1.イチョウ葉エキスとは?
イチョウ葉はヨーロッパ諸国で昔から研究が続けられ、「体のめぐり」をサポートする力があるといわれています。特に、イチョウ葉に入っているテルペノイドは、めぐりをサポートする成分として注目されています。
イチョウ葉エキスとは、イチョウの緑葉にアセトンまたはエタノールを加え、フラボノイドやテルペノイドなどの成分を抽出したものです。日本では食品衛生法により、アセトンを利用できないため、エタノールと水で処理されています。
イチョウ葉エキスでどのような作用が期待できるのか
さまざまな成分を含有するイチョウ葉エキスは、どのような作用を持つのでしょうか。ここではイチョウ葉エキスのおもな作用を、過去の研究結果と併せて紹介します。
3-1.抗酸化作用
活性酸素は抗菌作用の一面もありますが、脂質を酸化させるほか、血小板凝集や炎症反応に関わり、生活習慣病や老化の原因と考えられています。
イチョウ葉エキスの成分のうち、おもにフラボノイド類では、活性酸素やフリーラジカル(対をなしていない電子を持つ分子や原子)の抑制作用が報告されています。
血小板凝集を抑える作用も期待できることから、イキイキとした日々を送りたい人たちをサポートしてくれます。
3-2.血液凝固抑制作用
「めぐり」をサポートするイチョウ葉エキスは、脳梗塞や動脈硬化が不安な人にうれしい成分です。テルペノイドの一種であるギンコライドBは、血液を固める血小板のはたらきを抑える力があると報告されています。
3-3.末梢循環障害の改善
イチョウ葉の「めぐり」を助ける力は、体の末梢の悩みにもぴったりです。
間欠性跛行(かんけつせいはこう)とは足の筋肉への血の流れが悪くなることで、しびれが現れたり、歩きづらくなったりする病気です。ドイツで行なわれた研究では、間欠性跛行で悩む人たちにイチョウ葉エキスを投与したところ、痛みを感じずに歩ける距離が伸び、症状も和らいだことが確認されています。
3-4.月経前症候群の改善
イチョウ葉エキスは、女性の悩みもサポートしてくれます。
これまでに行なわれた研究では、イチョウ葉エキスは月経前症候群(PMS)を和らげる可能性があると報告されました。
毎月つらい思いを感じている女性は、イチョウ葉エキスを試してみるのはいかがでしょうか。
3-5.脳や認知機能に対する作用
健康な成人がイチョウ葉エキスを摂った研究では、記憶力や認識処理速度などの認識能力を向上させることが示唆されています。
健康な若い男女78名がイチョウ葉エキスを摂取させ調べてみると、摂取後の記憶の質や二次記憶、反応速度のスコアが向上しました。
仕事のパフォーマンスが気になる人や、いつまでもイキイキとした生活を送りたい人は、イチョウ葉エキスを生活に取り入れるのもよいでしょう。
3-6.その他の作用
イチョウ葉エキスは上記以外にも、不安や糖尿病性網膜症、緑内障、統合失調症、めまいなど、さまざまな悩みの改善効果が期待されています。
イチョウ葉サプリメントの効果と効能
記憶力を回復させ呼吸困難を和らげるために、中国では何千年もの間、イチョウの果実や葉を利用してきました。イチョウ葉エキスの主成分は13種類のフラボノイドとギンコライドという物質です。フラボノイドは血管拡張作用、動脈硬化の改善、鎮痙作用、血糖値正常化、ガンの予防等多彩な働きがあります。
イチョウ葉エキスの主な作用
血行が悪いために起きてしまう様々症状にイチョウ葉は効果を発揮します。認知症、アルツハイマー病、高血圧症、耳鳴り、めまい、更年期障害、神経痛,頻尿,冷え性,アレルギー,花粉症の改善などに効果があります。
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