グルコサミンとコンドロイチンは、ともに関節に良いとされ、さまざまな健康食品やサプリに利用されています。グルコサミンとコンドロイチンが一緒に配合されているものも多く、サプリを選ぶ時などは「何が違うの?」と疑問に思ってしまう人も多いかもしれません。
ここでは、グルコサミンとコンドロイチンの違いについて、詳しく解説します。
グルコサミンとコンドロイチン、それぞれの特徴と役割
まず、グルコサミンはアミノ糖と呼ばれる物質で、軟骨を構成するムコ多糖類であるプロテオグリカンを作る成分です。軟骨の原料でもあるため、グルコサミンには軟骨を再生したり修復したりする効果があると考えられています。
一方、コンドロイチンはプロテオグリカン中に存在する成分。つまり、コンドロイチンはグルコサミンから作られているのです。コンドロイチンには直接軟骨を作り出す働きはありませんが、軟骨の分解を抑制して、軟骨に水分を保つという大切な役割があります。
つまり、グルコサミンによってコンドロイチンが生成され、軟骨の健康が守られているのです。
グルコサミンとコンドロイチンの関係
グルコサミンはアミノ糖、コンドロイチンはムコ多糖類と、物質として違う二つの成分。グルコサミンは分子量が小さいために吸収率が高く、反対にコンドロイチンは分子量が大きいためになかなか吸収されにくい点にも違いがあります。