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小さいiPad大好き!:iPad miniレビュー

2021-10-06 13:40:41 | デジタル

小さなiPad Air?


そんでもって、今回の製品ラインアップにはiPad miniが再登場しました。

あまりの小ささに、これまでのminiにはまったく心惹かれなかった私。仕事をするにはノート型パソコンを使いますし、電子書籍を読むにはKindleを。家でごろごろしながら、あるいは旅行中にテレビやウェブを見るには、パソコンとKindleの中間ぐらいのサイズのタブレットを使ってきました。

ちっちゃいiPad Airだ!」。「かわいい!」とも思いました。ディスプレイサイズは8.3インチで、ポケッタブルって言えるほど小さくないと個人的には思うんですが、それでも10.9インチのiPad Air、12.9インチのiPad Proよりはずっと軽くて持ち運びやすいことは確かです。

そこで、ふとこんな疑問に思い当たりました。このiPad miniは一体なんのために作られたんだろう?

これは買い


昨今のスマートフォン巨大化に伴い6.7インチのiPhone 13 Pro Maxなんかも出てるわけですし、それってiPad miniと比べたら1.5インチ小さいだけなんですよね。Samsung(サムソン)のGalaxy Z Fold 3みたいな巨大折りたたみスマホなんて、パカッと開くとディスプレイが7.6インチにまで拡大しますし。

でも、折りたたみスマホってまだまだ一般的には受け入れられていない感じです。おそらく値段と耐久性への懸念が関連しているのではないかと。だとすると、ほとんどの人は最新版iPhone 13 Pro Maxよりも小さいディスプレイの機種を使い続けているわけですよね。iPhone SEiPhone 8のディスプレイサイズはいずれも4.7インチです。今私が使っているiPhone 12 Proだって6.1インチですから、新しいiPad miniに比べたら断然小さいわけです。
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仏舎利というのは、おシャカさまの御遺骨のことなので     す

2021-10-06 11:05:59 | 


 

――守護霊を持つには、何か特別な行法が必要なのでしょうか。

桐山  守護霊は、霊格の高い霊になってもらうのですが、いきなりはできません。

            ″悪貨は

というのも、世の人みんなが、何らかの悪い霊、霊障を持っています

良貨を駆逐する”と言いますね。良貨を流通させるには、まず悪貨をなくさな

げればいけません。つまり悪い霊をなくすのが先で、霊障を断ち切れば、守護

霊はおのずと現れてくるのですよ。

 私自身、一生を霊障をなくすことにかけてきて、やっと守護霊を得たわけで

霊障を断つには″千座行″をはじめ大変な修行が必要だったのです。

 ところが61年、スリランカから私どもに。真正仏舎利”というおシャカさま

の御真骨をいただき、真の守護霊が持てるようになったのです。真正仏舎利を

いただき信心すれば、霊障を断ち、福徳を与えてくれる、まるでそれ自身が守

護霊といっていい、すごいパワーがあるのです。

 仏舎利というのは、それほど強いパワーを持っているのですか?

