動く被写体が上手く撮れないいちばんの原因は、被写体ブレと手ブレでしょう。どちらもシャッター速度を速くすることで解消できます。その分、高いISO感度が必要になるものの、常用でも最高ISO12800のEOS 70Dなら低輝度撮影にも対応できます。
この作例では、撮影モードをTv(シャッター速度優先AE)に合わせ、シャッター速度を1/2000秒に設定。子どもの一瞬の表情をブレなく切り取りました。
もうひとつ、動く相手を撮るときに注意したいのがピントです。ここでは、測距エリア選択モードに[ゾーンAF]を選びました。測距エリアに適度な広さがあるため、子どもがエリアから出てしまいピンボケになる失敗が避けられます。また、AFモードは、動きを予測して連続的にピントを合わせ続けるAIサーボAFがおすすめ。子どものまばたきや、万一ピントがずれてしまった場合に備え、最高約7コマ/秒で連続撮影を行い、ベストショットを選んでください。