在宅勤務・テレワークは椅子にこだわるべき理由
冒頭でも書いた「快適に在宅勤務するためには椅子が重要な理由」をもう少し掘り下げます。
① 腰・肩・背中・首への負担を緩和してくれる
一番の理由は、体に合わない椅子・デスクで作業すると体に負担が出るから。
前かがみになったり、視線が下がると姿勢が悪くなり、腰・肩・背中・首どれか、もしくは全てが凝ってきます。
また、かかりつけの整体院の先生いわく、普通にタイピングするだけでも実は体に負担が出ているのだそうです。
逆に言えば、体に合った椅子を使うだけで体への負担は確実に軽減可能。
実際僕も椅子を変えて体の状態がだいぶ改善し、臨床試験でも以下のような結果が出ています。
- 首、肩、背中の筋肉の活動を軽減し、椎間板圧を低下させる
※出典:The effectiveness of a chair intervention in the workplace to reduce musculoskeletal symptoms. A systematic review - 高さ調節可能な椅子は背中と腰の痛みを軽減できる
※出典:A randomized controlled trial of chair interventions on back and hip pain among sewing machine operators: the los angeles garment study.
② 生産性が上がる
体への負担が軽減されれば、確実に仕事の生産性がUPします。
正しい姿勢を維持できるので、常に一定のパフォーマンスで作業できますし、長時間の作業も可能になります。
かといって、ずーっと座りっぱなしはやっぱりダメですが…
また、副次的な効果ですが、良い椅子を導入することで気分も上がります。
お気に入り・もしくはサイズの合った洋服を着ると気分がよくなるように、椅子も同じ。
生産性を上げれば、同じ時間でより多くの成果を上げることも、短時間で終わらすこともできますよ!
在宅勤務におすすめの椅子の選び方
在宅勤務向きの椅子は以下4つのポイントを踏まえて選ぶのがおすすめです。
- 現在の机の高さに合うか
- 背もたれとアームレストがあるか
- 適度なクッション性があるか
- デザインが机や部屋の雰囲気に合っているか
このうち特に重要なのは「現在の机の高さに合うか」なので、とりあえずこれだけでもお読みくださいね↓
① 現在の机の高さに合うか
快適に作業するためには、机と椅子の高さが合ってなきゃいけません。
そのため、現在あなたが使ってる机の高さに合った椅子を選びましょう。
昇降式でない限り、だいたいの机は高さが変えられないので、多くの場合は椅子の高さを合わせにいくのが効率的ですね。
ちなみに理想の椅子の高さは、「机の天板の高さ」と「座高」がわかれば算出できます。
以下から、ゲーミング家具で有名なBauhutteの公式サイトから引用して解説します。
※出典:机の高さと椅子の座面の高さの関連性(Bauhutte)
ステップ1:差尺を算出
まずは③の「差尺」を算出します。計算式は以下のとおりです。
差尺=(座高÷3)-(2~3cm)
※例:座高が90cmの人は、(90÷3)-(2~3cm)=27~28cmが座面高です。
ステップ2:座面高を算出
続いて、理想の椅子の高さ「座面高」を算出します。計算式は以下のとおりです。
座面高=(机の高さ)-(差尺)
※机の高さが70cmの場合は、70cm-27~28cm=42~43cmが理想の椅子の高さです。
② 背もたれとアームレストがあるか
2つ目のポイントは背もたれとアームレストの存在です。
これが実は重要な要素で、2012年に公開された臨床試験結果で以下のように記載があります。
Electromyographic (EMG) studies have reported that a chair which is height adjustable and has adjustable backrest and armrests can reduce the muscle activity of the neck, shoulder and back, and also decreases the inter-vertebral disc pressure
「背もたれと肘掛けが調整可能な椅子は、首、肩、背中の筋肉の活動を軽減し、椎間板圧を低下させることが報告されています」
※出典:The effectiveness of a chair intervention in the workplace to reduce musculoskeletal symptoms. A systematic review
説明するまでもありませんが、背もたれは背中を、アームレストは腕や肘を支えるのに役立ちます。
適切な姿勢の維持にこの2つの要素は欠かせないようですね。
③ 適度なクッション性があるか
椅子に腰や背中、お尻を預ける以上はクッション性も大事になります。
体の部位ごとにきちんとクッションが配置されているかはもちろん、硬さも重要。
特に座面のクッション性は重要で、これが合ってないと痔になります。
1位:ハーマンミラー「アーロン」
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