桐山  そうです。そもそも仏舎利というのは、おシャカさまの御遺骨のことなので

   すが、本当の御遺骨というのは簡単に得られるものではありません。みんな間

   に合わせの仏舎利を使っているし、私どももそうでした。ところが縁があって、

   本当のシ十力の御遺骨習万正仏舎利”を手にすることができたのです。

    この「真正仏舎利」は「生きているシャカ」として尊崇されています。これ

   を「生身如来」、「法身如来」と言います。

    密教では、シャカの御遺骨、御遺身を「変化法身の釈迦」といって、生身の

   シャカの本体とするのです。御遺骨、御遺身が、生きているシャカの本体です。

    私の著書「守護仏の奇蹟」でこの点を詳しく書いていますが、その密教では

   シャカに三重あることを説き、これを「三重の釈迦」と言います。

    第一重のシャカはシ十力の説いた教法。第二重のシャカは生身のシ十力の本

   体である御遺骨、御遺身。第三重のシャカは生身のシャカです。第三重のシャ

   カはすでにおられないので、第二垂のシャカを生身の釈迦如来としています。

    シャカというのは言うまでもなく仏教の開祖であり、仏教そのものの総本尊

   です。実在の仏はシャカだげで、私どもはそのシャカをご本尊としています。

桐山名言集◆この世の中のものすべて、どんなものでも、原因となるものがなくて生するものはなく、また因あって

生じても、これを助長する縁がなくては存在しない。因と縁か重なって、経過をたどり、結果か現れる。

差別はないのです。

のです。

  実在の仏である本尊としてのシャカは法のうえでオールマイティーであり、

   教えのうえでオールマイティーであり、救済者としてオールマイティーです。

   それら三つの力を持つシャカの法身舎利を私たちは「守護仏」とお呼びするの

です。

 真正仏舎利のおシャカさまが、夫婦ゲソカをやめさせるなんておかしいよう

だけれど、救世者としての力は、世界の危機を救うのも夫婦の危機を救うのも 

「守護仏」が、この世のあらゆる悩みや苦しみから、私たちを救ってくださる

   というわげですね。

桐山  すでにこの「守護仏」がもたらす奇跡がたくさん現れているのですよ。そし

   てこの「守護仏」こそが、ほんとうに力のある「守護霊」をもたらしてくれる

 

*如意宝珠法

  仏舎利を本尊として

法を修すること。

 この法は、ことに末

法の世の衆生を益する

ものとされている。物

質的に衆生の願望をか

なえるだけでなく、霊

障のホトヶを救い、三

界困苦の衆生を解脱さ

せる。

 

 

 

あなたも霊能者の仲間になれる

雲言囮ベストがだめならベターでゆけ。千座行で悪い運気を取れば9 達も得る

真正仏舎利という大パワーを得て、千座行をする必要がなくなったと言えるのですね。

 桐山  そうですね。修行の話をし孝すと、私が密教に入ったとき、ます考えたのは、

    一生を通じて自分の行としてどういう行法をしようか、ということです。これ

    は、密教の修行をする時、みんな考えることですがね。

     いろいろな行法の中から、より自分を高めてくれ、自分の方向に合った行法

を選ぶわけです。

 で、私のそりたいのが、。如意宝珠法”だったのです。

 仏舎利を本尊として、この法で祈るとき、自分の悪因縁を断ち切り、そのう

 願いが点のごとくかなりIオルマイティーな 高昨のわ法で。

    ところが問題は本尊とする仏舎利です。本物なんてあるわけない。大きな米

   粒を一つ清めて法を修すると本物と同等の仏舎利になるということになってい

   るのです。だからお米のことをシャリというんでしょう。霊石を使う場合もあ

   りますよ。

    で、お米の仏舎利で祈るのですが、心の片隅に「これは米粒じやないかな」

   という思いが少しでもあると、とても願いなんてかないません。それで行法を変えたんですね。

桐山  そう。要するに、「私にはまだ。如意宝珠法”なんてやる徳がないんだ、もっ

   と徳を積んだら、あるいは本当の仏舎利が手に入ることがあるかもしれない。

   そうしたら、如意宝珠法をやる資格ができたということだろう」と思いまして、

   ペストがだめならベターだというので選んだのが、。因縁解脱の千座行”だったのです。

    これは悪い因縁を切るだげの行法でしたが、悪い因縁を切ればおのずから福

   徳も生ずるだろうと思ったわけです。

 

 

