このような次第で、わたくしは、生まれ変わったつもりで、自分自身が救われた観音経にもとづき、準眠観世音菩薩をご本尊として、観音慈恵会をはじめた次第である。
それまでにわたくしは、仏教の本格的な勉強をしたことがない。だから、自分自身でも坊主になったつもりもなければ、宗教家になったつもりもなく、一介の求道者として歩みはじめたのである。この求道生活によって、一人でも多くの人が救われることが、わたくし自身の罪障消滅になり、因縁解脱につながるのだ、という固い信念があった。わたくしは、自分の力で、入を救うなどという大それた気持をもったことは一度もない。自分が救われ、中村語郎さんが救われ、そのまた前の人が救われたという、この救われる一つの系譜というか、その救いの流れの中に、人を入れてあげることによって、入を救うことができるのではないか、あるいはその救いの流れに入るきっかけをつくってあげるだけでも、わたくしの役割を果たすことができるのではないか、それで、人が救われるとしたら、その功徳がわたくしにき、て、因縁が一つ一つ切れていくであろう。そう思って、昭和二十九年の秋口に観音慈恵会をはじめたわけである。
In this way, I thought I was reborn, and I was saved myself.
Based on this, the Kannon Charity Society was started with the quasi-sleeping Kanzeon Bodhisattva as the principal image.
By then, I had never studied Buddhism in earnest. So even myself
I didn't mean to be a shaven or a religionist, I walked as an investigator
I started. I hope that this life of quest will save as many people as possible.
There was a firm belief that it would eliminate his own sins and lead to the elimination of the cause.
I have never had the great feeling of saving the entrance by myself.
I was saved, Mr. Tokuro Nakamura was saved, and the person in front of me was saved.
Save the entrance by putting people in one genealogy, or in the flow of salvation.
I think I can do it, or I will create an opportunity to enter the flow of salvation.
But maybe I can play my part, and that will save people
Then, the merit will come to me, and the ties will be cut off one by one. With that in mind, I started the Kannon Charity Society in the fall of 1945.
日本では「准胝仏母」、「准胝観音菩薩」、「准胝観世音菩薩」、「天人丈夫観音」などさまざまな呼称がある。
真言は短呪の「オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」(Oṃ cale cule cunde svāhā [21] [15][注 4]などがよく知られている。長咒は「ナモサッタナン・サンミャクサンモダクチナン・タニヤタ・オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」。
三昧形[
三昧耶形は「寶瓶」(方便)、「金剛杵」(智慧)、「甲冑」(慈悲)。
種子はबु(ボ、bu)。
准胝観音(じゅんていかんのん)とは?
准胝仏母(じゅんていぶつも)・七倶胝仏母(しちくていぶつも)ともいいます。もとはヒンドゥー教の女神であるドゥルガーで、シヴァ神の妃とされています。とても美しい姿ですが、神々の武器を持って魔族を倒した戦いの女神です。そのため本来は女尊であり、観音ではないという指摘もあります。しかし、ここでは観音として紹介しますね。
仏教に取り入れられてからは慈悲深い清浄をもたらす神とされ、七倶胝仏母(しちぐていぶつぼ)ともいわれています。これは遙か過去より多くの仏を誕生させた仏の母という意味です。そのため、真言宗系では人道を救済する六観音(聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音)に数えられますが、天台宗系では准胝仏母といわれ如来に分類されています。不空羂索観音と合わせて七観音と呼ばれることもあります。
ご利益
修道者守護、無病息災、延命のご利益があり、安産や子供が授かるなどの功徳があります。
空海の孫弟子にあたる理源大師(りげんだいし)聖宝は修験の僧として知られ、自ら霊木を刻んで祀ったのが准胝観音と如意輪観音でした。経典には、修験者が准胝陀羅尼を唱えれば身が清浄となり成仏できると説かれています。また聖宝は醍醐天皇の皇子誕生を准胝観音に祈願し、のちの朱雀、村上両天皇が誕生したといいます。そのため一般的には子授け、安産としての功徳が知られています。