、特殊なソフトウェア技術を使い、自分の顔が画面の方を向いている時に立体的な音が生じるように設計されている。つまり、横を向くと確かに音が鳴っているのは映像の列車と同じ川のスピーカーだが、音の臨場感と映像の臨場感に破綻が生じてしまう。

これに対してAirPods Proで、そして新たに発売されるAirPods Maxで空間オーディオに対応した映画を、この機能をオンにして見ると、ヘッドフォンが頭の向きを検知して、ちゃんと映像の中の動きと、音の動きの破綻をなくしてくれるのだ。









ブランドバッグのような専用ケースも付属


あまりに自然に実現しているので、気が付かない人がいるかもしれないが、これまでどのヘッドフォンでも実現していなかった技術だ。まさに音のVR(バーチャルリアリティー)、あるいは音のAR(仮想現実)とも呼べそうなすごい技術だ。残念ながら、最も手頃なAirPodsでは利用できない機能だが、この機能の質が、音質も優れたAirPods Maxでさらにどのように進化するのかも楽しみなところだ。

ちなみに、AirPods Maxの動作時間は連続20時間だが、これはプロセッサパワーを消費するノイズキャンセル機能や空間オーディオ機能をオンにした状態での動作時間で、実際の利用でどこまで持つのかも気になるところではある。

どこかFENDIの人気バッグ「Peekaboo iconic」を思わせる付属のスマートケースに入れておくと、埋め込まれたマグネットで超低消費電力モードに切り替わり、使用していない間の電力を温存してくれる。

 唐突な発表から1週間後となる、12月15日から発売されるAirPods Max。シルバー、スペースグレイ、スカイブルー、ピンク、グリーンという5色、税別6万1800円でAppleのMaxが詰まったヘッドフォンだ。期待度Maxでレビューできることを楽しみにしている。



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100均・スリコにはない!"可愛すぎ"て爆売れの予感♡今欲しい

2020-12-06 20:24:36 | デジタルニュース

100均・スリコにはない!"可愛すぎ"て爆売れの予感欲しい「マスクグッズ・カレンダー」5選




こんにちは、ヨムーノライターのTOMOです!白い毛で覆われた丸いフォルムがかわいいとSNSでも人気を集めている「シマエナガ」。北海道に主に生息しているシマエナガの体長は約14cmと鳥の中でも小さく、真っ白な毛をまとい雪国を舞う姿から「雪の妖精」の愛称でも親しまれています。









シマエナガの丸いフォルムが見られるのは冬毛のとき。そう!まさにこれからがシマエナガの季節なのです。そこで、この記事では動きが早く写真を撮ることも難しいと言われるシマエナガグッズをご紹介します。

最近は街中でもシマエナガグッズを見かけるようになりましたが、それでも種類には限りがありますよね。

minneにもハンドメイドのシマエナガグッズが多数販売されているので、お好みのグッズを探してみてはいかがでしょう。

シマエナガ柄のマスクでいつも一緒♪




最初にご紹介するのは、シマエナガが描かれている生地を使用して作られたマスクです。いろんな表情のシマエナガがいて、見ていて飽きないですね♪

表地はオックス生地、裏地にはダブルガーゼが使用されているので、しっかり保温しつつ息苦しさも感じずこれからの季節でも安心して付けられます。

今はマスクが付けることが当たり前の世の中になってしまいました。 マスクでおしゃれを楽しんだり好きな柄を選んだり、いつまで続くか分からないマスク生活の中ではとても重要な事。

シマエナガと一緒にお出かけを楽しんでみてはいかがでしょう♪

エチケットアイテムもシマエナガで!




エチケットアイテムとして必需品となったマスクケースもシマエナガと柄で統一!シマエナガが寄り添っている姿はとてもキュート!いつまでも見ていられます♪

マスクの着用も当たり前になりましたが、マスクケースを外出時に持ち歩くのも当たり前になりつつあります。食事の時やメイク直しのときにあると、外したマスクの置き場所に困らずとても便利なアイテムですよね。















こちらのマスクケースは布製なので、洗濯することが可能です。気になるときに洗えば清潔を保つことができます。

表地と裏地の間に接着芯を使っているので、洗濯しても型くずれしないように作られているのも作家さんの心遣いが感じられます。お出かけのときは、バッグにシマエナガを忍ばせといてみては?

閉じ込められた雪の妖精?!シマエナガマスクチャーム




こちらは、シマエナガが宝石の中に閉じ込められてしまったマスクチャームです。

大きさは幅が1.5cmとそれほど大きくありません。ワンポイントアクセントとしてマスクでおしゃれを楽しむにはぴったりなサイズ!

チャームはマスク以外にもファスナーに取り付けることもできる万能アイテム。引っ掛けるところがあればどこにだってシマエナガを取り付け可能です。

シマエナガ好きなら、チャームはひとつ持っているといいかもしれませんね♪

季節の飲み物を飲んでいる?シマエナガ卓上カレンダー




こちらは、毎月異なるシマエナガの姿が楽しめる卓上カレンダーです。ぜんざいにラベンダー、パンプキンスープと季節のドリンクをシマエナガが飲んでいる…と見せかけて、ほとんどが温泉のように使っていますね!またそれも、可愛い...。

カレンダーは裏表になっています。 イラストの下には1ヶ月の日付が羅列され、反対側には書き込み可能なカレンダーがデザインされているのでシマエナガが大きくプリントされているのも魅力的。









現在は予約販売です。来年のカレンダーの購入がお済みでない方は、シマエナガと1年間を過ごしてみてはいかがでしょう。

これからの季節はシマエナガと一緒に過ごそう♪


minneには実用的なシマエナガグッズがたくさん販売されています。

探していたシマエナガグッズが見つかるかもしれません。探しているシマエナガグッズがある方はminneを覗いてみてくださいね。

実際に野生のシマエナガを見ることができない地域の方も、グッズで癒やされてみてはいかがでしょう。


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堀江貴文「日本の食文化とインフラが世界最強」 堀江 貴文

2020-12-02 14:39:19 | デジタルニュース





それでも君はどこにでも行ける

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堀江氏がコロナ以降の日本の強みについて語ります(写真:光文社提供)


国境をはじめとする、分断のラインは地図にはない。 あるのは君の頭の中だ――。堀江貴文氏の新著『それでも君はどこにでも行ける』から一部を抜粋・再構成し、堀江氏のメッセージをお届けします。

日本を世界のほかの国と比較すると、やはり際立つのが「安さ」である。円の価値、物価も人件費も相対的に、先進国のなかでは、もう上位にはない。安上がりで、上質なサービスを海外に提供できる、コスパのいい国に分類されつつある。









堀江貴文「テレビの役割は終わりつつある」

コスパの良さゆえ、海外からの旅行者の人気を集めるのは、悪いことではない。しかしそのニーズ一辺倒になってしまうのは、あまり歓迎できないだろう。

安売りを避けつつ、アジア最先端の成熟都市としてのブランディングを、グローバル市場でアピールしていく姿勢が大切だ。

実際のところ、東京を筆頭とする日本の都市部は、世界でも稀なポテンシャルを持っていると言えるだろう。

世界最強のインフラと食文化


テロなど、危険な事件が起きる可能性も、諸外国と比べれば圧倒的に低い。商業施設などで手荷物検査といったセキュリティ対策をほとんど行っていないにもかかわらず、ここまで治安が保たれているのは、奇跡のような話だ。

