「Touch Diamond」(S21HT)は、イー・モバイルが10月10日に発売した、Windows Mobile 6.1搭載スマートフォンだ。
わずか98g、厚さ11.9mmのコンパクトなボディーに、タッチパネル対応の2.8型液晶ディスプレー(480×640ドット)や豊富な無線機能(HSDPA、IEEE 802.11b/g、Bluetooth2.0+EDR)、GPS機能などを搭載。
タッチ操作を生かしたインターフェース「TouchFLO 3D」だけでなく、使い勝手をよくするための細かな工夫が随所にちりばめられているのが特徴だ。今回一足早く開発機に触ることができたので、早速その「おもてなし」ぶりをチェックしていこう。
国内最薄、最軽量のスマートフォン
何と言っても目を引くのが、その薄さと軽さだ。スマートフォンというとボテッとしたイメージが強いが、Touch Diamondは国内のスマートフォンで最薄最軽量をうたう。普通の携帯電話と比較してもコンパクトな方で、サイズ感はドコモの「PRADA Phone by LG」や「FOMA N906iμ」とほぼ同じと思っていい。薄さはソフトバンクのiPhone 3Gよりわずかに(0.4mm)薄い程度だが、実際に持ってみるとひとまわり以上小さく感じる。
通信速度も国内最速
もうひとつの魅力が3Gの通信速度だ。下り最大7.2MbpsのスマートフォンはTouch Diamondが国内初となる(上りは最大384kbps)。このスピードは「YouTube」と「PCモデム機能」で生きる。
YouTube視聴ソフトはTouch Diamond用にカスタマイズされたもの。初期設定では高画質版が優先的に再生される(設定を変更すれば通常画質で視聴することも可能)。映像は横全画面で再生され、実際の画質は2.8型画面で視聴するぶんには十分キレイ。7.2Mbpsとハイスピードなので、電波状況がそこそこでも、コマ落ちや音飛びがほとんどないのも快適だ。
HTC製端末ならではの「インターネット共有」機能が搭載され、PCのモデムとして使うことができる。PCとの接続はBluetoothかUSBを使う。だが、シェアウェアの「WMWiFiRouter」を使えば、無線LANで接続できるものと思われる(現段階では動作未確認)(関連記事)。Bluetoothの場合は通信速度がボトルネックとなるが、無線LANなら7.2Mbpsというスピードを存分に活かせる。Windows Mobile 6.1での動作確認も含め、機会があれば実機で検証してみたい。
ウェブの一覧性が高い
液晶解像度が高くなったことも歓迎したい。HTC製端末の液晶解像度はこれまでQVGA(240×320ドット)が主流だった。しかし今回、解像度がVGA(480×640ドット)になったことで特にウェブの一覧性が向上した。ただし、画面サイズが2.8型と、最近のスマートフォンとしては小さい方なので、高解像度との兼ね合いで文字の見やすさが気になる。
ズームに役立つタッチパッド
ウェブなどのズームの際に便利なのが、前面のタッチパッドだ。上下左右キーと決定機能を備え、円の部分が静電式という、iPodのスクロールパッドに似た構成だ。この円をなぞることでウェブや画像、メールを滑らかにズームできる。内部にはLEDが4個内蔵され、光のパターンによって、メールの受信か、電話の着信か、充電中かなどが分かるようになっている。
なお、画面のタッチパネルは感圧式なので、指先やペンはもちろん、爪の先でも反応する。静電式のiPhone 3Gと異なり、画面が汚れるのがイヤな人や爪が長い人でも確実に操作できる点がいい。
わずか98g、厚さ11.9mmのコンパクトなボディーに、タッチパネル対応の2.8型液晶ディスプレー(480×640ドット)や豊富な無線機能(HSDPA、IEEE 802.11b/g、Bluetooth2.0+EDR)、GPS機能などを搭載。
タッチ操作を生かしたインターフェース「TouchFLO 3D」だけでなく、使い勝手をよくするための細かな工夫が随所にちりばめられているのが特徴だ。今回一足早く開発機に触ることができたので、早速その「おもてなし」ぶりをチェックしていこう。
国内最薄、最軽量のスマートフォン
何と言っても目を引くのが、その薄さと軽さだ。スマートフォンというとボテッとしたイメージが強いが、Touch Diamondは国内のスマートフォンで最薄最軽量をうたう。普通の携帯電話と比較してもコンパクトな方で、サイズ感はドコモの「PRADA Phone by LG」や「FOMA N906iμ」とほぼ同じと思っていい。薄さはソフトバンクのiPhone 3Gよりわずかに(0.4mm)薄い程度だが、実際に持ってみるとひとまわり以上小さく感じる。
通信速度も国内最速
もうひとつの魅力が3Gの通信速度だ。下り最大7.2MbpsのスマートフォンはTouch Diamondが国内初となる(上りは最大384kbps)。このスピードは「YouTube」と「PCモデム機能」で生きる。
YouTube視聴ソフトはTouch Diamond用にカスタマイズされたもの。初期設定では高画質版が優先的に再生される(設定を変更すれば通常画質で視聴することも可能)。映像は横全画面で再生され、実際の画質は2.8型画面で視聴するぶんには十分キレイ。7.2Mbpsとハイスピードなので、電波状況がそこそこでも、コマ落ちや音飛びがほとんどないのも快適だ。
HTC製端末ならではの「インターネット共有」機能が搭載され、PCのモデムとして使うことができる。PCとの接続はBluetoothかUSBを使う。だが、シェアウェアの「WMWiFiRouter」を使えば、無線LANで接続できるものと思われる(現段階では動作未確認)(関連記事)。Bluetoothの場合は通信速度がボトルネックとなるが、無線LANなら7.2Mbpsというスピードを存分に活かせる。Windows Mobile 6.1での動作確認も含め、機会があれば実機で検証してみたい。
ウェブの一覧性が高い
液晶解像度が高くなったことも歓迎したい。HTC製端末の液晶解像度はこれまでQVGA(240×320ドット)が主流だった。しかし今回、解像度がVGA(480×640ドット)になったことで特にウェブの一覧性が向上した。ただし、画面サイズが2.8型と、最近のスマートフォンとしては小さい方なので、高解像度との兼ね合いで文字の見やすさが気になる。
ズームに役立つタッチパッド
ウェブなどのズームの際に便利なのが、前面のタッチパッドだ。上下左右キーと決定機能を備え、円の部分が静電式という、iPodのスクロールパッドに似た構成だ。この円をなぞることでウェブや画像、メールを滑らかにズームできる。内部にはLEDが4個内蔵され、光のパターンによって、メールの受信か、電話の着信か、充電中かなどが分かるようになっている。
なお、画面のタッチパネルは感圧式なので、指先やペンはもちろん、爪の先でも反応する。静電式のiPhone 3Gと異なり、画面が汚れるのがイヤな人や爪が長い人でも確実に操作できる点がいい。