ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「完全なるチェックメイト」

2020年07月07日 | 実話をもとにした映画
2014年公開の映画の紹介です

監督はエドワード・ズウィック。
アメリカ人の天才チェスプレイヤー、故・ボビー・フィッシャーの伝記映画です。
主演は製作にも参加しているトビー・マグワイア。
他出演は、リーヴ・シュレイバー、マイケル・スタールバーグ、ピーター・サースガード。


母に連れられチェスクラブにやってきた幼いボビーは、この日からクラブに通いつめ実力を発揮していきます。
ところが極度に物音を気にするボビーは、家でも母に静かにするよう強く注意するのです。
やがて14歳で国内王者になったボビーは目標を聞かれ、言います。
「ソ連の世界チャンピオン・ボリス・スポスキーに勝つ事」
1962年、ブルガリア。
“チェスオリンピアード”に参加しているボビーは、ソ連チームが皆ドローにしていることに気付き、突然会場を退出します。
「ソ連はわざとドローにしている。
ポイントをかせいで僕に勝たせないためだ。
連盟は止めようともしない、僕は棄権する。
不公平で、不当で、不道徳だから僕はチェスを辞める!!」
一方アメリカでは、ソ連に挑む一人のアメリカ人という構図に、フィッシャーは英雄となっていきます。
その後も精神的に追い詰められるボビーですが、やがてスポスキーにチャレンジする日が来るのです。
ところが、やはり小さな物音にも敏感になり始めるのです・・・

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フィッシャーを怪演するのは、トビー・マグワイア。
「自分が惹かれるのは、普通でない人の人生。
そうした人々を演じる事で、理解を深める事が出来るから。」
と語るトビーは、実際にフィッシャー&スパスキーの対決を見ていた、チェス連盟会長のリチャード・ベリュベからアドバイスを受けていたようです。

≪ チェスと将棋の豆知識 ≫

チェスは「西洋将棋」とも呼ばれ、駒の動きも将棋に近く、王(キング)を取れば勝ちとなる点は同じです。
将棋とチェスの最も大きな違いは、将棋は取った駒を再び使うことができますが、チェスは出来ません。
なので、チェスは消耗戦となり、終盤にポーン(将棋では歩)とキングだけになるという展開も珍しくないんですね。
2014年にチェス対局で元世界チャンピオン:ガルリ・カスパロフに挑んだ将棋の羽生善治名人は敗れましたが、似てるけどルールが違えば別物の競技という事のようです。





皆さま、いつもお立ち寄りありがとうございます
「ボビー・フィッシャーを探して」という映画もあるんですが、
この映画を見て、なるほど~と思いました
コメント (4)
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