交通インフラも世界に誇れるものだ。列車の安全性とダイヤグラムの精緻さについては世界でも間違いなくナンバーワンだし、人口比で考えれば、道路の渋滞だってひどくない。

江戸時代から拡大を続けながら、大震災や戦禍にまみえても再生し、綿密に都市機能を練り上げてきたのが東京という都市なのだ。









また、飲食店の美味しさやヘルシーさ、サービスの質は、やはり突き抜けている。

食が強い都市は世界中にいくつもあるが、寿司や洋食や中華のハイエンドはもちろんのこと、居酒屋やラーメン屋、ファストフード、さらにはコンビニ弁当まで、まず大きく外さないレベルで提供してくる都市を、僕はほかに知らない。

だから、アジアの金持ちたちが、こぞって日本の高級店に押し寄せるのは当然なのだ。僕が手がける都内の「WAGYUMAFIA」の店も、コロナパニックの前は、海外からの客で大盛況だった。

整ったインフラと治安の良さ、コスパのいいグルメと、観光都市の最強のカードがコンボで揃っている。アジアの他国を圧倒できる価値と言っていい。

魅力あふれるのは、東京だけではない。北京・ソウルなど海外へのアクセスが良く、アジアの新たなハブ都市になりつつある福岡、カジノ構想で海外からの莫大な投資を狙う大阪、このあと詳しく触れるが、人気急上昇中の北海道・ニセコなど、東京以外の地方都市も、新しい発展を遂げつつある。

リモートワークの浸透で、地方の重要性とパワーが、さらに増している。東京に一極集中していた価値は、テクノロジーの力で急速に、地方へ分散しているのだ。

コロナ禍以降の成熟国家の成功モデルに


確かに日本は、バブル崩壊以降「失われた時代」を強いられたかもしれない。だが、国全体の本質的な価値は決して失われておらず、むしろグローバリズムの潮流のなかで、増しているのではないか。

コロナパニックでは、しばらく混乱が続く。不安が去るまでには、何年もかかるだろう。けれど新型コロナウイルスによって、多くの価値が奪われたわけではない。

ウイルス禍で世界は「閉じた」。しかし、日本は歴史的には鎖国などの「閉じた」政治の先駆者の国とも言える。ガラパゴス的に発展してきた島国の文化は、コロナ時代への順応に対し、先んじた強みとなるはずだ。

閉じてきた利点を生かすという発想が、もしかしたら日本オリジナルの発展モデルかもしれない。規制を厳しくするということではなく、むしろ逆に行政レベルで規制緩和を断行するといい。

あえて攻めに転じて、「開く」ことにより、活路は開けるのではないか。コロナ禍以降の、成熟国家の成功モデルとして、日本が世界の手本になる可能性は十分に残っている。




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科学  解説『闇の脳科学』歴史の隙間に滑り落ちた医学

2020-11-30 17:46:47 | デジタルニュース


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apple 「Apple M1」のMacBook AirとPro、Mac miniを3台まとめて実力チェック 驚異的な性能が明らかに

2020-11-18 11:10:42 | デジタルニュース



 初のMac向けApple Siliconである「Apple M1」を搭載した「MacBook Air」「13インチMacBook Pro」「Mac mini」の性能をまとめて評価してみた。結論からいえば、性能は極めて良好だ。Apple自身が訴求しているように、消費電力あたりのパフォーマンスでは突出している。
左から「Apple M1」を搭載した「MacBook Air」「Mac mini」「13インチMacBook Pro」。見た目は従来のIntelプロセッサ搭載モデルと変わらないが、中身は大きく変わった

絶対的な性能においても、15型以上のサイズが大きなノートPCを除けば、モバイルPCとしてライバルがいないほどの高性能だ。CPUだけではなく内蔵GPUまで速い。

台湾のTSMCによる最新の5nmプロセスで製造される160億トランジスタの高性能SoC(System on a Chip)とはいえ、「パソコンという領域でIntelをここまで引き離したのは驚き」というぐらいに高い。

しかし一方で、「スイートスポット」ともいうべき性能面でのおいしい領域は意外に狭いようだ。電力あたりのパフォーマンスは、Apple自身が10W時でIntel最新世代の2倍に達すると主張していたように、使える電力に制約がある場合の性能は非常に高い。

一方で多くの電力消費を許容したからといって、大幅に高性能になるわけでもないようだ。

また互換性の面でも、Intel Mac環境がどこまで引き継げるのか、Intel向けに開発されたソフトウェアが快適に動作するのかといった疑問が当然ながら出てくる。

このコラムではM1の性能とmacOS Big Surでのソフトウェア互換性、それにCore MLを通じたNeural Engine活用などについて話を進めていく。

TDP 10~15WにスイートスポットがあるApple M1


AppleのM1には、IntelやAMDの製品のようなプロセッサー・ナンバーやモデルナンバーが存在せず、動作クロック周波数も公開されていない。最高クロック周波数は3.2GHz(iPhone 12の「A14 Bionic」は3GHz)だが、実際にこのクロック周波数で動くかどうかはアプリの状況や動作環境(主に温度)に応じて変化する。

Appleは公に具体的な熱設計電力(TDP)の数字は明かしていないものの、M1搭載の13インチMacBook Proは、IntelのTDP 15W枠で設計された13インチMacBook Pro下位モデルと同じ筐体(底面の端に通風口がないタイプ)を採用している。
M1搭載13インチMacBook Proは従来同様にファンを搭載する

また、MacBook AirはIntel時代にTDP 12~13W程度で使っていると予想されていた(直近のIntelモデルはTDP 10Wのプロセッサ採用)が、Appleが新しいMacを発表したときの資料などから考えると、M1搭載のMacBook AirはTDP 10Wで設計されているものと予想される。こちらは冷却ファンのないファンレス設計だ。
M1搭載MacBook Airはファンレス設計だ

一方のMac miniはといえば、TDPが最大65Wの構成にも耐えうる冷却システムがあり、実際にIntel版も上位モデルには残されている。MacBook Airの10W程度、MacBook Proの15W程度とは大きく乖離(かいり)した熱設計だ。
M1搭載Mac miniもファンを装備しており、13インチMacBook Pro以上に放熱設計に余裕がある

そこで、熱設計の違いによって製品ごとのパフォーマンスがどの程度変わるのかをまずは探ってみた。

使用したのはCPUのベンチマークテストであるCinebench R23で、M1にネイティブ対応したバージョンがMac App Storeに登録済みだ。M1ネイティブのベンチマークテストは他にもGeekBench 5があるが、熱設計によるパフォーマンスの違いはCinebench R23の方が見通しやすい。

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Cinebench R23には継続して10分あるいは30分、3DレンダリングをCPUで行うモードがあり、全てのプロセッサコアがほぼ100%の利用率で張り付く。

この状態でも最初の一周(1枚の絵を完成させるまで)は差がほとんど出ない。違いが出るのは10分間動かし続けた後、最後の一周となった際のスコアで、Cinebench R23ではこのスコアが公式な値となる。