霊言国人の悩みを聞き、アドバイスできる

   指導者を育てたい

 Z千座行から移行したことで、内容的にはどんな変化がありましたか。

 桐山  たいへんな飛躍です。

    今までは準紙如来という概念上の仏を通じてシャカを拝んでいた。つまり

他の大衆仏教と同じだったわけです。

 ところが、今度は、生きたシャカ如来を本尊として法を修することになった。

これは、今までとまるっきり違う。次元が違ってしまったわけです。

 前にお話ししたように、法のうえでオールマイティーであり、教えのうえで

オールマイティーであり、救済者としてオールマイティーである三つのスーパ

ーパワレ‘。これが、ほんとうの仏教だという

   つた。今まて思いです。そしてまた、実際に奇跡的霊験があいついで現れています。

具体的に、信者の修行のしかたはどう変わりましたか。つた。今までとまるっきり比較にならない

。結論から~うと、今我での、瞑想と拝むことが主体であった行から、非常に

実践的な信仰になったと思います。私のところの和讃をお読みになればわかる

とおり、″悩める人の杖となれ”とあります。これが実践行ですね。自分が救わ

れようと思ったら、まず他人を救え、と。おシャカさまのこの教えを梵行と言

うんです、が、阿含経の道場では、もともとこの梵行と所作、つまり修行の二本

立てなわけです。人を救うことと、仏を礼拝供養することですね。

 今までの千座行では、勤行に一目四十~五十分かかりましたから、これだけ

で精一杯というAが多かったんです。ところがこれからは、拝んでいた時間を

梵行に当て、人を助けることができるわけです。そこが実践的であり、また、

それこそがおシャカさまの阿合の道場のあり方だったということです。

   梵行というのは布教伝道のことだと思うんですが、具体的にはどのようにされ

   ていくのでしょうか。

桐山  人の悩みを聞いてあげて、アドバイスをするということも含みますが、そう

   いう人生相談のできる人をこれからどんどん増やそうと思っています。それに

   は指導的な霊能者を最終的に百人作ればいい。百人いれば世界を動かせると思

   うんです。

 

 
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『ホロン革命』

2021-10-06 11:02:18 | 
 

桐山靖雄 対談

「では、いよいよ本論に入りましょう。ケストラーはこう言っています」 とK氏は『ホロン革命』のページをひらいた。

『……ホモーサピエンスは進化論に適合しない病に冒された異常な生物種で、……人類の過去の記録をみても、また現代の脳科学からいっても、ホモーサピエンスが最後の爆発段階に達したある時点で何かに狂いが生じたことは、そしてもともと人間の体には(もっと具体的に言えば、神経回路には)致命的な工学上の欠陥が誤って組み込まれ、それがために人類の妄想傾向が歴史を通して脈々と流れていることは、否定すべくもない。これは恐ろしくも当然の仮定であり、人間の条件を真摯に追求しようとすれば、これから目をそらすことはできない』

「ゆえに、『種』として絶滅するのだ、といっております。

 桐山先生は、これにたいしてどうお考えですか?

 人間はケストラーのいうように、脳に致命的な設計ミスを持った異常な生物種であるとお考えになりますか?」

「いや、わたくしはそう思いません。設計はほとんど完全に近かったと思います」

「すると、設計は完全に近かったが、設計通りに進行しなかったということですか?」

「そうです。ですから、ケストラー自身もいっているように、もう一つのほうの推理、『ホモーサピエンスが最後の爆発的段階に達したある時点で何かに狂いが生じたことは』といっているのが正しいのです。設計ミスではなかった。設計はほとんど完全だったが、進化の途中で方向が狂ってしまったのです。わたくしは、すでに、それを『密教・超能力の秘密』で指摘しています」

 「具体的にお示しください」

 「人間は脳に霊性の部位を持っているのです。これはそのように設計されているのです。だから、この部位がその設計の通りに活動していたら、人類は、ケストラーのいうように『狂気』の川状をあらわさなかったでしょう。したがって、いまのような破滅に直面するようなことにはならなかったのです。この部位が進化の途中で閉鎖されてしまった。そのために、人類は、超 愚人 にたってしまったのです」

「ふうむ、これはおどろくべき発想ですね」

「発想じゃないのです。事実なのですL

「その霊性の部位とはどこですか?」

「大脳の最も中心である間脳の、視床下部です。このいちばん奥に、その部位があります。ただ

し、これがはたらくためには、そのすぐそばにある松果腺という内分泌腺の特殊なはたらきが必要です」

 「それは大脳生理学者の説ですか?」

 「いいえ、そうじゃありません。わたくしの修行体験による発見です。インドのクンダリニー・ヨーガ、チベット密教の修行などを参考に、わたくしが把握したものです。脳生理学はまだそこまで到達しておりません。ただし、アメリカのホルモン分泌学の権威J・D・ラドクリフという学者は、その著書『人体の驚異』(小学館)の中で、おもしろいことを言っております。

