ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

2020年07月18日 | ヨーロッパ映画など(英語圏以外)
今年1月公開の映画の紹介です

監督はレジス・ロワンサル。
フランス・ベルギーの、実話が元になっているミステリー映画です。
主演・出演は、ランベール・ウィルソン、オルガ・キュリレンコ、 アレックス・ロウザー。


ドイツ、フランクフルト。ブックフェア。
「アングストローム出版社が、『デダリュス』三部作の完結編の出版権を獲得しました!!」
世界中で読まれている大ベストセラーの出版権獲得に、社長・エリックが自ら喜びを語ります。
「年内に翻訳を同時に行い、来年3月には世界各国の書店に並びます。」
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フランス、ヴィレット。
各国から選ばれた9人の翻訳家達が豪邸に集まり、女性の案内で皆は奥に通されます。
『デダリュス』のファンである富豪が世界の終末に備えたという頑丈な場所に、9人は通されます。
「インターネットは使用禁止、たくさんの書物や資料がそろった同じ部屋で作業を行ってもらいます。」
翌日、まるで隔離されたような状況で、各自並んだ机に座ります。
すると、開始された翻訳作業では少ない原文が渡され、毎日20ページで必ず回収するとエリックは話します。
ところが数日後、エリックにあるメールが届きます。
「『デダリュス』完結編の冒頭10ページをネットで流出した。
500万ユーロで損失は止められる・・」
エリックは誰かの仕業と怒り、9人全員の部屋を徹底的に調べ始めます。
すると手書きの文書が見つかり、デンマークの女性が詰問され、自筆の小説とわかりますが文書は燃やされてしまいます。
更に脅迫メールがエリックに届き、遂に死者が出てしまうのです・・・

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この映画は、ダン・ブラウン原作の『インフェルノ』出版の際、海賊行為と違法流出を恐れた出版元が行った状況が元にされたようです。

9カ国は、
ロシア語・英語・スペイン語・デンマーク語・イタリア語・ドイツ語・中国語・ポルトガル語・ギリシア語。

『デダリュス』に登場するヒロインに似ていると話題になる、ロシア語担当のカテリーナ役はオルガ・キュリレンコ。
ウクライナ出身の女優さんなんですね。
ウクライナ語、ロシア語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語が話せるとか、すごいです。
「007 慰めの報酬」(2009)のボンドガールです。
「オブリビオン」(2013)、「その女諜報員 アレックス」(2016)などの出演、主演があります。





お立ち寄りありがとうございます
ダン・ブラウンはお気に入りの作家ですが、このエピソードは知りませんでした (( ;゚Д゚))
コメント (2)
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