結果としては、高負荷が続いた場合はファンレスのMacBook Airより冷却ファンのある13インチMacBook Proの方が高性能ではあるものの、違いが明確に出始めるのは3周目ぐらいからだった。30分間連続でテストを実施すれば有意な差は出てくるものの、日常的な使い方で違いを感じることはまずないだろう。

一方で13インチMacBook ProとMac miniの差は極めて小さく、30分間連続でテストを続けてやっと少しだけ差が出る程度だった。これらのことから、M1と組み合わせるコンピュータのTDPは10~15Wあたりにあるようだ。

スロットリングが入ってもTDP 28WのTiger Lakeより高速


Cinebench R23のスコアは、M1搭載Macのどのシリーズでもシングルプロセッサで1470程度、マルチプロセッサで7800程度だ。しかし、30分間テストし続けるとMacBook Airのスコアはマルチプロセッサモードで6600程度まで落ちる。一方で13インチMacBook Proはマルチスコアが7450程度までしか落ちず、Mac miniに至っては全く落ちなかった。







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しかし、そんなMacBook AirでもIntelの第11世代Core(開発コード名:Tiger Lake)であるCore i7-1165G7を搭載したノートPCがTDP 28Wモードで出す一般的なスコア(4900程度)より高性能だ。M1は高性能コアと高効率コアの両方がフルに稼働するよう最適化がしっかり行われているからということもあるだろうが、発熱によるパフォーマンス抑制(スロットリング)が入っても、十分に高い性能を維持できている。

実際、M1を搭載したMacBook Airはとても高速な一方、発熱を感じることはなかった。例えば、Macをセットアップしてメールの同期が始まると、既存メールデータベースの再構築とともに検索用インデックスの生成が始まる。このとき、本体が発熱して激しく冷却ファンが回る経験をした方も多いだろう。

ところが、そんな状況でもM1搭載のMacBook Airはほとんど熱を出さない。それどころか、GPUに負荷をかけてみようと3Dアクションゲームの「Little Orpheus」をプレイしていても、全く温度に影響はなかった。しかも、このゲームはIntel向けだ。GPUを使う際のAPI(Metal)はエミュレーションでもほとんどパフォーマンスが変化しないため、電力効率もいいのだろう。

もちろん、これはM1搭載の13インチMacBook Proでも同じだ。こちらは冷却ファンがあるが、本体に厚みがある分、放熱の余裕があるためか、これがほとんど回らない。冷却ファンの存在により、連続的な負荷がかかる状況でも性能が落ちずに済むものの、多くの場合、その助けを借りる必要はないということだ。

このような状況であるため、恐らくは稼働しているだろうと思われるが、Mac miniの冷却ファンに至っては動いているかどうかさえ確認できないほどである。


Intel Mac向けのアプリでどれくらいパフォーマンスが出せるのか


次に動画編集アプリ「Final Cut Pro」で12分のフルHD・30P動画をH.264で書き出してみた。以下がその処理時間だ。

  • M1搭載MacBook Air:2分57秒

  • M1搭載13インチMacBook Pro:2分57秒

  • M1搭載Mac mini:2分55秒

  • Intel Core搭載16インチMacBook Pro(2020、i9モデル):2分23秒

  • Intel Core搭載13インチMacBook Pro(2018、上位モデル):11分7秒


M1搭載Macの3シリーズはほぼ同じ結果だった。16インチMacBook ProはCore i9搭載モデルのためM1を超えているが、スタンダードモデルならば同等、あるいはM1の方が高速となる可能性もある。

処理後の筐体はファンレスのMacBook Airでもほんのりと暖かい程度だ。一方で、16インチMacBookProに搭載されているCoffee Lake-Hの8コアプロセッサは高性能だが冷却ファンで排熱してもかなり高い温度だった。製造プロセスも性能の上限も異なるとはいえ、ファンレスのMacBook Airでも処理能力が落ちないことは驚きだ。

【訂正:2020年11月18日0時45分 上記テスト結果はIntel Mac向けアプリではなく、ネイティブアプリのFinal Cut Proでの計測によるものでした(編集部)】

さらにIntelプロセッサ向けに開発されているアプリの速度をチェックするため、Adobeの写真編集アプリ「Lightroom」を「Rosetta 2」によるエミュレーションで動かし、「RICOH GR III」で撮影したRAWファイルを20枚現像してJPEGで書き出してみた。

  • M1搭載MacBook Air:22.5秒

  • M1搭載13インチMacBook Pro:22.5秒

  • M1搭載Mac mini:22.5秒

  • Intel Core搭載16インチMacBook Pro(2020、i9モデル):20.3秒

  • Intel Core搭載13インチMacBook Pro(2018、上位モデル):36.4秒


こちらはM1搭載モデルで全て同じ結果だった。詳しくは後述するが、Rosetta 2によるエミュレーションでは3割ほど性能が削がれるといわれているため、LightroomがM1に対応すれば、ここからさらに3割程度の性能改善が期待できる。

M1搭載のMacBookだったら選ぶべきかAirか、Proか


ここまで読み進めてきたとき、「自分にとってのベストな選択肢はMacBook Airではないか」と思っている方も多いのではないだろうか。実際、大多数のユーザーにとってMacBook AirがM1搭載Macの中で最も適していると思う。

簡単に、M1搭載13インチMacBook Proとの違いを書き出してみると

  • 重量はAirの方が110g軽量

  • ProはTouch Barを搭載

  • Proはスタジオ品質のマイク(方式は同じだが音質が異なる)を搭載

  • バッテリー容量はProの方が大きい(Proは58.2Wh、Airは49.9Wh)

  • ディスプレイ最大輝度はProの方が高い(Proは500nits、Airは400nits)

  • トラックパッドはProの方が大きい

  • 付属するUSB-C電源アダプターの出力はProの方が高い(Proは61W、Airは30W。充電時間の違いはあるが相互に利用は可能)

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といったところだが、MacBook Airは今回のモデルからPro同様、Display P3対応の広色域ディスプレイに切り替わった。最大輝度こそProよりも低いが、実際の利用場面で不足することはない。恐らく、HDR対応コンテンツを編集する際に、少しばかり高輝度部の見通しがよい程度の違いしか感じないだろう。







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バッテリー容量が大きく、同じ条件で使っていれば13インチMacBook Proの方がバッテリー駆動で長く使えるが、一方でM1が省電力なこともあって、MacBook Airでもなかなかバッテリーが減らない。では13インチMacBook Proのバッテリー容量はオーバースペックかといえば、モバイル環境で動画編集やRAW現像などメディア処理を行う際などには、やはり絶対的に容量の大きなバッテリーは安心感がある。

Touch Barを使うアプリもあるため、最終的には最小構成で3万円の価格差を考えた上で、使い勝手の違いで選ぶ他ない。

なお、Mac miniに関してはMac向けのアプリを書いている開発者にとって便利なことは間違いない。IntelプロセッサからM1となってiPhone・iPad用のプログラムコードを変換せずに実行できるようになったため、それらのアプリ開発を行う際、ARMネイティブのコードでテストを行える。

もっと一般的な用途としては、冷却ファンの音をほとんど気にせずに作業ができるデスクトップコンピュータとして有益だろう。

音楽制作アプリの「Logic Pro」にサンプルで添付されているBillie Eilishの「Ocean Eyes」プロジェクトを再生してみたが、多様なプラグインを使って多重録音されているプロジェクトの再生時、MacBook AirのCPU負荷は100%に満たなかった(macOSでは8コアCPUの場合、最大値は800%となる)。音を扱うアプリ向けにも、Mac miniは有益といえそうだ。

Intel Mac向けアプリ、iOS・iPadアプリの互換性は?


