食ったら即、脂肪。

大食い。太りやすい。
日々のこと。

本の背中を見て育つ。

2005-12-26 12:24:25 | 日記
目隠しはもうやめよう。

母は僕が寝ている間に枕型頭重計を使って頭の密度を調べる。

重さと体積をなんたらして一喜一憂している教育ママだ。

自分のこぶしを頭にたとえて、その手の中に入るだろうとする食材が全てだといわんばかりに料理を作る。

最初は愛情のこもったおにぎり。

北海道の牛のおちちを直接しぼった牛乳。

手の中でひなをかえしたときは感動したよ。

でもさかあさんの手の中のもので僕の頭の中をいっぱいにするのはもううんざりだよ。

瞬間実況生中継は簡単に聞き流せないよ。

愚痴みたいな副音声も聞きたくないし、

トイレはドア閉めてやってよ。

言葉に酔うのもやめて、朝まで生テレビじゃないよそれ、TVタックルだよ。

俺がどんだけ目つぶってると思ってんだよ。

信用できない?恥ずかしいから?心から裸になったことがないから、そんなこというんだよ。

本にかかっているカバーを全部はずして、横になって寝ているものを起こして文庫本は文庫本、雑誌は雑誌と並べ緊張感を持たせる。

買った本棚に詰め込み、物が散乱していたところにもきっちり本を並べる。

目の前においしい料理があるのにオーダーしていたことに気づく。

この本みんな俺待ちかー、ごめんね。