Re:「最強のふたり」

2012年公開の映画の紹介です

監督はエリック・トレダノ。
体が不自由な富豪と貧困層の若者との、実話をもとにしたフランスのドラマ映画です。

事故で首から下が全く動かない大富豪のフィリップは、自分の介護者の面接を行っていました。
失業保険が目的のドリスは、他の面接者と違い軽いノリでフィリップに接します。
ところがフィリップは、身体障害者として気遣わないドリスを気に入り採用します。
介護は思ったより数段大変にもかかわらず、ドリスの接し方は、フィリップが大変満足するものでした。
フィリップの誕生会の日、恒例のクラシックが演奏されます。
その後でドリスはアース・ウインド&ファイアー の曲をかけてダンスを披露し、皆はノリノリに楽しみます。
ある日、困っているドリスの弟が訪ねてきて、豪華な屋敷に目をまん丸くします。
フィリップはドリスの家庭を想い、ドリスに辞めるよう持ち掛け、ドリスは受けました。
そして、新しい介護者を雇ったフィリップですが、身障者扱いが気に入らず、頑なに介護をさせまいと意固地になっていくのです・・・

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この映画は、フランスでの歴代観客動員数で3位となる大ヒット作のようです。

ドリス役はオマール・シー。
この映画でセザール賞主演男優賞を受賞しています。
｢X-MEN: フューチャー&パスト｣(2014)、｢ジュラシック・ワールド｣(2015)、｢インフェルノ｣(2016)など、話題作に多数出演しています。

実在のフィリップとドリスの写真も掲載されています。
フィリップ本人は、作中の猛スピードの車やパラグライダーのエピソードは本当だったと語ります。
ドリスの履歴書は目を通していなかったんだとか。

ハリウッドリメイク版が昨年12月公開されています。
タイトルは「THE UPSIDE 最強のふたり」
監督：ニール・バーガー
主演・出演：ブライアン・クランストン、ケビン・ハート、ニコール・キッドマン。

お立ち寄りありがとうございます
昨日に引き続き、ブロ友さんからのリクエストで、再アップさせて頂きました。
ブログ開設頃の記事なので、かな～り手直ししています。

「her/世界でひとつの彼女」

2014年公開の映画の紹介です

監督・脚本はスパイク・ジョーンズ。
SFの、異色の恋愛映画です。
主演・出演は、ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、スカーレット・ヨハンソン、クリス・プラット。

近未来のロサンゼルス。
セオドアは、相手に代わって気持ちを込めた手紙を書く、代筆ライターの仕事をしています。
セオドアは妻と別居し、悲しみに暮れる日々を過ごしていました。
ある日、世界初の『人工知能型OS』の広告に興味を惹かれたセオドアは、購入して早速起動します。
するとパソコンから聞こえてきたのは、とても魅力的な女性の声で、”サマンサ”と名乗り、自己紹介してきたのです。
サマンサはセオドアの日常生活や仕事をサポートし、次第に生活に欠かせない存在となります。
更に”サマンサ”の発言にはユーモアがあり、セオドアは会話を楽しむ事まで出来たのです。
ある日、離婚した事を告げに来た親友のエイミーも、『人工知能型OS』にハマっていると話します。
エイミーの言葉に励まされたセオドアは、自分のことを理解してくれるサマンサに惹かれている事に気付くのです。。
しかしある日、サマンサがいきなりオフラインになり、セオドアはパニックを起こしてしまいます・・

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セオドア役は、悪役を経て最近は主演・出演が目白押しのホアキン・フェニックス。
この映画ではアカデミー助演男優賞にノミネートされています。
他に「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2006)と「ザ・マスター」(2013)でアカデミー主演男優賞にノミネート、
｢ジョーカー｣(2019)の主演男優賞受賞は記憶に新しいところです。

撮影中はサマンサ・モートンがサマンサの声を演じていたようですが、実際に放映(放送？)されたのはスカーレット・ヨハンソンの声です。
この声の演技は絶賛されていて、アカデミー賞へのノミネートが期待されていたとか。
実現はしませんでしたが、「第19回放送映画批評家協会賞助演女優賞」のノミネートがあるようです。

お立ち寄りありがとうございます

とっても身近なSF恋愛と感じましたん