パフォーマンスの次は、どのぐらいIntel Mac向けアプリが動作するのかが気になるところだ。まず主要なアプリは、1~2カ月程度の間にはM1に対応したバージョンへと更新が行われるようだ。

6月のWWDC(開発者会議)では、Apple独自のプロセッサに対してMicrosoftとAdobe Systemsが対応することを発表していた。現時点では両社ともM1対応のバージョンをリリースしていないが、関係者への取材によるとおおむね12月までには主要アプリがそろう模様だ。

またIntel Mac向けアプリも、おおよそ30%程度のパフォーマンス低下で動作するようだ。やや反則ともいえるが、旧バージョンのGeekBench 5をコピーして実行したところ、30%程度のCPUパフォーマンス低下が観測できた。実際のアプリを使ったテスト結果は前述の通りだ。

また3DやGPU活用のAPIであるMetalを通じた処理に関してはオーバーヘッドはなく、ストレートに内蔵GPUの優れたパフォーマンスを生かせる。Intel向けゲームの大多数が快適に動作するのは(中には途中で止まるものもあった)Metalのオーバーヘッドがないためだろう。

一方、Windowsの仮想化を行うアプリが使えないなどの非互換もあるが、筆者が使っている範囲で困ることはなかった。むしろiOS・iPadOS向けアプリとの互換性の方が有益と感じたほどだ。







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もちろん、全てのiOS・iPadOS向けアプリが動作するわけではない。GPSやジャイロセンサーなど、iOSやiPadにしか搭載されていないようなハードウェアを求めるアプリは利用できない。

例えばフィットネスバンドとの接続と、バンドから得られるデータの分析などを閲覧できる「Fitbit」のアプリはM1搭載Macで動作したが、「Nike Run Club」はアプリ自身がGPSデータを利用してランニングパフォーマンスの記録を行う機能があるためか、M1搭載Macでは動作しない。また、どうやらmacOS向けにアプリが提供されているものは、iOS・iPad版を使いたくとも見つからないようだ。

もちろん、たくさんあるiOS・iPad用アプリの全てがmacOSでの動作を確認されているわけではなく、運用はユーザーにまかされている面もある。とはいえ、手持ちのiOSアプリの大多数は動作する。中にはmacOSからは利用できないサービスのアプリもある。

Boot CampやWindowsエミュレーションとの比較はできないものの、個人的にはiOSアプリとの互換性の方がトータルでは利益が大きいと感じている。

Appleの移行計画はかなりの長期に?


これまでもAppleは「移行には2年かかる」と話してきた。今回の3製品のリリースはスタート地点を定めたにすぎない。つまり、完全にMacがApple独自プロセッサに移行するのは、最短でも2年後ということになる。

それまではIntel製プロセッサを搭載するMacも提供され続け、ソフトウェアはRosetta 2のもとでエミュレーションされるだけではなく、IntelでもAppleでも、どちらのプロセッサでもネイティブで動作するUniversalアプリに切り替わっていくのだろう。

開発ツール面での切り替えの準備は相当前から行われていたようで、戸惑いの声は聞こえてこない。また、Core MLを通じて開発されてきたAI処理に関しては、Neural EngineやMLアクセラレータなどに翻訳されるため、既存アプリのままでも高性能が出るという。ゲームがエミュレーションで高速なのも同様で、間にAPIが入っているからこそ、シンプルに互換性が取

開発者に話を聞いてみても、Xcodeを用いて開発している限り、大規模なアプリも含めてM1に対応することは難しくないと証言する。とりわけMetalを用いたアプリの性能は良好で、Inte製プロセッサとApple Siliconが混在していても困ることは少ないという印象を受けた。

もちろん、デベロッパーの中にはテスト工程が増えるという声もあるが、ツールが進化している分、過去のアーキテクチャ移行よりもずっとスムーズに進みそうというのが個人的な感想だ。

一方で、移行計画はゆっくり進むものと思われる。M1は省電力で電力あたりのパフォーマンスが高い製品という領域で圧倒的な性能をみせているが、多くの電力消費を許容したとしても性能は上がらない。

ということは、もっと高性能が求められる領域では、別の解決策が提案されることの裏返しでもある。しかし、来年末までにM2、そしてIntelからの移行にかける時間からすると、2012年末までにはより大きな規模のシステムに対する回答が用意されるのだろう。

M2でノート型の上位、大型モデル(具体的には16インチMacBook Pro)を置き換え、M3でデスクトップやハイパフォーマンスコンピューティング向けまで用途を広げるだろうとみているが、それぞれがどのタイミングで提供されるかまでは分からない。

M1はTSMCの最新プロセスで生産されており、Appleは同社の最も重要な取引先の一つであることは間違いないが、今後は他社も同等の生産プロセスを用いた新しいSoCを開発してくる可能性がある。

Appleの行動が正しかったのかどうかは、来年あるいは再来年の同じ時期になれば、自ずと答えがでているはずだ。


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2=社会における解体と変身  2 = Dismantling and transformation in society

2020-11-06 17:45:00 | デジタルニュース


 

 

2=社会における解体と変身

《破局からの創造》理論

現代創造理論の世界的権威とされる市川亀久弥教授は、著作「破局からの創造」において、破滅に真面した現代文明の危機につき、つぎのように述べておられる。

 ″社会システムの変遷パターン″という項で、氏は、まず初めに、ヒトの生産能力のおそるべき増大を論ずる。

 すなわち、ヒトの歴史において、今から一千万年、ないし一万年くらい前までは、ヒトの生産出力は、だいたい八分の一馬力、ないしI〇分の一馬力くらいであった。もっとも単純な人力時代だったわけである。

 ところが、一万年前くらいになると、古代国家が誕生することになり、大型動物の飼い馴らしがはじまって、これを動力として活用することになり、これが、一馬力、すなわち馬一頭分の出力数の段階に入る。

 それがしばらくっづいて、数百年くらい前の段階になると、機械が発明される。そして、千馬力というような、当時の動力源としては面期的な規模に立つスチームーエンジン(蒸気機関)が出現する。

 これが、現代の原子力時代にひきつがれてくるわけなのだが、いきなり原子力の力にふれる前に、たとえば、先年のアポロ11号を飛ばせたサターン5型ロケットの出力をとりあげてみると、なんとこれは、一億六千万馬力という想像を絶した馬力数なのである。この値は、いまから百年くらい前の段階とくらべて考えてみても、一基あたりの馬力数が、約二八万倍になっている。さらにさかのぼって、ネアンデルタール人の生きておったあたりから、古代国家が誕生して最盛期になるあたり(奴隷労働社会)にまでさかのぼって比較すると、実に二八億倍ということになる。