  『その機能がようやくわかりかけてきた松果腺は、脳の下側にくっついている小さな毬果形の腺で、人間が原始時代の祖先から受けついできた第三の目の残跡と推定されている』というのです。

 第三の目というのをご存じですか?」

 「ずうっと以前に、そういう題名の本を読んだことがあります。なんとかいう英国人が、チペ。第一章『ホロン革命』と『密教・超能力の秘密』の対論--一一一一一一-

トでラマ僧について密教の修行をし、眉間のあいだに、四次元世界や霊界を見ることのできる第三の目を持つたという内容で、ベストセラーになりましたね。もうほとんど内容を記憶しておりませんが、読んだおぼえがあります。

「そうですが、わたくしは、『密教・超能力の秘密』で、このラトクリフの文章を引用して、こうのべております、『第三の目とホルモン』という章で、

『おそらく、ひとは、「第三の目」などというと、いかにも空想的な、馬鹿々々しいことのように思うかも知れない。しかし、ヒトは、たしかに第三の目を持っていたのである。い や、げんに持っているのだ。人間のからだのなかで最も重要なはたらきをする内分泌腺をく わしくしらべてゆくと、それがはっきりしてくるのである。

ヒトはまさしく第三の目を持ち、しかもそれは、J・D・ラトクリフのいうように”残跡”ではなく、いまでも、活用すれば、実際に。見る”ことすら可能なのである。最近の科学の実験がそれを証明している。その最近の実験を紹介する前に、ひとつ、この不思議なはたらきをする内分泌腺というものを、もう少しくわしく調べてみようではないか』

 と、こうのべております」

「その第三の目が、つまり、先生のおっしゃる霊性の部位というわけですか?」

「いや、ちょっとちがいます。密接な関係はあるが、ちょっとちがいます。第三の目は、ラトクリフのいうように、松果腺です。わたくしのいう霊性の場は、それよりすこし深部の視床下部です」

「 ?」

「それは、ひと口でいうと、第三の目というのは、霊的次元のさまざまな現象を知覚し、見聞する能力を持つ目、といったらよいでしょう。視床下部のほうはそれを動かす『場』です。それはつまり、いまわれわれが持つ普通の目と脳との関係にあると思ったしょう」

 「なるほど」

「視床下部がなぜ霊性の『場』であるかについて、わたくしは、『密教・超能力の秘密』で、生理学と、ホルモン分泌学と、酵素薬理学の三つの面から解明しています。この視床下部が第三の目と連繋して活動するとき、人間は霊性を顕現するのです。その究極において、『密教・超能力の秘密』でいっているように、カミ、ホトケにまで到達するのです。人間は、知性・理性の場である新皮質と、本能の座である辺縁系の中間にある『間脳』に、霊性の場を持っていたのです。これにより、人間はバランスがとれるのです。ところが、この間脳にある霊性の場を、人間は失ってしまった」

 「ふうむ」

 「しかし、それを知っているひとたちがいた。その代表が、シャカです。シャカは、『成仏法』という名で、この霊性の場を再開発するシステムを完成した。古代密教が、それを受けついだL第一章『ホロン革命』と,『密教・超能力の秘密』の対論---7

「古代密教、とおっしやるのはどういうわけですか?」

「後世の密教は、大乗仏教の影響をうけて、シャカがつたえたシステムを様式化してしまったのです。まったくちがったものにしてしまった」

「なるほど」

「しかし、仏像とか、仏画とかは、古代密教の表象をそのままつたえています。密教の仏像の多くが、第三の目を持っているのはこのためです」

 「あの、眉間のところにある目ですね?」

 「そうです。その密教の代表ともいうべき仏像が、摩醗首羅です。これは、梵語の

(マヘーシュバラ)を音写したもので、これを『大自在天』と漢訳し、宇宙の大主宰神とされております。眉間に第三の目があって、合計、三つの目を持っています。われわれは、目が二つです。その二つの目の一つは、辺緑系の脳に通ずる目であり、もう一つは新皮質の脳に通ずる目で、この二つが一対になって、現象世界(物質世界)を見るのです。このほかに、じつはもう一つの目があった。それは間脳の視床下部の脳に通ずる霊性の目で、霊的世界を見る目です。これが、第三のとよばれるものなのです」

