ゆとり教育を受けた世代をさす。ゆとり世代とは2002年度、高等学校は2003年度入学生、学習指導要領による教育を受けた世代、またはそのうちの一定の共通した特性を持つ世代のことである、と、ウイキペディアが解説する。そのゆとり教育とは、2000年代から2010年代初期まで実施されていたゆとりある学校をめざした教育のことである。 >まず1970年代に日本教職員組合 (日教組) が「ゆとりある学校」を提起をし、国営企業の民営化を推し進めた第2次中曽根内閣の主導のもとにできた臨時教育審議会(臨教審)で、「公教育の民営化」という意味合いの中で導入することでゆとり教育への流れを確立した。
さらに、校内暴力、いじめ、登校拒否、落ちこぼれなど、学校教育や青少年にかかわる数々の社会問題を背景に、1996年(平成8年)7月19日の第15期中央教育審議会の第1次答申が発表された。答申は子どもたちの生活の現状として、ゆとりの無さ、社会性の不足と倫理観の問題、自立の遅れ、健康・体力の問題と同時に、国際性や社会参加・社会貢献の意識が高い積極面を指摘する。その上で答申はこれからの社会に求められる教育の在り方の基本的な方向として、全人的な「生きる力」の育成が必要であると結論付け、「ゆとり」を重視した学習指導要領を導入し開始した。 . . . 本文を読む