 つぎに、スピードの増加による運動エネルギーの増加の度合を考えてみると、いま、ヒトは、

ようやくI〇〇メートルをI〇秒フラットくらいで走っている。だから、ち・ようど一秒間に一〇メートルの速度で走っているわけだ。ところでいまさきに述べた宇宙ロケットが地球引力圏から月に向かって発進したときの速度は、秒速一一・ニキロということであるから、だいたい、ヒトの1000倍である。スピードが}○○○倍ということであれば、運動予不ルギーの増加分は、運動の方程式により、VV 1Amv2であるから}合飛倍、ナなわち百万倍ということになるわけである。

 このように、人類史において社会システムが駆使する動力予不ルギーの増大傾向は、過去から現代に接近すればするほど、急角度に増大しているのであるが、それでは、こういう動カエネルギーの増大に対して、それをうけいれているところの社会機構、社会体制というものはいったいどのような変化をしているかというと、それは、つぎのように変わってきている。


 原始家族共同体―氏族社会-古代社会・国家の誕生II神聖王朝その他の封建体制-現代・民主的近代体制、という変遷である』


 市川氏は、この変遷を、それぞれの社会的出力規模(生産力)に対応した制御パターンの変化にほかならないと断定する。

 氏は、大阪大学の石谷清幹教授の発見した技術の一般法則「一定の技術装置には、その技術装置を成立させている方式に対応した最適の出力規模がある」という、規模(量的内容)に対応するシステム原理(方式)の基本法則が、そっくりそのまま、社会と、社会が持つようになった生産出力との関係に適用されるのだと説く。〃最適の出力規模″をけるかに超えた千不ルギーはその技術装置を破壊してしまう。

 つまり、ヒトが持つ動力エネルギーの規模に応じて、それを受けいれる社会体制もまた、それに相応した規模の制御パターンを持だなければならない、ということである。実際の歴史をしらべてみても、昆虫の成長過程にあらわれてくる″脱皮現象″と全く同じように、その規模の段階に対応して社会変革がなしとげられているのであって、それが今日までの人類史にあらわれてき

ている政治革命とか宗教革命というものなのだと市川氏は論断する。

 もしも、動カエネルギー(生産)の規模と、これに対応する社会の制御パターンが適応しないと、それは破滅へ暴走することになる。

 『具体的な実例についで考えてまいりますと、一国の行政が、生産力の規模と質的内容に対応できなくなってきますと、行政施策は当然のことながら、後手、後手ということになっていくわけであります。こういう社会システム制御の障害が、適当な時期までに回復しなかった場合は、当然の結果として、その社会システムは、収拾のできない暴走状態に突入してしまうことになりまナ。高度工業社会の巨大な生産力の一頂点にまで登りつめてまいりました段階のわが国におきましては、率直にいって、すでに、暴走状態の第一段階は始まっていることを、思わしめるものがあります。すでに公害という名の自家中毒的なシステム破壊と、社会的な連帯意識、共通の価値観としてのモラルの急速な崩壊がまき起こっている反面、物の生産と、その物を生産ナるためのシステムのみが、いよいよとび離れて巨大化の一途をたどっております現状は、否定することはできないと思います。もとより、これは、単にわが国のみに顕在化してきた兆候ではなく、大なり、小なり、アメリカやソ連などをはじめとして、およそ今日高度工業社会のなかに急速に顕在化しつっある傾向であると思います』

 つまり、現在の人類が持っているところの社会体制、制御パターンは、たかだか数十万馬力程度の規模の生産出力に対応するものでしかなく、億単位の規模の莫大なエネルギーを制御することなどまったく思いもよらぬことだということである。ましてや、もう現実化しつつある原子力iエネルギーの制御ということになると、これに対応する社会体制というものは、いったいどのよ

うなパターンを持つものなのか。人類はどのような変化をしたなら、そういう高度のパターンを持つことができるようになるのか? 市川氏はかつての人類がおこなってきた程度の適応変化ではとうてい追いつくものではなく、もし、その変化に失敗したならば、人類は絶滅してしまうであろう、と、昆虫の完全変態のパターンを例にあげて、つぎのように論ずる。

 『かつての人類の変革を見てみると、ひと言でいうなら、それぞれの時代における制御パターンの変遷史というものは、前段階のパターンがゆきづまって、十分な制御能力を喪失し、入れかわってあらたな、より発展段階の高い制御パターンが模索されてきたものなのであります。もとより、無から有がこつ然として出現してくることはありません。したがって、それはあくまでそれまでの、歴史的な経験の土台の上に再構成されてきたものであります。つまり、前段階までの、制御パターンの変換再構成なのであります。……人類は生理的に天賦の道具であった手足を動かして、生産を実現していた原始家族共同体の時代から、自然石の適当なものを手ににぎって、これに人工的な道具としての役割を付与する、いわゆる旧石器時代にはいっていくのであります。このようにして、以後、引き続いてまいります道具の変遷史は、同時に社会的な生産出力の増大と、また、これに関連した社会形態史上の変遷が対応していくことになっていくのであります。

 およそ歴史的な発展というものは、前段階的状態があるところまで解体し、これにあらだなる能動的要求が加わりまして、それが新しい段階のもっべきイメージに向かって変換再構成されていくものであります。

 ご承知のように、われわれのからだの中心部は骨でできております。ナなわち、内骨格なのであります。ところが、この骨というものは、子どものときには、おとなの何分のI、というくらいの短いものであります。しかし、かたい非可塑的な物質でできております骨格が、その成長段階に応じて、大きさを自由に伸ばしていくということは、いったいどういうプロセスをもって実現しているものなのでしようか。骨は炭酸カルシウムと、燐酸カルシウムとが七〇パーセントくらいも含まれている固体なのであります。このままではたとえば、直径一センチの骨は、三センチの太さの骨になれるはずがございません。これは、実のところ、内側の骨が徐々に分解させら

れる一方、外側の骨がしだいに形成されるというメカニズム、つまり△造骨機能▽と、△解骨機能▽の適当な組み合わせによって達成しているわけであります。

 ところで、骨格の成長過程のような、単なる量的拡大の歴史的発展の場合は、造骨、解骨の両機能が、同一の時目的空目的条件のなかで、連続的な経過をたどって目的を達成することができます。しかしながら、単に量の展開にとどまらずに、質の変革をともなうような歴史的な発展に

おきましては、どうしても、解体と、再構成作業(再構築作業)とが、同一の時間的経過のなかで共存していくわけにはまいりません。必然的に、なんらかの形における解体作業が先行している

段階、すなわち適当な段階におきまして、あらたな観点に立った再構成的作業をおし進めていくよりほかに、方法はないわけであります』

319-社会における解体と変身

 

 

2 = Dismantling and transformation in society

"Creation from catastrophe" theory

Professor Kikuya Ichikawa, who is regarded as a world authority on modern creative theory, describes in his book "Creation from Catastrophe" about the crisis of modern civilization seriously facing ruin.

In the section "Transitional Patterns of Social Systems", he first discusses the tremendous increase in human production capacity.

That is, in human history, from now to about 10 million to 10,000 years ago, human production output was about one-eighth horsepower or one-third horsepower. It was the simplest human-powered era.

However, about 10,000 years ago, an ancient nation was born, and the tame of large animals began, and this was used as power, which is one horsepower, that is, the number of outputs for one horse. Enter the stage of.