 「で、その第三の目が、『残跡』となると同時に、先生のおっしゃる霊性の『場』もはたらかなくなってしまったということですか?」

「そうですね、しかし、それは、霊性の『場』が閉ざされてはたらかなくなってしまったから、第三の目もはたらかなくなって、たんなる『残痕』になってしまったのだともいえるでしょう。要するに、密接な相関関係にあるものですからIL

 「ふうむ」

 とK氏はしばらく考えこんでいたが、

 「しかし」

 と小首をかしげた。

 「なぜ、人間は、その霊性の『場』を失ってしまったのですか? 退化、とは考えられませんね

え。人間の精神活動は原始時代から非常なスピードで進化し、進歩しているわけですから、退化などとは考えられない」

 「その理由ですか?」とわたくしは言った。

「第三の目」はなぜ消えてしまったか?

 「第三の目が閉じられてしまったのには、もちろん、大きな理由があります。わたくしのいう霊性の『場』は、間脳の視床下部にありますが、それは、要するに、物質的な欲望や本能を制御し、時には否淀して、より崇高なるものにあこがれる精神領域です。そういうと、それは新皮質系の領域じゃないかといわれるかも知れません。そうじゃないのです。

 新皮質系の知性は、神を考え(分析し演釈する)、仏を理解しようとするものですが、霊性は、神と一体になり、仏と同化しようとする趨性です。明らかに新皮質系のものとはちがうのです。

 新皮質が生か知性は、時実博士の表現によれば『より良く生きる』ことと、『より高く生きる』(六四ページ挿図参照)ことを目ざします。そのための創造行動をいとなみます。その結果、どういうものが生み出されたかといいますと、精神的には、哲学(および倫理・道徳)、物質的には科学(と技術)です。ことばを変えていうと、『より良く生きる』が科学と技術を生み出し、『より高く生きる』が哲学・倫理を生み出した。ところが、哲学・倫理はいままったく行きづまって、

人類がいまかかえる問題に、大声で1 告は発するけれども、なんの答も出すことができない。

一方、新皮質の『より良く生きる』という目標は、『より便利に』『より速く』の追求なりでしまった。ごらんなさい。現代社会は、新皮質文明であり、新皮質の産物ですが、現代社会の目標は、『より便利に』『より速く』がモ。トーでしょう。地球上のすべての企業が、それを目ざして狂父のごとく活動しています。それが結局は自分の首をしめることを新皮質は知りながら、止めることができない。なぜならば、それをおしとどめる間脳のはたらき、霊性の『場』を、はるか以前に、新皮質自身が押さえこんでしまっていたのです」「そんなことがあり得るのですか?」

「こういう現象は、大脳においてつねにおこなわれるものです。たとえば、動物が高等になるにつれて新皮質が発達してくるために、旧皮質はしだいに大脳半球の底面へ押しやられ、古皮質は大脳半球内部へ押しこまれるようになります。これは大脳生理学の定説で、これとおなじ現象が、人間の大脳においておこなわれたのです。

 新皮質は、それが人類の進歩と進化であり、平和と繁栄につながるのだという大義名分のもとに、間脳を押さえこんでしまったのです。そういう理くつを考え出すのは、新皮質の得意ちゅうの得意ですから

 霊性とは物質的な欲望や本能を制御し、時には否定さえして、より崇高なるものにあこがれる精神領域だと、さきにわたくしは中しましたが、そういうものは、新皮質の生み出す物質文化にブレーキをかけるものです。考えようによっては、新皮質の敵といっていい。だから、新皮質は全力をあげて、霊性の場を押しつぶしにかかった。人間のすべての欲望(大脳辺緑系)がこれにくわわった。これが、人間の『業』というものでしょう。

 だから、知性と称するものは、霊性、霊的なものを、いまでも、迷信といって敵視するでし。う。知性の持ちぬしだと自称するひとたちが、『霊』ということばを聞くと、たちまち歯をむき

