ふくの映画ブログ

映画の紹介です

Re:「グリーンブック」

2020年07月02日 | 再アップ
2019年公開の映画の紹介です

監督はピーター・ファレリー。
黒人差別がまだ厳しい頃のアメリカの伝記映画です。
主演・出演は、ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ。


1962年、ニューヨーク。
高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、店の改装のため数ヵ月仕事が無くなってしまいます

妻・ドローレスと子供2人を養う為仕事を探していると、友人が“ドクター”が運転手を探していると
話し場所をトニーに教えます。
トニーがスーツを着てその場所を訪ねると、カーネギーホールの上に住む黒人の有名ピアニスト・シャ
ーリーでした。
2ヶ月間のツアーの為の運転手で、雑用も込みの為トニーは早々に断ります。
ところが、トニーの用心棒としての腕を買っているシャーリーはトニーの自宅に電話をかけ、ドローレ
スに2ヶ月間旦那を留守にする断りをしたのです。
間もなく、クリスマスまで戻ると家族に約束をして、トニーは後部座席にシャーリーを乗せ出発します

シャーリーは地図と共に『グリーンブック』と書かれた本をトニーに渡します。
『グリーンブック』は、黒人専用の宿泊施設が載せられている本です。
コンサートでのシャーリーのピアノは素晴らしく、皆拍手喝さいします。
ケンタッキー州に入ると、
「ケンタッキー州のケンタッキーだ!!」
とトニーは喜んでたくさん買い込み、シャーリーに渡します。
食べたことがないシャーリーは手で持って、恐る恐る食べ始めます。
南部に入ると黒人施設は粗末なものになり、トニーはシャーリーとは別の宿に泊まります。
すると、シャーリーと一緒に演奏している白人のチェロ弾きがトニーのドアをけたたましく叩き、シャ
ーリーがバーで袋叩きにあっているというのです・・

*******************************************************
この映画は、シャーリーとヴァレロンガ(トニーの本名)のインタビューや、
作中にも登場するヴァレロンガの妻宛ての手紙に基づいて、作られたようです。
脚本は、トニー・リップの実の息子・ニック・ヴァレロンガも担当しています。

この映画はアカデミー賞で「作品賞」「脚本賞」「助演男優賞/マハーシャラ・アリ」を受賞、
「主演男優賞/ヴィゴ・モーテンセン」「編集賞」にノミネートがあります。

シャーリー役はマハーシャラ・アリ。
「ムーンライト」(2017)でもアカデミー助演男優賞を受賞しています。
ピアノ演奏は、スコア作曲家のクリス・ボウワーズが指導しているようです。

トニー役はヴィゴ・モーテンセン。
大食漢の役作りのため、20キロ、増やしているんですね。
撮影中に
「昨日より痩せている」
と衣装部から指摘され、増やすためひたすら食事を摂り続けたんだとか・・・





お立ち寄りありがとうございます
ブロ友さんからのリクエストで、再アップさせて頂きました。
いろいろなご時世のせいか、この映画はたびたび多くの方に閲覧頂いています。
いい映画ですので、私個人のお薦めにも載せております。
コメント (4)
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「奴らを高く吊るせ!」

2020年07月02日 | 西部劇映画
1968年公開の映画の紹介です

監督はテッド・ポスト。
復讐活劇の、西部劇映画です。
主演・出演は、クリント・イーストウッド、インガー・スティーヴンス、パット・ヒングル、ブルース・ダーン、デニス・ホッパー。


西部開拓時代のアメリカ、オクラホマ準州。
カウボーイのジェド・クーバーが牛の群れを移動させていると、突然数人の男達に囲まれてしまいます。
男たちは、牛の烙印から持ち主はジョハンソンのはずではないのかと言います。
クーパーはジョハンソンから買ったと話し、受け渡し書を見せ人相まで話します。
ところが、書類はニセモノで人相も違うと決めつけ、クーパーは縛り首にされてしまうのです。
男たちが去った後、保安官が駆け付けクーパーを木から降ろすと足枷をして囚人たちの乗っている馬車に詰め込みます。
フォート・グラントに着くと、クーパーは囚人たちが大勢いる牢屋に入れられます。
翌日判事から呼ばれたクーパーは、牛泥棒の一人が捕まり自由の身と言われるのです。
更に判事はクーパーにまた保安官の任務に就かないかと打診し、残りの犯人たちを探すつもりのクーパーは引き受けます。
間もなくクーパーの蔵を盗んだ一人を見つけ、クーパーは撃ち殺してしまうのです。
町には立派な絞首台があり、縛り首にしたい判事は生きて捕まえるようクーパーに念を押します。
間もなく一人が自首してきて、残りの男たちの所在がわかり、クーパーはレッドクリフへ向かうのです。

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クーバー役はこのころ30代中盤のクリント・イーストウッド。
まだ、ばりばり193センチの長身のクリントでした(現在88歳)。
「荒野の用心棒」(1965)からは4本目の西部劇映画です。
監督業ではたくさんの受賞がありますが、俳優として大作や賞レースに関わる作品には出演しなかったようです。

第45回ゴールデングローブ賞で、セシル・B・デミル賞を受賞しています。

≪ ゴールデングローブ賞/セシル・B・デミル賞 ≫

長年にわたってエンターテインメントの世界への傑出した貢献をした人物に贈られる、生涯功労賞なんですね。

近年の受賞者は、
2010: マーティン・スコセッシ
2011: ロバート・デ・ニーロ
2012: モーガン・フリーマン
2013: ジョディ・フォスター
2014: ウディ・アレン
2015: ジョージ・クルーニー
2016: デンゼル・ワシントン
2017: メリル・ストリープ
2018: オプラ・ウィンフリー
2019: ジェフ・ブリッジズ





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