The machine was invented when it continued for a while and reached the stage several hundred years ago. Then, a steam engine (steam engine), which stands on an epoch-making scale as a power source at that time, such as 1,000 horsepower, will appear.

This is what is drawn into the modern nuclear era, but before suddenly touching the power of nuclear power, for example, if you take up the output of the Saturn V rocket that flew Apollo 11 last year, this is what Is an unimaginable number of horsepower of 160 million horsepower. Even if you think about this value compared to the stage about 100 years ago, the number of horsepower per unit is about 280,000 times. Going back further, from the time when the Neanderthals lived to the time when the ancient nation was born and reached its peak (slave labor society), it is actually 280 million times.

Next, considering the degree of increase in kinetic energy due to the increase in speed, humans are now

Finally, I'm running IOO meters flat for IOO seconds. That's why I'm running at a speed of 10 meters per second. By the way, the speed of the space rocket mentioned earlier when it launches from the Earth's gravitational sphere toward the moon is 11 to 2 km per second, which is about 1000 times that of humans. If the speed is} ○○○ times, the increase in the motion pre-empty ruggie is VV 1 Amv2 according to the equation of motion}. ..

In this way, the increasing tendency of the power prediction and unpredictability that the social system makes full use of in human history is increasing at a steeper angle as it approaches the present from the past, but then, such an increase in dynamic energy. On the other hand, what kind of changes are being made to the social institutions and systems that are receiving it? They are changing as follows.

Primitive family community-clan society-ancient society / birth of a nation II Holy dynasty and other feudal systems-modern / democratic modern system. "

Mr. Ichikawa concludes that this transition is nothing but a change in the control pattern corresponding to each social output scale (productivity).

He said that the general rule of technology discovered by Professor Seikan Ishigai of Osaka University is that "a certain technical device has an optimum output scale corresponding to the method that establishes the technical device" (quantitative). It is explained that the basic rules of the system principle (method) corresponding to the content) are applied to the relationship between the society and the production output that the society has come to have. A thousand rubies that exceed the "optimal output scale" will destroy the technical equipment.

In other words, depending on the scale of motive energy possessed by humans, the social system that accepts it must also have a control pattern of the scale corresponding to it. Even if we look at the actual history, just like the "molting phenomenon" that appears in the growth process of insects, social change has been achieved according to the stage of its scale, and that is to this day. Has appeared in human history

Mr. Ichikawa argues that it is a political revolution or a religious revolution.

If the scale of dynamic energy (production) and the corresponding social control pattern do not adapt, it will run wild to ruin.

"If we think about concrete examples, when the administration of one country becomes unable to respond to the scale and qualitative content of productivity, the administrative measures will, of course, be behind and behind. That is to say. If these obstacles to social system control are not recovered by an appropriate time, the natural result is that the social system will enter an unmanageable runaway state. In Japan, which has climbed to the top of the huge productivity of a highly industrialized society, frankly, there is something that makes us think that the first stage of the runaway state has already begun. While self-addictive system destruction called pollution, social solidarity, and rapid collapse of morals as common values ​​are already occurring, the production of things and the production of those things I think we cannot deny the fact that only the system is finally becoming huge and far away. Of course, this is not just a sign that it has become apparent only in Japan, but it seems that it is becoming more and more rapidly becoming apparent in the highly industrialized society today, including the United States and the Soviet Union. Masu ”

In other words, the social system and control patterns that human beings currently have are only compatible with production output on the scale of hundreds of thousands of horsepower, and control enormous energy on the scale of 100 million units. It's completely unexpected. Moreover, when it comes to the control of nuclear i-energy, which is already becoming a reality, what kind of social system corresponds to this?

Does it have such a pattern? What kind of changes will humankind be able to have such a high degree of pattern? Mr. Ichikawa said that the adaptive changes that human beings once made cannot catch up with them, and if the changes fail, human beings will become extinct. Taking an example, we argue as follows.

"Looking at the changes of humankind in the past, in a nutshell, the history of the transition of control patterns in each era is replaced by the patterns of the previous stage, which have lost sufficient control ability. A new, higher-stage control pattern has been sought. Of course, nothing comes out of nothing. Therefore, it has been reconstructed on the basis of historical experience. In other words, it is the conversion and reconstruction of the control pattern up to the previous stage. ...... Since the era of the primitive family community, where human beings have realized production by moving their limbs, which were physiologically natural tools, they have picked up suitable natural stones and used them as artificial tools. We are going into the so-called Paleolithic era, which gives the role of. In this way, the history of changes in tools that will continue thereafter will correspond to the increase in social production output and the related changes in the history of social forms. ..

Approximately historical development is something that is dismantled to the point where there is a pre-stage state, and with the addition of new active demands, it is transformed and reconstructed toward the desired image of a new stage. Is.

As you know, the center of our body is made of bones. That is, it is the endoskeleton. However, when you are a child, this bone is as short as I, which is a fraction of an adult. However, what kind of process is it used to realize that the skeleton, which is made of a hard non-plastic substance, freely grows in size according to its growth stage? Bone is a solid that contains about 70% of calcium carbonate and calcium phosphate. At this rate, for example, a bone with a diameter of 1 cm cannot become a bone with a thickness of 3 cm. This is, in fact, the gradual breakdown of the inner bone

On the other hand, it is achieved by the mechanism that the outer bone is gradually formed, that is, the appropriate combination of △ bone-forming function ▽ and △ bone-resolving function ▽.

By the way, in the case of the historical development of mere quantitative expansion such as the growth process of the skeleton, both the functions of bone formation and bone demolition follow a continuous course under the same spatiotemporal purpose condition. You can achieve your goal. However, it is not just a quantity development, but a historic development that involves a change in quality.

Therefore, dismantling and reconstruction work (reconstruction work) cannot coexist in the same time lapse. Inevitably, some form of dismantling work precedes

There is no other way but to proceed with the reconstruction work from a new perspective at the stage, that is, at the appropriate stage. "

319-Dismantling and transformation in society

 

 

 
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apple  恒例のエルメスコラボのアップルウォッチ、カラバリ豊富な最新作が到着!

2020-11-04 15:55:56 | デジタルニュース

ついに9月、待望の新作「アップルウォッチ シリーズ6」が発表され、話題沸騰となったことは記憶に新しい。けど、何か大事なことを忘れてはいまいか?そう、今や恒例となった、エルメスとのコラボモデルである。



ケース径40mm。14万9800円/アップルウォッチ エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)

エルメスとタッグを組んで完成させたのは、伝統的な乗馬用ハーネスのデザインを落とし込んだ「アトラージュ」だ。ストラップには、肌馴染みのよい雄仔牛の革「ヴォー・バレニア」を使用。フランスの職人によるハンドメイドで、なめらかな質感に仕上がった。

こちらは手首に2周巻きするドゥブルトゥールタイプで、細くしなやかなストラップが手元をエレガントに演出する。

一方のシンプルトゥールはこのとおり、ででんっと精悍な顔つきである。
ケース径44mm。13万8800円/アップルウォッチ エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)

文字盤には新たなデザイン「Hermès Circulaire」が採用され、四隅と文字盤中央下にコンプリケーションを配置。アナログウォッチを彷彿させる円形のダイヤルを、見事にスマートウォッチの四角いケースの中に収めた。
シンプルトゥールは各色、ケース径40mm(13万3800円)と44mm(13万8800円)を用意。