出して噛みついてくるのは、そのためです」

 「はゝはゝはゝ、なるほど、なるほど」

 とK氏は大声で笑ったが、

「それはつまり、新皮質脳が間脳を押しつぶしてしまったのは、人類の歴史で、いつごろのことでしょうか?」と聞いた。

知性(新皮質脳)と霊性面脳)が一時に花ひらいた時代わたくしは、逆にK氏に質問し。

「K先生は、さきほど、人間の精神活動は原始時代から非常なスピードをもって、進化し、進歩してきたとおっしゃいましたが、はたしてそうでしょうか?」

「といいますと?一

「わたくしは、ずうっと古いある時代から、すこしも進歩していないのじゃないかと思うのです。むしろ、退化しているのじゃないかと考えます」

「どういう意味ですか?」

「わたくしは、人類の精神文化は、いまから数千年前に、その進歩がおわってしまって、その後は、なんらあたらしいものを生み出すことなく、ただ先人のあとをなぞっているのにすぎないのではないかと思うのです。高い精神文化は、すべて紀元前に完成されてしまっている。ことに、霊性にもとづいた叡智の文化がそうです」

 「ふうむL

 「たとえば、人類の知的産物としての古典を考えてみるとき、ごくおおざっぱにいって、三つのグループに分けられるでしょう。中国の古典、ギリシャの古典、インドの古典です。いま、手もとに参考とするものがありませんから、ごくおおざっぱないいかたですが、中国においては、西紀前五世紀に孔子が生まれて儒教を説き、以後、ざっと、墨子、荘子、から、孟子、萄子、司馬遷にいたるまで、すべて紀元前のひとたちです。

 ギリシャでは、紀元前八世紀に、ホメロスが、『イリアス』『オデッセイア』を書き、前七世紀には、イソップが生まれ、前五世紀には数学のピタゴラス、哲学者のヘラクレイトス、悲劇作家のアイスキュロス、ソフォクレス、前四世紀ごろには、有名なソクラテス、プラトン、ついでアリストテレスが活動しています。このひとたちが、のちのヨーロッパ知的文化のもとをなしたことはご承知の通りです。いまの西洋文明の知的産物は、これらのひとたちの芸術や思想を抜きにしては考えられず、さらには、後世から現代まで、はたしてこれら世紀前のひとたちを凌駕するだけのあたらしい知性的産物を生み出しているといえるかどうか」

 「なるほど」

 「インドではもっと古く、紀元前一〇〇〇年、すなわち、前十世紀にすでに『リグヴェーダ』が成立しています。前八世紀にはバラモン教が活動しはじめています。前七世紀には『ウパニシャッド』が完成し、前五五六年にはシャカが生まれていますL

 「ふうむ」

 「西アジアでは、モーゼの出エジプトが紀元前十三世紀ですし、前八世紀には、預言者イザヤが活動し、前七世紀にはゾロアスター教が成立、同時に預言者エレミアが活躍している。そして、中央アジアでキリストが生まれ、紀元元年をむかえるわけです」

 K氏は無言のままうなずいた。

「じつに、百花捺乱ともいうべき華やかさではありませんか。人類の精神文明の頂点だったのです。これは、見かたによれば、知性‥‥新皮質と、霊性=間脳が一時に花ひらいた時代とみてよいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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2021-10-06 10:35:12 | デジタル
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今日の運命 2021年10月6日

2021-10-06 06:30:04 | 運命学
2021106日  丁亥日

七赤金星の日

人より協力の依頼を受けたりする日。金運、喜び事あるも調子に乗って酒色に乱れぬよう心すべき日。小利に迷わず自他喜びを共にする心掛けも大切


阿弥陀如来

一切の衆生を救うため四十八の誓いを立てた仏。浄土宗、真宗の本尊で、無限の慈悲と永遠の存在と徳を与えられる。この仏を信じ、その名を唱えれば死後ただちに極楽浄土に生まれると言われる。

御真言

オン、ア、ミリ、タ、テイ、ゼイ、カ、ラ、ウン
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