APS-Cセンサーを採用しながらも圧倒的な小型・軽量ボディを実現!
ソニーのミラーレス一眼「NEX」
■「NEX」シリーズの注目スペック
・APS-Cサイズの1420万画素CMOSセンサー
・レンズ交換式デジタルカメラとして世界最小・最軽量ボディ(NEX-5において、2010年5月11日現在)
・新開発のレンズマウント「Eマウント」
・最高7枚/秒の高速連写
・AVCHD形式でのフルハイビジョン動作撮影(NEX-5)
・「オートHDR」「手持ち夜景モード」「スイングパノラマ」など豊富な撮影機能
・可動式の3.0型液晶モニター(92.1万画素表示)
・新しいユーザーインターフェイス
・「背景ぼかしコントロール」など初心者向け機能の搭載
カメラマニアでなくても、画質にこだわった「作品」をつくることができるデジタルカメラと言えます。
APS-CサイズのCMOSセンサーを小型・軽量ボディに搭載
ソニー「NEX」シリーズは、「NEX-5」と「NEX-3」の2機種がラインアップしているが、両機種共通のスペックでもっとも注目し
たいのが、デジタル一眼レフカメラで採用されているAPS-Cサイズの大型CMOSセンサー(1420万画素“Exmor”APS HD
CMOSセンサー)を搭載することだ。さらに、同社のデジタル一眼レフ「α」シリーズの画像処理エンジン「BIONZ」を採用するのも見逃せないポイント
で、端的に言えば、「NEX」シリーズは、撮像素子と画像処理エンジンにおいて、デジタル一眼レフ「αシリーズ」のAPS-C機と同レベルの画質性能を実
現しているのである。ISO感度もオートでISO200~1600、手動でISO12800までを選択することが可能となっており、高感度時のノイズ耐性
についても高いレベルを実現していることが読み取れる。商品発表会の説明員によれば、「個人差はあるがISO3200までは十分に常用できるレベルを実現
した」とのことだ。
しかも、「NEX」シリーズは、APS-Cサイズのセンサーを搭載しながらも、フラッシュを内蔵しないなどの工夫により、一般的なコンパクトデジカメに匹
敵する超コンパクトボディを実現。レンズ交換式デジタルカメラとして世界最小・最軽量ボディを達成しているのだ(※NEX-5において、2010年
5月11日現在)。
AVCHD規格のフルハイビジョン動画撮影に対応
「NEX」シリーズの機能面では、動画撮影機能に注目だ。上位機種の「NEX-5」は、AVCHD形式でのフルハイビジョン動画撮影
(1920×1080ドット/60i)に、「NEX-3」は、MP4形式でのハイビジョン動画撮影(1280×720ドット/30p)に対応する。両機種
とも、動画撮影中のAF動作やステレオ音声記録に対応するなど、機能性では従来のデジタル一眼レフの動画撮影機能を上回る内容となっている。
短い時間ではあるが、実際に「NEX」シリーズを使ってAFでの動画撮影を行ってみた限りでは、さすがに同社のビデオカメラ「ハンディカム」シリーズほど
のレスポンスではないものの、十分な速度・精度を実現していると感じた。コンパクトデジカメの動作撮影機能のAFと比べると、ワンランク上の性能である印
象を受けた。