しかも今回はどれを選ぶか迷ってしまうほどカラバリも豊富。いずれも色鮮やかで高級感に溢れており、スタイリングをワンランクもツーランクも格上げしてくれる。

アップルとエルメス、異ジャンルの最高峰同士の邂逅。その最新作に触れ、時代の本当の最先端を体感しよう。

 




HERMES [ エルメス ] Balcon du Guadalquivir ガダルキヴィール 花瓶(小) 011053P [並行輸入品]

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脳  Exponential Computing | Motoaki Saito | SingularityU Japan Summit

2020-10-13 19:33:19 | デジタルニュース





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apple  Apple Watchの「ソロループ」が本体を送り返さなくてもサイズ交換できるように

2020-09-28 14:31:51 | デジタルニュース



「アップルバンドゲート事件」と呼びたい人もいるかもしれない。Apple Watchの最新機種、Series 6を巡る最近のオンライン騒動だ。Solo Loop(ソロループ)の発表は、先週のイベントでちょっと目立った話題だった。時計のバンドがハードウェアイベントの中心になることなどめったにあることではない。よくあることだが、発売されるやいなや返品が相次いだ。もちろんそれは、どんな新製品でもあることだが、ここではいくつかの理由で問題が複雑化している。まず、この締め具のないバンドは、いろいろな太さの手首にフィットするようにさまざまなサイズが用意されている。そして、店頭で試すことか難しい昨今の事情がことをさらにややこしくした。返品した人たちは多くのイライラを募らせた。オンラインのサイズ測定で適切なサイズを見つけるのは困難だと多くの人が報告した。そして、返品するためにはApple Watch全体を送り返さなくてはならないことに、さらに不満を顕にし人がたくさんいた。


画像クレジット:Apple


その後アップルは問題の一部に対応することを発表した。まず、ユーザーは(時計全体ではなく)バンドだけを店頭または郵送で交換できるようになった。ただしそれは、自分に合うサイズの交換品があることが前提だ。アップルは一部のスタイルやサイズの在庫を揃えるのに苦労しているらしい。さらにアップルは、バンドの価格表を修正して、ぴったりのサイズを見つけるための追加情報を載せた。測定用ツール(ベルト見本)をプリントし、切り取って手首に巻く。決してハイテクでも理想的でもない方法だが、ピンチを脱するためには役立つに違いな

ちなみに私はこのバンドをかなり気に入っている。つけ心地は快適で伸縮性のある素材がよく動きにフィットする。私はブレイデッド(組み紐)バージョンが特に好きだ。ただし、アップルは私の手首のサイズを三角測量したらしく何種類か送って試させてくれた。その中のひとつがぴったりだった。誰もが自宅でこんなことはできないので、上のツールを使ってできるだけ近いものを見つけることになる。

そしてもうひとつ、これは快適さだけの問題ではない。新しい血中酸素飽和度測定のように、適切にフィットすることを必要とする機能もあるので、ぴったり合っていないと別のイライラ体験をしかねない。

画像クレジット:Brian Heater

[原文へ]

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apple  お手頃価格の新モデル「Apple Watch SE」開封&フォトレビュー

2020-09-23 18:18:32 | デジタルニュース


2020年9月16日に配信された Appleの新製品発表会で発表された、Apple Watchの廉価モデル「 Apple Watch SE」をゲットしたので、さっそく開封の儀&フォトレビューしてみました。Apple Watch SE - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/apple-watch-se/というわけで、これがApple Watch SEの入った箱です 






透明のフィルムで覆われていますが、端っこに以下のようなつまみが飛び出しているので……


これを引っ張ると簡単に透明のフィルムをはがすことができます。


フィルムをはがしたら底面から箱を開けて……


こんな感じ。ケースの内側はさまざまなカラー&バンドのApple Watchが並んだポップな見た目で、さらにApple Watch SE本体とバンドが入った箱が別々に収納されています。


まずはApple Watch SE本体が入ったケースを開封。


ケース底面の両端に以下のような矢印付きのシールが貼ってあるのではがして……


パカリ。


「Designed by Apple in California」と書かれた紙の中には簡単な使用ガイドが入っており……

 



その下には充電用ケーブル。なお、電源アダプターは付属していません。


Apple Watch SE本体は半透明のフィルムに覆われており……


フィルムをはがすとこんな感じ。今回は40mmケースのシルバーを購入。


裏面はこう。中央のセンサー周りにモデル名などが記されています。


右側面には左からサイドボタンとデジタルクラウン。


左側面にはスピーカー&マイクユニット。


続けてバンドが入った箱を開けます。今回購入したのは新バンド「ブレイデッドソロループ」のアトランティックブルー。


バンドが入った箱は、底面左にある透明シールをはがすと……


パカリと開くことができます。


ブレイデッドソロループの見た目はこんな感じ。


金具部分に何mmケース用のバンドであるかと、バンドのサイズが明記されています。今回は40mmケース用のサイズ9を購入。金具部分には黒色のゴムが3つずつ付いていますが……


裏面では真ん中が金属パーツになっています。


この金属パーツがある面がApple Watch SEの背面にくるようにして、バンドを取り付けます。


バンドをつけるとこんな感じ。


新バンドのソロループは金具などのない一体型バンドなので、これまでにないシンプルな見た目。


ブレイデッドソロループは伸縮性のある100%再生素材のポリエステルフィラメント糸を1万6000本も使用したバンドで、ソフトな質感ながら汗にも水にも負けないバンドとなっているとのこと。実際に装着してみたところ、ブレイデッドソロループは織り目があるためか、肌触りはザラザラというよりゴツゴツした印象です。


ソロループはかなり伸びるので、500mlのペットボトルでも難なく巻けます。また、留め具がないのもポイントで、従来のバンドを装着してどうしても金具や留め具部分が気になっていた人は、このソロループを試してみるとよさそう。ただし、ソロループは9サイズ展開で、腕に巻いてみないとフィット感を確かめることができないので、試着が必須となりそうです。


なお、Apple Watch SEはGPSモデルの40mmケースが税別2万9800円、44mmケースが税別3万2800円、GPS+セルラーモデルの40mmケースがが3万4800円、44mmケースが税別3万7800円です。

 

 






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テスラが260万円台EV製造、約3年以内に-完全な自律走行性能

2020-09-23 11:02:19 | デジタルニュース




(ブルームバーグ): 1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。米電気自動車(EV)メーカーのテスラは、価格2万5000ドル(約263万円)のEVを約3年以内に製造する計画だ。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が22日に明らかにした。大衆市場向けの安価なEVの販売という長年の目標達成に動く。マスクCEOはテスラの技術を披露する「バッテリーデー」のイベントで、「これは最初から常にわれわれの夢だった。今から約3年以内に完全な自律走行性能を併せ持つ魅力的な2万5000ドルのEVを製造できる自信がある」と語った。

テスラの株価は22日の通常取引終了後の時間外取引で一時7.7%下落した。

原題:Musk Says Tesla Plans $25,000 Electric Car in About Three Years(抜粋)


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apple  最小の5.4インチモデル、製品名は「iPhone 12 mini」のうわさ

