「ダーク・プレイス」

2016年公開の映画の紹介です

監督は、ジル・パケ＝ブランネール。
ギリアン・フリン原作のミステリー映画です。
主演・出演は、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、クリスティーナ・ヘンドリックス、クロエ・グレース・モレッツ、タイ・シェリダン。

28年前。
幼いリビー・デイは、父と母、姉二人を惨殺され一人逃げ出し生き延びました。
手当てを受けた後りビーは警察官から、
「兄のベンがママやパパも殺したの？」
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現在。
りビーは遺族への給付金をもらい、20過ぎまで働かなくてもいい生活をしていました。
しかし後見人からはあと482ドルしかないと言われ、今では自叙伝も売れず困っていたのです。
その日届いた手紙の中に
「500ドル支給します。是非会合に参加を」
と書かれたものがあり、連絡して担当のライルと会います。
ライルは、過去に起きた事件について再度検証を行う『殺人クラブ』と話します。
700ドルに釣り上げ、りビーは会合に参加します。
すると、りビーが証言した兄のベンは犯人ではないと考えている数人がいて質問攻めにあいます。
「真相を知らないくせに」とりビーは吐き捨て、その場を去ります。
当時の資料を読むよう言われたりビーは、読みながら関係者に連絡を取り始めます。
すると、幼かった自分にはわからなかった事実が、次々と浮上してくるのです・・

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女性作家・ギリアン・フリンの原作は題名が「冥闇(めいあん)」です。
イアン・フレミング・スチール・ダガー賞にノミネートされています。
他に処女作の「KIZU―傷―」はHBO(アメリカ合衆国のケーブルテレビ)でドラマ化、
「ゴーン・ガール」は2014年、映画化で公開されています。

ライル役はニコラス・ホルト。
｢アバウト・ア・ボーイ｣(2002)がデビュー作のようです。
｢X-MEN｣シリーズの ビースト役、昨年公開の「トールキン 旅のはじまり」の主演があります。

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「ディア・ドクター」

2009年公開の日本映画の紹介です

監督は西川美和。
監督自身の小説『きのうの神さま』が原作の、サスペンス調のヒューマンドラマ映画です。
主演・出演は、笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、井川遥、香川照之、八千草薫。

自転車の男性が畑の脇で白衣を拾い、着て走っていると村の人々が集まって来て、どこで拾ったか聞きます。
白衣の持ち主、伊野は診療中に突然失踪し、皆で探しているところだったのです。
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それより随分前、研修医の若い相馬は赤いスポーツカーで神和田村と言う小さな村にやって来ました。
狭い道幅を回り切れず事故ってしまい、相馬が気が付くと自分が勤めるはずの診療所でした。
相馬が大丈夫とわかると、伊野は相馬を連れてあちこちの民家を訪ねます。
高齢者が多く、伊野は皆から尊敬と頼りにされていたのです。
独り暮らしの高齢のかづ子を訪ねた伊野は、わざと自分のペンを置き忘れ、診療所が終わった後かづ子を訪ねてきます。
かづ子は伊野に、離れて暮らしている3人の子供たちに迷惑をかけたくないから病気を知らせないよう頼みます。
伊野は承諾し、後日かづ子が診療所に来て検査をし、検査結果が出るとかづ子にも嘘の病名を知らせるのです。
ある日事故に遭った患者が診療所に運ばれ、急を要する処置が必要にもかかわらず、伊野はかたまったままでした。
伊野を支えている看護士の斎門は、処置をそっと教えるのです・・・

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伊野役は笑福亭鶴瓶。
上方落語の名跡(代々襲名する名前)。
映画出演が、なんと30本以上。
近年では、｢後妻業｣(2016)、｢北の桜守｣(2018)などの出演があります。

この映画の撮影ロケ地での完成披露試写会の際に、監督言うには、
「否応なく人に好かれる人を求めていたので、（鶴瓶を）主演にキャスティングしたけど、ここまで地元で愛されるとは思わなかった」

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