2020-09-23 10:58:37 | デジタルニュース





今年のフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズは性能など様々な噂が囁かれているものの、正式名称については情報がほとんどありません。

そんななか、予想されている4モデルの製品名が「iPhone 12 mini」「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」になるとの噂が伝えられています。

有名リーカー(未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)L0vetodream氏は、上記の内容をツイート。同氏は第2世代iPhone SEおよびiPad Pro(2020)の発売時期や「macOS Big Sur」の名称を的中させており、最近も純正オーバーイヤーヘッドホンAirPods Studioの情報をシェアしていました。







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これら4つの名前は、おそらくiPhone 12シリーズの3サイズ/4モデルに対応したもの。すなわち5.4インチモデルがiPhone 12 mini、6.7インチモデルがiPhone 12 Pro Max、2つの6.1インチがiPhone 12とiPhone 12 Proになると思われます。

ハイエンド機に「Pro」と命名するのは前年のiPhone 11シリーズの前例を踏襲しており、そのうち大型モデルに「Max」と付け、比較的安価なエントリーモデルは接尾語なしとするのも直近の命名システムに従っています。それぞれの価格帯や大きさも直感的に分かりやすく、論理的とも言えそうです。

そしてiPhoneとしては初登場の「mini」は、iPad miniやMac miniなどにも見られたもの。中間サイズのiPhone 12/12 Proよりも小さく、iPhone 12 Pro Maxの対極にある位置づけも見えやすいはず。




もう1つ気になるのが「iPhone 12シリーズの価格はどうなるか」ということです。特にiPhone 11の後継機として最も売れると見られるiPhone 12(製造発注の約40%を占めているとの噂)がおいくらになるか、に注目が集まっています。







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この点につき中国ガジェット系サイトGizchinaは、iPhone 11の699ドル(発売当時)より50ドル高い749ドルになるとの情報筋の話を伝えています。中国Weiboユーザーの手机晶片达人氏いわく、iPhone 12のBOMコスト(トータルの部品費用)は50ドル近く増加したとのこと。5Gモデムや液晶より割高な有機ELディスプレイの増加分を積み上げると、値上げせざるを得ないというわけです。

しかもGizchinaによれば、この価格は有線イヤホンと充電器は同梱されないのが前提とのこと。2つの標準オプションを削っても、5G化によるコスト増は吸収しきれないとの見通しは、大手証券会社のアナリストも述べていたところです。

高性能のわりに安価な新iPhone SEは価格に敏感なユーザーに買い求められ、もともと高価になりそうなiPhone 12の売上を共食いしないとの予想もありました。実際、第3世代より値上げとなった第4世代iPad Airも「ほとんどPro」の高性能ゆえに好評に迎えられましたが、iPhone 12の価格が実際に発表されたときの反応も見守りたいところです。





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フィットネスならApple Watch SE推し。Series 6じゃなくてもいい理由

2020-09-19 09:32:57 | デジタルニュース





2020年のApple Watchに関するニュースとして、実はもっとも大きなものは「Apple Watch SE」(以下、SE)が低価格なだけでなく、機能面でもお得度の高い製品として発表されたことではないだろうか。

もちろん、年次アップデートで高機能、高性能化した「Apple Watch Series 6」(以下、Series 6)は、グローバルのシェアが50%を超えた(2019年のスマートウォッチ市場)お化け製品の正当な後継モデルであるし、昨年3000万本を売り上げたApple Watchの勢いを今後さらに加速させるだろう。

しかし、フィットネスやスポーツで使うスマートウォッチを探しているなら、SEはピッタリの製品だ。各種スポーツに特化した機能性ならばガーミンという別の王様と言えるメーカーがあるが、カジュアルに毎日のパートナーとして付き合うならば、SEがいい。

まずはSeries 6とSEの違いを整理


ではSEはなぜいいのか。Series 6とはどのような違いがあるのか具体的にみていこう。

まず選べるケース素材が異なり、カラーバリエーションも限られている。SEはアルミケースのシルバーとスペースグレー、ゴールドのみだ。また、Series 6のステンレスとチタンモデルはカバーガラスにサファイアが使われているが、SEはアルミケースのみであるためION-Xという処理が施された強化ガラスとなる。


Series 6の目玉機能として搭載された血中酸素ウェルネスセンサーも搭載されていない。内蔵するSiPが封入するCPUも、Series 6のほうが20%高速になるそうだ。健康や日々の体調管理、あるいは体調の異変に気づくといった面で血中酸素ウェルネスセンサーが役立つ場面はあるだろう。医療目的のためのセンサーではないが、ユーザーの健康を見守る役割をSeries 6で強化しようとしているのは明らかだ。


もうひとつ”健康を見守る”という切り口として、watchOS 7で追加された睡眠追跡機能。これは寝ている間にもApple Watchを装着しておく必要はあるが、そうすると”充電はどうするの?”という問題が出てくる。この問題に対しても、Series 6はゼロから100%までが1.5時間、80%までなら1時間という急速充電に対応したことで、入浴中などのちょっとした合間の充電で対応できるようになった。



 



一方でSEが搭載するエレクトロニクスはSeries 5と同じもの。Apple Watchは必要な機能をひとつのパッケージにまとめたSiPという部品で構成されており、全く同じものが採用されているのだ。ただしディスプレイだけは異なり、常時点灯モードが利用できない。

しかし、言い換えれば違いはその程度。ランニング中に状況を把握しようとパッとみた時に、タイミングよく表示してくれないなどのストレスがないわけではないが、スマートフォンのゲームのようなインタラクティブ性の高いアプリを動かすわけではないことも考えれば、大多数の用途にはSEで十分だろう。

iPhone SEもそうだが、Apple Watch SEはApple Watchが提供している基本的性能・機能をまとめた基準を決める製品と言える。

フィットネス用途ならSEと思う理由




最初の世代が発売されたときは「まさか時計なんだし、毎年のモデルチェンジはないよね」と思っていたのだが、実際には毎年のようにアップデートされている。

では旧製品は歳を重ねるごとに古臭くなるのか? と聞かれれば、実はそうでもない。デュアルコア化されたSeries 3以降ならば基本機能は継続してアップデートされ、ディスプレイサイズや形状が一新されたSeries 4以降ならばどの製品を使っていても十分な満足感が得られているはずだ。

実際、Series 4に搭載されているS4というパッケージは、搭載されるフラッシュメモリ容量などに違いはあるもののパフォーマンスはS5と同じ。もしSeries 4を持っているのであれば、バッテリ容量低下で修理をしなければならないなどの理由がない限り、最新のwatchOS 7でも不満なく使えるだろう。


watchOSの年次アップデートで、毎回、ワークアウト機能が充実し、今回もダンスが追加されたり、あるいは表示する情報やワークアウト後の振り返りで成果を分析する機能などが充実したり、また分析制度も上がってきたりしている。

VO2MAX(最大酸素摂取量)は心肺能力を示すひとつの手法で、体重や筋肉量などでも頻繁にその数字が変化する。厳密に計測条件を揃えて計ることもできるが、Apple Watchは日常的な有酸素運動の履歴(ウォーキングでも構わない)から指標を示し、iPhone上で整理して変化を見せてくれる。

 

 
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